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井出崎・イン・ザ・スープ
2022年1月9日 21:04
生まれ育った街で旧友と酒を飲もうということになった。彼からは何度かありがたいことにお誘いをいただいていたが、その頃は何故か気分が乗らず様々なお誘いを不義理しているところだった。何度目かのお誘いを頂き、ふと手段としてのお酒で心身を浪費するのではなく、美味いお酒を飲むこと自体に目的をおいて、彼と飲みたいと思った。つまりいつもの気まぐれである。なるべく静かで、穏やかで、ロックグラスの氷が溶けだす様子