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イケてるズームを使いたいッ
音楽をよく聴くので、MVも意識的によく見るようにしています。
曲調、尺、BPMの制限のなかで
どんな映像をあわせるかを考えるのって面白いですよね。
MVはシンプルで変わった仕掛けが多いので、面白い映像にしたいときなどの参考になります。
今回は私が好きなMVを紹介します。
Everytime/boy pablo
ノルウェー出身のアーティスト。
この楽曲が発表された2018年に世界的に話題になりました。そのとき私は全く知りませんでしたが、最近YouTubeで見てハマったアーティストです。
MVは海岸でメンバーが演奏している姿が中心。
遠くのカメラが演奏する人たちを捉えたり、捉えなかったりします。
みんなやたら眩しそうな顔なのと、ラストカットが最高です。
ここで多用されているのが”スピード感のあるカメラズーム”。
このカメラによるズームを使うのは結構むずかしいと思っています。
例えばドキュメンタリーやドラマで突然カメラがズームすると撮影側の存在が露呈するので、興醒めしかねないリスクがあります。
(ニュースや報道番組であれば潜入感が出て逆にワクワクするけれど)
そのため多くはあらかじめ決まった画角で撮るか、アップにしたいときはカメラマンが対象に近づいて撮影します。
でもこのMVはめっちゃいいですよね。
だるっとしてるけど何か楽しいあの時間が詰め込まれてるなーと思います。
このボーイさんのMVをみて、丁寧じゃないズームには、撮影するカメラマンの存在を感じさせメタ的な雰囲気を作る効果があるんじゃなかろうか?と思い至った次第です。
ちなみにCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINのショート動画にも似た印象があります。幼馴染3人と一緒に遊んでるような距離の近さがSNS時代にあってるのかも。
もう一つは単純にやってみたいと思ったMVです。
Toyou,/UCARY &THE VALENINE
PERIMETRONの映像作家・OSRINさんがディレクションされています。
1台のカメラがズームイン&アウトを繰り返しながらベッドルームの少女を撮り続けるMV。
世界観が可愛くて大好きな作品です。
見える範囲が広くなったり狭くなったりすることで注目する部分が変化し物語が生まれています。ひとつの動きで色んなニュアンスを出せるのが面白いです。
シンプルに世界を作れるのって一番かっこいい。。
仕事でMVを撮ることはなさそうですが、近いうち個人的に制作してみたいです。
おすすめの映像作品があったらコメントで教えていただけると嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました🫶
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