新書『自分革命の起こし方』の1章を無料公開
初めまして、イルティです。
僕の新書「自分革命の起こし方」が
おかげさまで、
Amazonの恋愛・結婚カテゴリーで
ベストセラー1位を獲得しました!
これも皆さんのおかげです。
ありがとうございます!
今回、出版させていただいた「大和書房」さんの
担当者や営業の方も好評な出だしにお褒めをいただき
たくさんの方にもっと読んでもらいたい!!
そんな想いがさらに溢れてきました。
ということで今回、
このnoteでは「自分革命の起こし方」の
第1章を無料公開しようと思います。
※全6章まであります。
・どんな内容なのかちょっと立ち読みしたい
・自分に合ってる本か確かめたい
そのようなご意見もあったので
「大和書房」のご厚意で無料公開させていただきます。
※担当者さんにマジ感謝!!🦊
以下が第1章になります。
※このサイトの仕様上、横読みになります。
原文ママですが、本書は縦読みなので縦読み派の方はごめんなさい🙇♂️
↓ ↓ ↓ ↓
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1章 なぜあなたは愛してる人とすれ違ってしまうのか
以前から、僕の活動は「頑張る女性と子どもの味方」と公言していますが、おかげさまで多くの女性から相談をいただいています。
これまで受けてきた相談件数は、直接相談にのったものでおよそ1万件を超えます。相談内容の多くは「男女関係」で、もちろん人それぞれ悩みは違うのですが、どの悩みも突き詰めると
◆男性の考えていることがわかりません!
◆彼はいったいどんな心理なんですか?
◆男の行動が理解不能です!
というもの。「男性の言動の不思議」「男性への違和感の正体」を聞かれることがほとんどです。
中学生や高校生の頃、同じクラスの男子に対して、
「もう男子ってなんでこうなの!?」と
憤ったことがありませんでしたか?
ただ、それを家に持ち帰ってまで
眠れないほど悩んだりしなかったと思います。
けれど、いざ恋愛になると、
男性のことが理解できずに昼夜問わず友だちに相談したり、
夜な夜なインターネットで恋愛テクニックを検索したり、
「どうにかして男性のことを理解し、攻略したい!」と考える女性が非常に多いのです。
僕のyoutubeチャンネルにも、恋愛系でネットサーフィンをしていたらたどり着いたという女性が多くいます。
多くの人を見ていて思うのですが、
「男性がわからない」という悩みは表面的なもので、
悩みの本質はこの2つでないかと考えられます。
1、(誰からも)愛されていないと感じる
2、(自分に)何かが足りてないと感じる
一つ目の「愛されてないと感じる」というのは、
親から、旦那から、彼氏から、
そして、現在進行形で狙っている男性から、
など相手はさまざま。
本当は愛されたいけど、
「もしかしたら、愛されていないのかもしれない」
という認識が悩みをつくってしまい、
「愛されるためにはどうすればいいのか」
という欲求を解消したいのに、
その本質には向き合えず、素直になれず、
相手を責めてしまったり、思ってもいないことを言ってしまったり......。
結果、相手との関係を壊してしまう――。
そんな負のループから抜け出せなくなってしまう人が多くいます。
二つ目の「何かが足りていないと感じる」というのは、
特定の人から
・評価されていないかもしれない
・認められていないかもしれない
・好かれていないかもしれない
・期待以下かもしれない
という他者から「与えられていない」と感じる場合もあれば、
・自分は満たされていない
・自分は満足していない
・自分の実力は足りていない
・自分の運は足りていない
・自分の魅力は足りていない
というように、
自分が自分に対して「何かが足りていない」と感じてしまうこともあります。
◆イルティボイス
男性の言動が理解できなくても、
追求すると意外と答えはシンプル。
なので、必要以上に恐れなくて大丈夫だからね♪
「男性」に振り回されてしまう本当の理由
僕のYouTube チャンネルは、
恋愛に悩まれている女性も多く視聴してくれていて、
生放送で相談を受け付けると9割は恋愛関係。
質問内容の大半は
「彼が何を考えているのかわかりません」
「彼の本心が知りたいです」
「好きな人は私に脈ありですかね?」
「こんな言動をする男は本命ですか?」
というような「男性にフォーカスを当てた質問」です。
一方で、
「どうやったら自信がつきますか?」
「彼を惚ほれさせるためには、どんなメッセージを送ったらいいですか?」「おすすめの告白方法を教えてください」
というような「自分にフォーカスを当てた質問」もあります。
悩み相談を受けていて思うのですが、
前者のような「男性にフォーカスを当てた質問」をされる方は、
「恋愛がうまくいかない」「男性に遊ばれて終わる」「男性に本気で相手にされていない」傾向にあり、男性に振り回されがちです。
では、なぜ女性は男性に振り回されてしまうのか?
その理由は二つあります。
一つ目の理由は、
男性に振り回される女性に限って、
自分の意見や自分の行動に自信がないからです。
「私はこれで合っているのかな?」
「この発言は正しいのかな?」
「この時の正解はこれでいいのかな?」
というように、常に正解探しをしているので
男性の発言や行動に一喜一憂してしまいます。
「自分に自信がない」という原因をもっと深堀りしていくと、
「間違った時のダメージに耐えれない」
「落ち込んでしまい、立ち直れない」
「恥ずかしい思いをしたくない」。
自分が持てない本当の原因は、
「傷つくのが怖い」からだと言えます。
人は、何か失敗をした時、
次は成功するようにと、失敗から何かを学ぼうとします。
「反省をして改善して、最善の答えを見つける」、
ビジネスであればそんなふうにロジカルに
答えを導き出せるかもしれません。
けれども人間関係、
こと恋愛関係においては「正解」はありません。
前回の恋愛で失敗した経験を次の恋愛に生かそうとしても、
次の恋愛でその方法がうまくいくとは限りません。
なので、多くの女性はますますうまくいかない原因が
わからなくなり、自分を責めてしまいます。
自分を責めてすごく辛い時期を過ごしてしまった女性は、
「もうあんな思いをしたくない!」と言う気持ちから、
失敗しない方法を探そうと必死になる傾向にあります。
そして、
失敗しないために、
自分が傷つかないために、
楽に相手の男性を変える方法を知りたくなっていきます。
言い方を変えるなら、
「自分が傷つかないような方法だけが知りたい!」
「自分から告白したらどうですか?」
「自分からデートに誘った方が早いよ?」
と言う正論を、こういった女性たちは求めていません。
そんなこと言った日には
逆ギレされて、僕が怒られてしまいます
(過去、YOUTUBE生配信でこのような事件が何度もありました(笑)
自信がない女性は、
できるだけ自分が傷つかないようにするために、無意識に保険をかけます。
例えば、
「彼は私のことを好きなのかもしれない!」
と言う期待度が80%の場合と10%の場合。
実際に、彼は「私」のことではなく
「違う女性」のことが好きだった場合、
期待度が、高い80%と低い10%では
どちらの方がダメージがでかいでしょうか?
期待度が高いと、
期待通りじゃなかった反動がとても大きく、ショックですよね。
なので、自信のない女性は、
自分が傷つかないように期待を最小限にしようとします。
期待しすぎなときの失敗は怖いので、
できない理由ばかりを挙げながら、
「相手が自分のことをどれだけ好きか」の確証を得るために「脈アリ行動の心理」を探ったり、彼にとって私は本命なのかどうかを知ろうとしたり、
そういった「心の仕組み」が働いてしまいます。
結果、
「私のことが脈アリで本命だ!」
「よかった、安心!」
という相思相愛の嬉しさより、
「自分が傷つかない進むぞ!」
と言う安心や安堵感で喜ぶ女性もいます。
◆イルティボイス
恋愛で「傷つきたくない」が強くなっちゃうと、
相手に理想どおりの行動を期待してしまう。
けど、思いどおりにいかない状況だとしても、
焦らずにまずは落ち着こうね!
「好かれているかどうか」の証拠探し
恋愛に自信のない女性は、
「相手に期待できない」のではなく、
傷つけないために、「相手に期待したくない」
というのが本心であることがほとんどなのですが、
一方で「自分にも期待したくない」のかもしれません。
「私は自分に自信が持てません」
「自分は能力が低いんです」
「やったことないから怖いんです」
そのように言って保険をかけ、
自分に期待する度合いを少なくしておけば、
いざ失敗したときのダメージを最小限に減らすことができるので、
それを見越して自信がないふりをします。
僕はこれを「不幸アピール」と呼んでいます。
学生時代、「勉強してないよ〜。どうしよう!」と言いながら、成績が良い人っていましたよね?
これも同じく、「テスト勉強してないよ!」という保険をかけておくことで
実際に点数が悪かった時のダメージを減らす方法です。
本当は必死に勉強 していたけれど、
「今日のためにめっちゃ勉強してきた!だから絶対に手をとってやる!」
と意気込んで点数が低かったら悲しいし、
その努力が実らなかったダメージは大きいものです。
このような心の仕組みから、
「自信がない」と発言をしてしまいます。
話を戻しますが、
そのように保険をかけてしまうのは、
自分を守ることを優先しているからです。
男性に対して、
できるだけ傷つかずに彼に愛されたいと思っている場合、
自分が傷つかないように、
「彼との関係の正解探し」をするので、
相手の発言、行動一つひとつに対して
めちゃくちゃグラついてしまいます。
「挨拶してくれた〜!」
「目を見てお礼してくれた〜!」
「LINEの返信スピードが5分以内だ〜!」
「3日も続けて返信をくれた!」
と、「私のことを好きなのかも!」
という「証拠」に喜んで浮き足立つこともあれば、
「今日はなんか私に対してそっけなかったら…」
「他の女性と話してる時のほうが楽しそうだった…」
「LINEの返信がなかった…」
と、 「実は脈アリじゃないんじゃないの?」
という「証拠」にどん底に落ち込んでしまうこともあります。
このように、相手に期待をしないようにしているぶん、男性の一挙手一投足に観察がたくさん入ってしまい、「好きなのか、そうじゃないのか」の証拠を探しすぎてしまって振り回されてしまう女性が非常に多いです
そうやって、
さらにさらに彼のことを考えてしまうので、
単純接触効果(脳内接触)と言う心理効果が働き、
「なんだかんだ好きになってしまう」
「気になって頭から離れなくなってしまう」
という女性を僕をたくさん見てきました。
傷つくことを恐れるあまり、
直接相手と向き合うことはせず、
「相手からの証拠探し」に無駄に時間を費やすことで、
ますます相手に振り回されてしまっている女性が本当に多いのです。
◆イルティボイス
悩んでいる女性の多くは、付き合うまでがゴールになっている。
相手が自分を好きかどうかよりも、まずは相手とどうなりたいか?
自分の気持ちに一旦素直になるのが大事だよ!
相手を信用していない「おせっかい」
ここまで、「自分に自信が持てないこと」で
男性に振り回されてしまう理由についてお話ししてきました。
自分に自信が持てないこと、
つまり、自分を信用できないことでもありました。
女性が男性に振り回されてしまうもう一つの理由は、
「相手を信用していないこと」
これはやさしい人に見られる傾向ですが、
相手に対して愛情や思いがあるからこそ、
「もっとよくなってほしい」
「私は彼をよくしてあげたい」
という気持ちが生まれ、
「相手を変えてあげよう!」と行動してしまいます。
「相手を変えたい」「よくしてあげたい」という気持ちは、
裏を返せば「今の彼はよくない」「今の彼ではダメだ」という前提でもあります。
そんな気持ちがあると、男性に対して
「私が彼を助けてあげないと!」という母性が出てしまいます。
「無条件の愛」と言うと聞こえはいいのですが、
男性からすると「信頼されていない」「尊重されていない」「今の自分を否定されている」と感じてしまうのです。
このように「相手を信用していない」「彼は自力で乗り越えられる男じゃない」という前提がある限り、男性はその違和感を持ってしまい、あなたに対して心を開かなくなります。
でも、すでに恋心にスイッチが入ったあなたは、
そこまで嫌がっていない彼のために
「もっと尽くせば振り向いてもらえる!」「こんなに貢献できて、彼の幸せを考えてあげられている私は、いつか彼と結ばれる!」と、
相手を信用していないのに、自分と彼との未来に向かって根拠のない自信で頑張ってしまう――。
そうして、徐々に理想と現実のズレが生じてきて、好きなはずなのにうまくいかないという状況に陥ってしまい、
結果、男性に振り回されてしまうのです(被害妄想ではあるのですが)。
男性から「実はこんな困っていることがあってさ......」と相談された時に助けてあげられたらいいですが、求められるまでは、余計なおせっかいはしないほうが賢明です。
子どもに対する過保護なお母さんって、
子どもからしてみると少しうっとうしいですよね。
なぜお母さんは子どもに対して過保護になってしまうかというと、
子どものことを信用していないからです。
「私が面倒を見てあげないと、この子は何もできないんだから!」という
「ダメな子」という前提で子育てをしているから、子どもは親を嫌いになり、自信のない子になってしまうのです。
それと同じようなことを、
付き合ってもいない男性にしてしまえば逆効果になることは自明の理。
愛情があるからこそ、相手との関係を悪い方向にしてしまいがちです。
「好きな人からは振り向かれないのに、なぜか好きでもない人からは好かれる」ということがあると思います。
本来は魅力があるのに、興味ある人には余計なおせっかいをして好かれなく
なり、余計なおせっかいをしない人に対してはちょうどいい魅力に映っている状態だから起きてしまう現象です。
あなたは、求められてもいないのに「こうしたほうがいいよ」「こうしてくださいね」というアドバイスをし、それに男性が応じなかった場合、
「せっかくあなたのために考えてあげたのに!」
と勝手にイライラしてしまうことはありませんか?
そうなると、相手に対して「許せない!」という気持ちが出てしまい、勝手にいら立ちを感じて、自ら関係をクラッシュさせる行動をしてしまいます。
知らず知らずのうちに、男性を否定してしまっていませんか?
無意識にでもやってしまうと、
自分も男性から結果的に否定されてしまいます。
思い当たる節がある人は、
よくよく気をつけて相手と接することをおすすめします。
◆イルティボイス
相手との関係がこじれてしまう原因は、
相手に原因があるわけじゃなく、
自分自身が自分と向き合えておらず、
本心を忘れている時だったりするよ。
男性と女性がすれ違う大きな理由
ここまで「女性が男性に振り回されてしまう理由」についてお話をしてきましたが、ここからは「男性と女性がすれ違う大きな理由」について解説をしていきます。
今後、男性に振り回されずに、本来の自分らしさを取り戻して堂々と関係を築いていくためにも、男性と女性がすれ違ってしまう根本的な原因をきちんと認識しておくことが大切です。
男女がすれ違ってしまう理由の一つとして、
目に見えない「価値観の違い」があります。
たとえば、「依存」に対する価値観の違い。
恋愛をすると、
男性に依存する女性もいれば、
女性に依存する男性もいますが、
女性がパートナーに依存する理由として、
「愛されたいから」
「つながりを消したくないから」
「幸せにしてもらわないと困るから」
「恋愛で自分を満たしたいから」
という寂しさから依存してしまう方もいます。
一方、男性がパートナーに依存する理由としては、
「特別扱いをしてくれるから」
「彼女持ちという肩書きが欲しいから」
「世間的にプラスになるから」
など、「見栄」という理由が多い傾向にあります
(もちろん、男女逆のパターンもあります)
「依存」という行動だけを見れば、
相手にしがみついてしまうイメージですが、
このように「依存」という概念だけ見ても男女によって、また人によって価値観や前提が違うのです。
この違いは、男女のトラブルを防ぐために決して見落としてはいけない要素です。
他にも面白い例があります。
僕のところには
「出会ってからデートを5回くらいしていて、彼は私のことを好きって言ってくれました。なのに、告白をしてくれません。なぜですか?」
といった質問が多くきます。
実はここにも面白いカラクリが潜んでいます。
「彼は私のことを好きって言ってくれました」
という言葉を聞いて、皆さんはどう思いましたか?
「その男性は、その女性と付き合いたいくらい好きだから、好きと言った」
そのように解釈をした女性は要注意です。
なぜなら、実際にどのくらい好きなのかまで把握できていないのに、
「彼は付き合いたいくらい好き」と勝手に決めつけている状態だからです。
※本書からスクショしたので画像が荒くてすみません💧
これは実際にあった相談なのですが、
その女性を気になってる男性に
「私のことをどのぐらい好きなの?」と聞いてみたところ、
「まぁ結構好きだよ!と」言う抽象的な答えが返ってきたそうです。
そこで、僕はその女性に
次のように聞いてみてくださいとアドバイスしました
「付き合うレベルが100%だとしたら、今は何%ぐらい好き?」
その女性は男性にそのように聞いてみたところ、
その男性の回答は「70%くらい…かな」だったそうです。
ということは好きと言ったけれど、付き合う気はないっていうのが答え。
であれば当然のように告白されることなんてないですよね。
このように、
女性の多くは男性の言葉を勝手に解釈して苦しんでしまう傾向にあります。
では、このすれ違う原因をもっと深掘りしてみましょう。
なぜ、このようなすれ違いが起きてしまったかというと、
「好き=付き合う」という前提の女性と、
「好き=人として好き」という前提の男性の間に、
解釈のズレがあったからですよね。
この解釈は人によるので、良い悪いということではありません。
「心の仕組み」として、
「言っていることより、やっている行動が本音」という本質を理解していないと、男女関係でトラブルが起きやすくなります。
なので、僕は、あなたとあなたの大切な人がこれ以上すれ違って傷つかないために、相手と「言葉の定義」の答え合わせをすることをおすすめします。
「私は、『好き=付き合う』だと思っているけど、あなたの言う『好き』ってどういう意味?」「何を基準に女性と付き合うの?」といったように、
◆自分の価値観を自己開示する
◆お互いの価値観を確認する
ことによって、価値観をすり合わせることが、男女の間では非常に重要だと言えます。
◆イルティボイス
生きてきた環境や状況は、人それ違うからこそ
「こうあるべきだ!」と決めつけずに、
相手を必要な人間として向き合ってみて!
知らない常識を受け入れる事は、最初は怖いかもしれないけど、
相手を愛しているのなら、まずは受け入れてあげてね。
答え合わせをするだけでほぼ解決する
男女の価値観の違いについて、自分に自信を持てない女性は、
つい自分にとって都合のいいように変換してしまったり、
恐れから行動できなかったり、答え合わせをするのが面倒に感じ恐れから行動できなかったり、答え合わせをするのが面倒に感じてしまったりするようです。
「現実を受け入れたくない」
「自分が傷つきたくない」
「恥ずかしい思いをしたくない」
という理由で確認作業を怠ってしまう方もいます。
その結果、よくある男女トラブルに発展して
失敗されている方が本当に多いです。
この話をもっとわかりやすくお伝えするため、別の例を出しますね。
Q、突然ですが、皆さんにとって「お昼」は何時ですか?
・男性Aは「お昼といえば12時」
・女性Bは「お昼って11〜13時の間でしょ」
このような前提を持っている男女がいたとします。
この2人が「明日、お昼に公園で待ち合わせね!」という文面で約束をした場合、どんな結果が予想できますか?
女性は遅刻しないように11時に公園に到着、だけど、待っても一向に男性が現れない。男性は時間どおりに到着、約束を守っているので悪気なんて毛頭ない。
女性視点で見てみると、1時間も待たされたのに男性からは謝罪もなし。
男性視点で見てみると、何も悪いことをしていないのに、なぜか女性は不機嫌で怒っている。「何か悪いことをした?」と聞いても、素直に教えてくれない......。
これは極端な例ですが、このような些細なすれ違いが、男女トラブルの原因になるのです。
具体的に確認もせずに、自分の解釈で決めつけてマイナスな感情にとらわれてしまうことが、男女がすれ違ってしまう大きな原因です。
「相手の本音は何だろう?」
「相手の本心は何だろう?」
「本当はどう思っているのかな?」
という相手との答え合わせを遠慮してしまったり、我慢をしてしまったり、気を遣ってしまって実行できずにいると、どんどんすれ違いの溝は深まり、関係が悪化してしまいます。
このような解説をしても、「その答え合わせができないから困っているんだよ!」という声も聞こえてきそうです。
この本を読まれている方の中には、「彼氏の行動が理解できない」「過去の男性の発言に苦しんでいる」「すれ違いで絶縁した」という方もいるのではないでしょうか。
あなたのそのモヤモヤした気持ちは、明確な答えがわからないし、答え合わせすらできない状態だから、どこにもたどり着けなくて生まれてしまっているのかもしれません。
たとえば、誰かにいきなりクイズを出題されて、すごく考えて解いたのに、結局、答えを教えてもらえなかったらモヤモヤしますよね。
これが人間関係でも起きてしまい、長年、モヤモヤして苦しんでいる方が多いのです。
クイズの正解を知りたかったら素直に聞けばいいだけですが、なぜか人間関係になると「もしかしたら嫌われないかな?」「本当は浮気しているんじゃないの?」というネガティブな思考がよぎります。
人は基本的に生命の危険を感じると、自分を守るための体勢を取るようになります。
特に女性はコミュニティを大事にする生き物なので、人とのつながりを壊さないように「自分が我慢すればいいや」という発想になりやすいです。
その結果、自分が思っている想像や解釈の答え合わせすらできない、相手が本心でどう思っているのかの確認もできません。
そうやって遠慮をして、我慢をして、気を遣ってしまい、 何十年と苦しんでしまうのです。
いろいろとお伝えしましたが、
僕がここでお伝えしたいのは、正直、男女の違いはあるけれど、価値観、捉え方が違うだけで「男か女かなんて事は、さほど重要な問題ではない」と言うことです。
男性でも女性のような一面を持つ人もいれば、女性だけど男性のような性質を持たれている方もいます。
男性、女性と性別の違いによって多少の違いはありますが、誤解やすれ違いを解くには、お互いの解釈をすり合わせるだけで基本的には解決できます。
あとは、それは納得できるか、相手の価値観の理解に努めて、「受け入れることができるか」と言う度量の問題になるので、相手の価値観がわからないと悩んでしまう以前に、まず自分の価値観を理解してから相手に自己開示していきましょう。
それでも僕だって、女性が「男が理解できません!」と言いたくなる気持ちもすごくわかります。「SNSやってる暇があったら、返信ぐらいしてよ!」って思いますよね(笑)
ですが、返信を返さない男性にも
「面倒くさがりな性格だから」
「文面が苦手で作成に2時間以上かかっているだけ」
「人との距離を縮めることに臆病だから」
「仕事で嫌なことがあって返す気分じゃなかった」
など、本心や本音などの理由を確認することです。
聞いても教えてもらえませんて言う何も聞こえてきますが、 それは応えるほどの信頼関係が築けていない可能性が高いと言う事かもしれません。
信頼関係を築くためにも、まず自分から自己開示して相手に寄り添っていくことです。
あなたの恋愛がうまくいかない、あなたが愛されていないと感じてしまうのは、「本質的な部分」からつい目を背け、答え合わせをせず、本質を理解しようとしていない可能性があるからです。
なぜか女性は、恋愛においては100点を目指そうとしてしまいがち。
しかし、100点にする方法を知らず、困惑だけして苦労してしまう。
そして、せっかくの関係を自らクラッシュさせてしまう......。
それは、恋愛関係だけに限りません。
お互いの価値観の確認作業をするという視点が抜けているがために、親子関係、友だち関係、職場関係、どこでも誰とでもすれ違いが起こる可能性が高まります。
男性だから、女性だから、
という区別で解釈することは非常に危険です。
一人ひとり、個性や生きてきた環境により考え方などは違うのだから、目の前にいる人の理解に努める意識さえあれば意思疎通を図ることができます。
異性だからという理由で思考停止するのは、本当にもったいないです。
◆イルティボイス
相手に聞こうとして、拒絶されたり、本音を言って嫌われるかも、
という恐れもあったりするよね。
だから、今すぐじゃなくてもいいので、
自分のペースで少しづつ確認してみてね!
男女のすれ違いの原因は「脳」だけではない
恋愛に関して「男性と女性にすれ違いがあるのは、脳の構造に違いがあるのが原因」という趣旨のネット記事や、YouTube 動画を見かけます。
僕は先ほど「男か女かなんてことは、さほど重要な問題ではない」と伝えましたが、もちろん性差による違いはあります。
「男性脳、女性脳という生まれ持った違いによりトラブルが起きやすく、それが原因で振り回されてしまう」と言われることが多いのですが、すれ違いが生じる原因は他にもあります。
◆男性脳、女性脳の違い
◆男性性、女性性の違い
◆父性、母性の違い
「男性脳、女性脳」は男女の脳の仕組みの違いですが
「男性性、女性性」というのは男女の体の仕組みによる違いや、歴史から見る男女の前提の違い。
「父性、母性」というのは、それぞれの星から我が子に対する行動の違い。
それらが複雑に 組み合わさって、
男女のすれ違いが発生していると考えられるのです。
実は同じ感性、同じ女性であっても、場面や状況によっては抱えている前提や、価値観によって行動が変わります。
なので、私の彼って
「仕事面ではこんな一面」
「友達の前ではこんな一面」
「他の女性の前ではこんな一面」、
「なのに、私の前ではこんなにひどい態度なんです!」
と言うのは、恋愛の一面のときの問題があるだけで、日常生活や社会の中では常識的だからです。
たとえば、会社では腰が低くて律儀な人だとしても、家では「俺様」になったり、親の前ではいばったり、親しい人の前では上司や友人の悪口を言いまくったり…。
それは「男性脳」「女性脳」「父性」が複雑に絡まり合った結果です。
◆イルティボイス
なんで彼はわかってくれないの!
って悲しくなる時もあるよね。
けど、もしかしたら、
相手も同じように女性に対して
わかってもらえなくて悲しんでいるかもしれない。
だから、自分も相手も責めることだけはやっちゃダメだからね。
男性と女性は何が違うのか?
男性脳と女性脳の違いの特徴でよく言われるのが、
男性脳は左脳が発達しており、左脳は理屈的・論理的な思考を司つかさっどているので、空間認識能力、物事を論理的に判断することができる。
女性脳は右脳が発達しており、右脳は感情・直感・感覚を司っているので、共感力、感情移入などに優れている。
少し難しい説明になってしまいましたが、僕はいつもYouTube チャンネルでは「男性脳と女性脳は、イルカとカマキリぐらい違う」と伝えています(笑)
一方、男性性と女性性というのは、別の言い方で表現するならば、男性らしさ、女性らしさ。
主に内面性を示すものであり、
・男性性の強い男性
・女性性の強い男性
・女性性の強い女性
・男性性の強い女性
などに分けられると考えられます。
かなり昔の時代の話になりますが、文明が発達する時、男性は狩りをして食料を確保する、女性はコミュニティと子どもを守る役割がありました。
もちろん、男性は狩りをして獲物を獲らないと家族にご飯を食べさせることができないので、危険な動物だとしても、なんとか仕留めなければいけません。
今の時代で言えば、
男は仕事をしてお金を稼ぐ実績があると言う意味合いです。
そして女性は、狩りをすることができないので、コミュニティーを守るのが役目です。
昔の狩りの時代というのは、今の世の中のように核家族(少人数)ではなく、10人ほどのコミュニティで成り立っていたようです。
女性たちはコミュニティで団結して、子育てをすると言う役割がありました。女性一人では動物を仕留める腕力がないので、男性が帰ってこられる場所を守ると言う役目。
当時は今の時代と違って電気もガスもなく、もちろん、風雨をしのぐための立派な家もありません。
そのため、集団で協力しながら助け合い、生命を守ってきたといわれています。
ということは、
この時代は今の時代のように、一人で生きることが不可能な時代。
集団からはみ出したら、死を意味してしまいます。
そのような状況にならないように、集団から捨てられないように、大切な我が子を守れるように、女性はコミュニケーション能力に優れていったようです。
「みんなと協調する能力」
「集団の感情を読み取る共感力」
「子どもを守るための察する能力」
「子どもの雰囲気だけで体調を把握する力」
など、当時の女性は生命を守るために、女性としての能力を進化させていきました。
それが女性ならではの内面につながり、このような特徴が強い方を「女性性が強い」と呼んでいます。
一方、男性は集団を守ることが重要です。
「狩りをするための攻撃性や積極性」
「狩りでしゃべると獲物を取り逃すので無口」
「集団を守るための知識」
「決断力や危機管理能力」
「いざとなれば自分を盾にして集団や家族を守る犠牲心」
など、より強さを誇示したものがリーダーでした。
このような男性としての能力が高い人を「男性性が強い」と呼んでいます。
ですが、先ほど説明したように、
今の世の中、男性性が強い女性もいれば、女性性が強い男性もいるので、「男性だからこうだよね」「女性だからこうだよね」という特徴は絶対だとはいえません。
いろいろと説明をしてきましたが、この男性性、女性性というのは、「性格」でまとめられる内容だともいえます。
さらに、父性と母性についても説明をしていきますね。
基本的に世の中では母性が強い!と言う表現は多いのですが、「父性が強いね!」と言う会話はあまり聞かないのではないでしょうか。
この母性というのは、お母さんが子供に対する対応を指しており、
「無条件で愛してあげる」
「お世話をしてあげる」
「助けてあげたいと感じる」
「相手を受け入れて包み込んであげる」
「寄り添って信じてあげる」
と言うイメージが近いと思います
つまり、母性というのは、お母さんの子供に対する「愛情表現」のこと
そして、父性というのは、お父さんの子供に対する「愛情表現」のこと
なので、
「背中で語る」
「世の中の善悪を教える」
「知識や技術を教える」
「他人との関わり方を教える」
「成功へ導いてあげる」
という父親としての役割を、父性と呼びます。
これらは、男性でも母性が強い人もいれば、女性でも父性が強くて子どもに背中で教える人もいます。
母性と父性という言葉ではありますが、これらは価値観の違いなだけなので、男性性、女性性と同じく、あまり性別は関係ありません。
そもそも、この母性、父性というのは、自分の親から学ばなくても、自分より年上の知り合い、友人、異性の恋人から学ぶこともできます。
シングルマザーの家庭で育ってきた男性であっても、母親から学ぶ以外に、社会で年上の男性から父性の感覚や、男性性を学ぶこともできます。
悪い例で言えば、「これはあなたのためなのよ!」と言ったゆがんだ母性や父性を使って、子どもや友人、恋人、自分の部下を支配しようとする人もいます。
自分の価値観を押しつけたり、その価値観を持って支配しようとしたり、そのような間違った母性や父性を強制的に押しつける人だっています。
難しい話が続いてしまいましたが、
このように「女性だから」「男性だから」といった特徴や価値観を持ちやすく、もちろんそういった抽象的な理由が当てはまることがあるのですが、必ずしもそうではないと言うことを覚えておいてください。
そして、人の心の仕組みとして面白いのは、「友人には母性を出しやすい男性」「職場では女性性が強くなる男性」、なのに「恋愛では男性の方が優位な男性」という人もいます。
さらに面白いのは、結婚して子供ができると、急に「女性性が優位になって何でも受け身になってしまう男性」だっているのです。
男性に対して悩んでしまう女性も多いのですが、その男性がどのような家庭で育って、どのような環境や状況で生きてきたのか、それによって価値観も変わってくるので、
それらが仕事の面や人間関係において、男性性寄りなのか、女性性寄りなのか、母性優位なのか、父性優位なのか、などによって性質は異なり、思考、言動も変わってくるのです。
そして、恋愛に関しては、過去にどんな本やドラマを見てきたのか、誰に相談してきたのかによっても、恋愛に対する姿勢や価値観が変わります。
男性性が強い男性でも、育ってきた環境中で
「女性らしさを要求された」
「無条件で人を愛するように教育された」
「人の気持ちを考えろと厳しく言われた」などの状況下であれば、それ
を否定されて女性性が強くなったという男性もいるということです。
つまり、あらゆる可能性、あらゆるパターンがある中で、「男性って絶対にこうだよね!」「男って一律でみんなこう考えるよね」と断言できないことはご理解いただけましたか?
いつも似たような人を好きになる女性もいれば、まったく違うタイプの男性を好きになって悩んでしまう女性もいます。
結局、何が言いたいかというと、共通して言えることは、「相手はこうなのかな?」と考えたところでそれが違う場合もあるし、そこで決めつけてしまっては、本当の意味で意思疎通を図ることができなくなります。
「私はこんな人間だよ!」という自分の価値観をしっかり相手に伝える自己開示が大事になるし、「相手はどんな価値観を持っていて普段はどんな本心を抱えているのか」の確認作業がすごく大切になります。
この「自己開示」と「確認作業」をしたうえで、お互いの価値観のすり合わせをし、お互いに答え合わせをしていけば、すれ違うこともなくなり、相手のことが理解できなくて悩んでしまうというトラブルもかなり減らせます。
ここを疎かにしてしまい、恋人や両親に対して自己開示と確認作業ができずに、「私は愛されいない!」と自己否定をして苦しんでしまうことだけは、本当にもったいないです。
「相手の価値観を決めつけてしまう」
「嫌われたくないから聞けない」
という現象には、皆さんが気づいていないすごく深い闇が隠されています
本書ではそれらの闇の謎を解明し、最終的には
「堂々と輝く女性なってもらう」
「余裕感のある人生を送ってもらう」
「本当の自分を取り戻してもらう」
ということを目的としています。
そのために必要な情報を書く上で順番に解説していきますので、ぜひ2章以降を楽しみにしていてください。
◆イルティボイス
過去、男性との関係でつらいこと、恥ずかしいこと、
などをたくさん乗り越えてきたあなたは、
それだけでじゅうぶんステキだよ!
人生は何度だって立ち上がっていい。
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※『自分革命の起こし方』第1章はここまで
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ここまでお読みいただきありがとうございます。
第1章はいかがでしたか?
もし、この先も気になる方は
本書を手に取り楽しんでいただけると嬉しいです。
※本書には特典として過去、有料で販売していた
「自分と向き合う女子力向上ノート術」が無料でついてきます。
◆『自分革命の起こし方』はアマゾンでも発売中です。
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※特典の入手方法は本書の中に記載されています。