1379 兵庫県知事選挙で稲村候補が教えてくれたのは 利権や保身による「与野党相乗り」の限界
一つの自治体の選挙ながら
異常な盛り上がりを見せた
兵庫県知事選挙ですが
いろいろなことを
示唆していたと思います
地上波メディアでもSNSでも
多種多様な分析が見られますが
これまでの選挙の流れが
大きく変った事の一つが
「与野党相乗り」の
限界が見えたように感じます
自分は兵庫県民でないので
稲村和美候補のことは
正直言ってよく知りません
SNSでは「極左」とか
批判されていましたが
演説とかを見る限り
国政における
立民のT氏やR氏(今は離脱)
社民のF氏やO氏みたいに
自分が不快感を持つことは
全くありませんでした
むしろ、選挙戦終盤は
見てて気の毒に思いました
主義主張や利害関係を考え
本来の自分の主張も言えず
全方向に気を使わねばならず
「与野党相乗り」の
マイナス面がどんどん
強くなってきてたからです
若者をはじめ多くの県民が
斎藤さんを支持した理由は
県庁や県議会、各市などや
それらと結託するメディアを
「既得権に浸かる者たち」と
敵認定したからであり
その既得権益の象徴こそが
「与野党相乗り」なのです
はっきり言えば「野合」です
この傾向は、隣りの大阪で
既にはっきりしているのです
「維新憎し」ということで
大阪の自民は、立民や共産と
「野合」したことで
その信用が地に落ちました
衆議院選挙でも同じです
自民党と公明党という
主義主張も政策も違う党が
選挙や利権のためだけに
協力するということに対し
もう限界が来ているのです
立憲民主党とはっきり袂を分かち
独自路線を選択した
国民民主党が躍進したのとは
対称的な結果になりました
今週の名古屋市長選挙でも
今、一番勢いのあるはずの
国民民主党の大塚候補が
苦戦している原因は
自民や立民が応援することで
国民民主というメリットを
消してしまっているからでしょう
昨日、国民民主党の
榛葉幹事長の雑談ライブで
「大塚候補が『増税派』って
思われているけど、
そんなことはない」と
言っておられましたが
増税を進めたい自民や立民が
応援するという事は
大塚さんも増税派だと
思われても仕方ないのです
有田芳生や前川喜平が
稲村候補を応援することで
彼女も極左であると
思われしまうのと同じです
もう、主義主張の違う党の
「相乗り=野合」は
メリットよりデメリットが
多くなる世の中に
なってきていると思います