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1377 ネットがメディアに勝ち 民意が組織票に勝った歴史的勝利だが 勝ったからこそ見えた「闇」もある② ~メディア叩きの中高年とネット叩きの中高年~

今回の兵庫県知事選挙は
「地殻変動」だということを
一昨日に書きましたが
今年、先に起こった
都知事選や衆議院選とは
少し違った形の「地殻変動」と
自分は捉えています

衆議院選(左)と兵庫県知事選(右)

上の図を見ればわかるように
都知事選や衆議院選挙は
若者と高齢者で全く違う
投票行動になっています

若い世代が強く支持した
国民民主党やれいわ新選組は
60代後半から70代以上には
ほとんど支持されていないのです
いわば「世代での分断」です

ところが、今回の
兵庫県知事選挙において
特筆すべきことは
60代以上の高齢者でも
斎藤氏に投票している人が
そこそこ多い
という事です

先の2選挙(都知事・衆院)も
今回の兵庫県知事選挙も
ネットやSNSの利用が
大きくクローズアップされた
選挙戦でしたが
かなり様相が違っています

その一番大きな違いが
中高年層の投票行動です
実際、斎藤候補の演説には
若者だけでなく
主婦やお年寄りの姿を
たくさん見かけました

東京都知事選の石丸氏の
演説会場が若者で埋め尽くされ
高齢者をほとんど見なかったのと
今回は全く違う風景でした

これは、中高年層も
新聞やテレビだけでなく
ネットからも情報を得るように
なってきたということでしょう

言い換えれば、中高年層も
新聞やテレビを見放しつつある、
ということだと思います

このことは、日本にとって
非常に良いことだと思いますが
「分断」が深くなると思います

中高年で斎藤氏を叩く人は
メディアの報道が正しいと
信じている人が多いです
こういう人たちは
頑なにネット情報を嫌い
強く批判します

多分、今まで信じてきたことを
変えてしまうことが
自分を否定るることになり
許せないから頑なになるのです

一方、中高年で斎藤氏を支援し
メディア報道を叩く人の多くは
「今までメディアを信じてたけど
 ネットの情報に目覚めた」
という人が非常に多いのが
最初から新聞やテレビよりも
ネットで情報を得る若者との
大きな違いだと思います

そういう人たちは
今までの常識や信じたものが
根底から覆ったわけで
「今まで騙されていたんだ」
という、若者以上に怒りを
持つ人が多いです

だから、中高年層の方が
「強くネット叩きする人」と
「強くメディア叩きする人」の
対立は深まり、双方とも
年とともに頑固になり(汗)
歩み寄ることはまず無理なので
「中高年層の分断」が
どんどん進むと思います

イメージとしては
百田尚樹氏と前川喜平氏では
まともな議論にはならない、
って感じです(笑)

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