0625 「海外ではバイトの時給が5000円」と煽るメディアに騙されるな! ~江戸時代の大名の話に例えてみる~
今の日本のメディアは
世界でも有数の
「反日・貶日メディア」です
ともかく、日本にとって
ネガティブなことを
これでもか、と
報道し続けています
例えば、この頃多いのが
「欧州ではアルバイトの
時給が5000円!」とか
「米国の20代の若者が
で年収1000万」などの
記事がよく目につきます
では、この記事を見た
日本の若者が
「よーし、日本脱出して
たくさん稼いで
いい暮らしするぞ」と
海外に行ったらどうなるか?
多分、稼げるでしょう
しかし、それと同時に
想像を絶する支出の多さに
唖然とするのは確実です
少し、歴史の話を・・・
江戸時代、多くの大名がいて
その収入規模は「石高」で
表していました
「加賀百万石」などと
聞いたことがあると思います
加賀藩の前田家は100万石
薩摩藩の島津家は75万石・・・
こんな感じです
そして、多くの譜代大名は
3万石から10万石など
非常に少ないのです
譜代大名とは昔から
徳川家の家来であり
徳川にとっては
頼るべき大切な存在です
一方、前出の前田や島津は
外様大名といって
関ヶ原の戦い後、
徳川家に仕えた者です
徳川幕府にとって
どちらが大切かと言うと
譜代大名に決まっています
では、なぜ100万石に対して
5万石なのか?
答えは簡単です
外様大名は収入が多い分
支出も多いから
手元に残らないのです
当時は参勤交代があって
江戸と領地の往復が
義務付けられていました
その大名行列は
石高によって人数や様式が
決められており
その費用はずべて
大名の自腹です
江戸と領地の二重生活も
大名にとっては
大きな経済的負担でした
だから、100万石の
収入があっても
同等或いはそれ以上の
支出を強いられ
借金も多かったのです
譜代大名は領地が小さい分
支出も少なくて済み
負担は小さかったのです
「海外の時給が高い~」と
一面だけで報道するメディアは
無責任の極みですね
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