1443 信念も持たず 覚悟できないリーダーの言葉で 人の心は動かない
石破首相の姿勢方針演説が
金曜日に行われましたが
「良かった」という声は
どの方面からもありません
文字起こしされた全文を
読んで感じた第一印象は
「岸田首相とそっくり」
というものでした
「令和の日本列島改造」と
「令和の所得倍増計画」
「楽しい日本」と
「新しい資本主義」など
岸田首相とかぶって見えます
ホントにセンスがないなぁ・・
と思うのは
「日本列島改造」は田中角栄首相
「所得倍増」は池田勇人首相が
スローガンとして掲げたのですが
こういうことを知ってる人が
果たしてどれだけいるのでしょう
こういう「リメイク」風は
多くの人が、その「原型」を
知ってるから効果あるのです
田中角栄や池田勇人を
知ってるのは60代どころか
70代や80代の高齢者です
首相や自民党がどこを向いて
政治してるのかがわかります
そして、双方共通なのは
言葉をいろいろ並べるだけで
具体的な内容が不明、
というところです
加えて、今回の石破首相は
「楽しい日本」で
一般庶民の怒りを買い
「野党も責任を」で
野党の反発を買いました
物価が上がり給料が追いつかず
生活が苦しくなる中で
税金や保険料の負担が増え
楽しいとは真反対の
苦しい、辛いと思っている
国民にとって「楽しい日本」
などと言われても
「喧嘩売っとんか!」と
思う人が増えるだけです
野党からしたら
選挙で大敗しても
責任をとらない人間に
「責任を」と言われても
「アホか」と思うだけです
同時期にあった
トランプ大統領の演説は
歴史に残るものだったので
余計にその落差の大きさに
言葉すら出ないほどです
トランプ大統領の演説は
賞賛と同時に、反対派は
今まで以上の批判や憎悪を
感じたと思います
あれだけのことを言えば
大統領の身に危険が
及ぶかもしれません
しかし、彼は
Make America Grate Again
という揺るぎなき信念を持ち
命をかける覚悟を持って
リーダーの座に復活したのです
信念も持たず、覚悟もない
石破首相や岸田前首相とは
根本的に違うのです
ある意味、羨ましいです