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1241 絶対に投票したくない人に投票してしまう人間心理の面白さ ~都知事選が「一強」になったカラクリ~

今日は7月7日の七夕の日
東京都知事選の開票日です
多分、20時すぐに現職の
小池百合子知事「当確」が
出ると予想してますが

2カ月前の世論の雰囲気は
決して「小池氏安泰ムード」
ではなかったはずです

東京15区の衆議院補選で
小池氏率いる都民ファーストの
乙武氏が予想外の惨敗で
小池氏の不敗神話も終わった、
と囁かれていましたが

今は、まるでそんな事が
なかったような安泰ムードです

これは人間の心理の
複雑さというか面白さというか
「さすがに小池さんは・・・」とか
「一度替えた方がいいかも」
などとふわっと思っていた人が
ある時期を境にして

「小池さんで仕方ないか」
「急激に変わるくらいなら
 替えなくてもいいか・・」と
心境が変化してきたと思います

その「ある時期」とは
蓮舫氏が立候補を表明し
共産党や左派団体との
強い繫がりが見えた時です

「小池はダメだ!」
「絶対に変わるべきだ~」
と思っていた人たちは
もし、蓮舫氏の出馬がなければ
多分、今日もその考えが
変わっていないと思います

蓮舫氏が出馬し
表向きは無所属と言いながら
まるで共産党候補のような
選挙運動を見ることで
今までは嫌っていたはずの
小池氏で仕方ないか・・・と
いう人が日に日に増えて
今現在に至っています

同じようなことは
岸田首相にも言えます
前回の自民党の総裁選で
「岸田文雄」という
当時は益にも害にもならないと
思われていた人間が
多数の票を獲得して
総裁になった理由は
河野氏と高市氏の存在です

リベラル・親中の人は
高市氏が勢いを増すのを見て
「高市になるくらいなら
 岸田でいいか」と思い
保守・反中の人は
当時は人気があった河野氏が
メディアの推しもあり
「河野になったら大変だから
 岸田に入れざるを得ない」
ということで

岸田首相は左右双方からの
得票が増えた結果
総裁に選ばれたと思います

そんなことを考えたら
最大の小池百合子応援団は
蓮舫さんだったとも言えますね

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