「ワールドトリガー」アニメでも大人気作品#210
今回は、最近ハマっていてアニメ化もされた
「ワールドトリガー」について書きます。
葦原大介さんの作品で、2013年からスタートした作品。
私が読み始めたのは今年からですが、
スタートから既に11年続いている人気作品です。
現在27巻まで出ていて、アニメも最新刊に近いところまで配信されていますので、まだ読んだことがない、見たことがない人でも入りやすい作品だと思います。
あらすじ
「トリオン」という誰もが持っている生体エネルギーを、
「トリガー」と呼ぶ武器の発動エネルギーに変えて
主人公たちは戦います。
身体能力と同様に、「トリオン」にも個人差があり、
身体能力とは直接的な関連性はない設定のようです。
戦いを繰り広げている近界民(ネイバー)の世界は、
宇宙のような世界に無数の惑星(国)が広がっているという設定です。
近界民(ネイバー)の惑星(国)は、「トリオン」で維持されており
自分たちの惑星(国)の生命エネルギーに変えるため、
地球に住む「トリオン」量の高い人を攫っていくことから戦いが生まれています。
見どころ1:主人公たちを応援したくなる!
主人公の三雲修はチームを組んだ空閑遊真、雨取千佳と共に、
近界民(ネイバー)の惑星(国)に向かう遠征メンバーに入る!
という目標を元に物語が始まります。
高い戦闘力と戦闘経験豊富な空閑遊真
高い「トリオン」量を持っている雨取千佳
と比べ、主人公の三雲修は「戦闘力」や「トリオン」量が決して高くない設定となっています。
他の人とは違った才能やポテンシャルを持った主人公!
という設定ではなく、周りのボーダー隊員と比較しても序列が低く見られることもあります。
ですが、
空閑遊真や雨取千佳の力を活かす!戦略を練る!
という発想の転換から主人公だけでなく、チームとして
力をつけていく過程に作品の魅力を感じています。
見どころ2:戦争をしていても、血が流れないという設定
地球人も近界民(ネイバー)も、「トリオン体」という
「トリオン」で構成された体で戦います。
「D.Gray-man」で例えるならば、アレイスター・クロウリー三世が
イノセンスの力で、血液だけで戦闘を行ったようなイメージかと思います。
戦闘体が「トリオン」で構成されているため、
傷を負ったとしても血が流れることなく、
「トリオン」がミストのように流れ出てしまうように描かれています。
限界値まで「トリオン」が流れ出てしまったら、活動限界となり
元の肉体に戻るようです。
設定だけを簡略的にみると、
「中高生が武器を持って、異世界人と戦争をしている!」
という構図となります。
戦争をしているにも関わらず、血が流れないという設定が
年齢問わず物語を受け入れやすくしているように思います。
まとめ
単行本は1つ話の区切りがつき、次の章にすすんだ段階です。
24巻までくらいは、本作品の序章といったところで
アニメも序章の部分までが描かれており、これからより面白くなっていく作品だと思います。
まだ本作を見ていない方は、単行本でもアニメからでもはじめやすくおすすめです。
枡田泰明