映画「四月になれば彼女は」から、人間関係で大事にしたいこと#202
先日、3月22日(金)から公開となった
映画「四月になれば彼女は」を観てきました。
公開前から楽しみにしていた映画の1つです。
私は、原作を読まずに映画を観に行きました。
映画を観終わった後に、原作のレビューなどをみると、設定に違いはあるようです。
設定に違いはあれど、この作品で伝えたいメッセージは同じようなので、原作を知っている方も、映画で表現しているメッセージを受け取ることに焦点をあてて観るのをおすすめしたいと思います。
※一部、映画の内容を含んで書きます※
あらすじ
藤代俊(佐藤健)、伊予田春(森七菜)、坂本弥生(長澤まさみ)の3人を中心として、物語はすすみます。
冒頭、結婚を決めた藤代と弥生の2人が結婚式場の下見をしているシーンから始まります。
幸せな雰囲気かと思えば、式場を後にしてから会話もなく、2人で家まで帰るシーンが出てきます。
また、家に帰ってからの会話や仕草からもお互いの気持ちが冷めてしまっているのを表現しているシーンもあり、
「このまま結婚し、一緒に居続けるのか?」
という戸惑いを感じていた中、ワイングラスが割れたことをトリガーとして、2人関係が崩れていくところから物語がはじまります。
「なぜ、弥生は姿を消したのか?」
と葛藤している藤代の目線で観てしまいました。
「愛を終わらせない方法は?」
この作品の重要なメッセージは、
「愛を終わらせない方法は?」
だと思います。
弥生が藤代に聞いた質問でもあり、
「愛を手に入れないこと」
※言葉若干違うかもしれません※
と、弥生の答えは矛盾した答えでした。
弥生が突如いなくなった後、藤代はこの弥生の質問の答えを考え続けているシーンも描かれています。
同じ病院の医師である小泉奈々(ともさかりえ)に聞いてみるも、
「それがわかっていたら、離婚していない」と言い
作中だけでなく、カップルが別れることや夫婦が離婚にも繋がるテーマなのかなと感じました。
藤代が2人で生活していた時に、洗面台のつまりに気づきながらも放置したシーンがあり、1人で過ごす時につまりを取り除くシーンからも、2人の関係がうまくいっていない事を放置していたことに気づく事を指しているかのようでした。
毎日の選択
春は、藤代の大学時代の恋人です。
海外の写真を撮り、旅先から藤代に手紙を送り続けます。
手紙の中で、「どちらも選ぶことができなかった」と後悔の言葉を伝えているシーンがあります。
後悔した選択を、過去を振り切るためにも、
時間が経った後でもやり直そうとしているのが印象に残りました。
やり直すチャンスがあるのならば、やってみたいと思いますし、向き合うことの大事さが伝わってきました。
まとめ
「愛を終わらせない方法は?」という質問の答えは人それぞれあると思います。
恋人関係だけでなく、家族や仕事仲間、友人との関係において、
「安心せずサボらないこと」
かなと、私は作品を観て受け取りました。
過去、フラれてしまった理由の答え合わせもした気分です笑。
あらすじや、本のレビューなどを事前に観た方が、映画も楽しめると思います。
◾︎参考
公式HP:https://4gatsu-movie.toho.co.jp/
枡田泰明
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