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絵を描くことに対して他人の意見をどこまで取り入れたらいいの?[note0012]

こんにちは。

明日で今年も終わりますね。
大掃除をすることもなく、色々忙しいという理由を無理やりつけて大掃除をせずに年越しをしようと考えているお絵描き研究家Ryoです。
片付けは今後ゆっくりしていきます。と、言っておきます。

僕は、イラストのお仕事をしたり、デザインのお仕事をしたり、うさぎ雑貨とキャンドルのお店を経営しながら雑貨作りをしたり、生徒さんにブランド作りのレッスンなどをしています。


今回は、
「他人の意見は取り入れたほうが良いの?」
というテーマでやっていきます。

1人で絵を描いていると、どうしても他の人から見てどうなのかって意見を求めたくなってくることがあります。
「他の人の意見って重要ですよ。」っていう人も多いと思います。
では、全ての意見が重要なのでしょうか?
これについて今日はお話ししていきます。


思ってた意見と違う意見をもらう

絵を描いていたら経験あると思いますが、絵を見られたときに
「それなに?」だとか「よくわからない」だとか、色々な意見を言われることがあります。
これって、絵が下手だから伝わっていないと思っていませんか?

先日、こんなことがありました。
僕がお店のパソコンで、お店のキャラクターのうさぎを描いていました。
お店のカウンターの中で描いているので、お客様からはその画面が見えるのです。
お客様が僕の描いている絵を見て

「そのネズミちゃん、とってもかわいいですね♪」

僕は、とりあえず「ありがとうございます」と、言っておきました。
あなたなら、ここでどう思いますか?

「あ、これネズミに見えたんだ。これは貴重な意見。もっとわかりやすく描かないと。」

こんな感じですか?
他人の意見が重要であれば受け入れるべきですよね。

でも、本当にそうですか?


他人の意見の原因を考えよう

僕は、そこからなぜそう言われたのかを考えました。
「下手なんじゃない?」って思われる方もいるかもしれません。
その可能性も考えてみました。

【自分の絵が下手だからわからなかった?】
これで考えてみます。
その他のお客様からは、きちんとうさぎだと認識されています。
そして、勘違いされることはかなり少ないです。

多数の人からはうさぎです。
ってことは、下手だからわからなかったってことは違いそうです。

【絵の描き方?】
お店のキャラクターの絵は、ほっぺたがぷっくりしています。
動物のイラストで、ほっぺたがぷっくりしているイメージがあるのって、「リス」とか「ねずみ」ですね。

「りす」と「うさぎ」は耳の大きさを変えれば少し似ていることに気付きます。
実際の動物は見てわかるのですが、絵となれば共通点も多くて似てくると思います。


なぜ絵を違う風に見られてしまうの?

細かいパーツを見れば違うところは多いですが、みなさんは細かいパーツを鮮明に覚えていますか?
絵を描いていたり、「りす」や「うさぎ」をじっくり見て覚えている人は、わかるとおもいます。
普通はあまり覚えていません。
なんとなくで覚えています。

こういうなんとなく覚えている人っていうのは、どうすれば「りす」や「うさぎ」というのを認識するのでしょうか?

これは、絵を見た時になんとなくの記憶がつなぎ合わさって認識するのだと思います。

例えば
・この鼻は人間ではない
・人間とは違う耳がある
・この鼻と口の形は動物だ
・こういうパーツが合わさったらきっと「りす」だ

こんな感じでしょうか。

記憶のつなぎ合わせの違いで、「うさぎ」の絵を「りす」と間違えて認識することはありそうです。その人が人生の中で見てきたもの、認識してきたものによって変わっても来ると思います。


絵にすると判断は他人次第になってしまう。

簡単に描いた絵を見てください。

意見を取り入れる?1

一応「うさぎ」と「りす」です。
見ればわかりますが、耳以外は全く同じです。

簡単なパーツだけでも認識はできますよね?
では、こうなればどうでしょう?

意見を取り入れる?2

はい、真ん中の動物は何でしょうか?
これを「うさぎ」と認識するか「りす」と認識するか、または違う動物と認識するかで意見がわかれそうです。
描いた僕も何かわからないので、みなさんがどう思われるかもわかりません。

だけど、見た人はそうれぞれ意見があると思いますが、これはもう見た人の判断で決まってくると思います。
こういう時は多数決で決定できそうですね。


どう描いていいかわからなくなる人

話しが脱線したように思えましたが、まずなぜそれを言われたかの理由を考えるということは、自分の絵と向き合うきっかけになります。
他人の意見をどこまで受け入れるかというお話しで言うと、【考えるきっかけ】として受け入れるといいと思います。

今回の例で言うと「うさぎ」が「りす」に見えると言われて、すぐに絵を変えてしまうのではなくて、なぜそう言われたのかの原因を考えましょう。
何も考えずに全力で他人の言葉を受けいれて、コロコロ絵が変わってしまうのは成長がありません。
自分の絵を見失ってしまいます。
意見を言われすぎて描けなくなってしまった方は、自分で考えているようで実は自分の考えでは動いていないってことが多いと思います。


誰の意見も受け入れたくない方

最初からじっくり考えるから、誰の意見も受け入れない。
こういう方もいると思います。

だけど思い出してみてください。
前にこんな記事を描きました。

【絵が上手くなりたい方へ。 その目的はありますか?】

【絵は自由に描いたらいいよ♪ ただし、条件があります。】


まだ読んでいない方は、読んでみてくださいね。

これらの記事は、【描く目的】【伝えたい相手】のことをお話ししました。
もし、それらがあるのに自分の考えだけで凝り固まってしまうのは、あまりよくないかもしれません。

他人の意見が【描く目的】【伝えたい相手】に関することであれば、非常に良い【きっかけ】をいただけたという事だと思います。


◇◇◇◇◇◇


今日は、「他人の意見は取り入れたほうが良いの?」というテーマでお話ししました。

他人の意見は自分の絵のことを考えるきっかけになるよ
という感じでまとめておきます。


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