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【第5回 写真に落描きしながら立体を理解する方法】[note0031]
こんばんは。
今日はこの後予定があるので、あまりnoteに費やす時間がないと思って、少し簡単な記事にしようと思ったら、逆に手間と時間がかかってしまった、お絵描き研究家Ryoです。
結局予定が終わってから配信をすることになりました笑
僕は、イラストのお仕事をしたり、デザインのお仕事をしたり、うさぎ雑貨とキャンドルのお店を経営しながら雑貨作りをしたり、生徒さんにブランド作り(絵の描き方・物語の作り方など)のレッスンをしたりしています。
このnoteでは「退屈な日常に楽しさを。一般人でもクリエイターになれる!」をモットーに。
「1人でも多くの方の人生を楽しく出来るように、誰かの可能性のきっかけになるように」と、そのきっかけの1つとして絵を通じてお伝えしたいということで配信しています。
今日は遊びながら絵の勉強をしようという「お絵描き遊び」の記事を書きます。
今回は【写真に落書きしながら立体を理解する方法】というテーマの5回目です。
前回の記事の続きになりますので、まだの方はこちらを先にどうぞ。
パースなんか嫌いだ!遠近法なんか嫌いだ!
と、いうわけで今日は少し「遠近法」について触れていきます笑
なんてことを言ってしまうと、もうこのページを閉じてしまう人も多いかもしれませんので、あんまりそういうの意識しないような感じで説明していきたいと思います。できるかなぁ?
まず、1枚目の写真を見ていただきますね。
前回、建物の斜めの線のお話しをしました。
この写真にも斜めの部分があります。
分かりやすい所に線を入れてみました。
もう少し斜めの分かりやすい部分があるので、もう少しだけ線を入れてみます。
ここで、線が一か所に集まっていることに気付きましたか?
そして、そこにあるのは水平線。
これは偶然でしょうか?
前にお話ししたのですが、水平線と地平線のお話し覚えていますか?
目の高さに水平線または地平線がありますということ。
この写真はとても分かりやすいです。
では、次の写真にいきますね。
写真2枚目
この複雑な写真、これにも斜めの線がありますね。
やっぱり斜めの線が集まっています。
ということは、この線が集まったところに地平線があるということ。
はい。こんな感じです。
地平線よりも下にあるものは、物の天井部分が見えていて、底の部分は見えていません。
地平線よりも上にあるものは、物の底部分が見えていて、天井の部分は見えていません。
この法則がわかれば、なんとなく遠近法というのものが分かってきた気になりませんか?
一点に線を集めて、その集まった場所に地平線。
この調子です。
では、次の写真です。
写真3枚目
ちょっと不気味な雰囲気が漂っていますね。
今までは建物でしたが、今度は森です。
森でも、この法則は使えるのでしょうか?
まずは斜めの線を探します。
なんとなくでしたが、斜めの線がありました。
しかも、線が集まっていますね。
こうなれば、地平線の場所がわかりますね。
いけましたね。
地平線もばっちりです。
森も結構簡単ですね♪
では、次の写真にいきます。
写真4枚目
また森っぽい写真ですね。
さっきの写真も森だったので、きっとこれも・・・
なにやら、先ほどとはちょっと違いますね。
とりあえず斜めの線を探してみましょう。
なんだか上手くいきませんね。
どうしてでしょうか?
まず、山にも斜めの線があると思って引いてみましたが、これが間違いのようです。
斜めの線は、ある程度まっすぐの物にしか適用できないんです。
この山というのは、もともと斜めです。
斜めの物には適用できません。
川も怪しいです。
整備されていなくて、まっすぐな川なんて見たことがありません。
だから、この斜めの線も信用できないということです。
だけど、完全にダメかと言われるとそうでもなくて、なんとなく一点に集まってきていますよね?
だから、なんとなくその辺りに地平線があるかもという予想は出来ます。
なんとなくですが。
ちょっと2本線を引いてみましたが、大体この2本の線の間ぐらいの場所にありそう。と、いうことが分かります。
これ以上の判断は、もっと細かく観察しないとわからないと思います。
今回そこまでのことはしませんので、考えるのはここまでです。
では、次の写真。
写真5枚目
また森です。
さっきの写真では、なんとなくしか地平線と斜めの線を見つけることができませんでした。
今回も難しそうです。自信がなくなりそうですね。
でも、もう少しやってみましょう。
はい、これは先に地平線らしき場所を探してみました。
これはなぜかというと、まずは奥の線ですよね。
僕が引いた青い線の右側、ここがポイントです。
そして、それよりも下にある木に注目してください。
木の枝や葉の裏側が見えないですよね?
斜め下に枝が垂れているので当然ですが、青い線よりも上にある枝は、上に行けば行くほど裏側が見えそうです。
これも慣れで、なんとなく見えそうだなぁでいいです。
なんとなく斜めの線を引いてみました。
大体こんな感じでしょうか。
「どの写真にもこういう線がある」ということを頭に入れておくくらいで良いです。
ちょっと見つけてみようかな?ぐらいで良いと思います。
では、次の写真に行きます。
写真6枚目
はい。森です。
ちょっと考えてみると、かなり難しい感じがしますね。
少しやってみましょう。
まず斜めを探してみます。
・・・なんか、違う感じがしません?
そんなに目線が上にあるような感じでもないです。
お分かりの通り、この写真は結構複雑です。
まず、川の真ん中辺りに注目していただきます。
大体こんな感じで、川の真ん中辺りに平らな部分があります。
川の他の部分も同じようにやってみます。
何かに似ていません?
・・・そう、階段です。
この階段。それぞれの斜めの線を伸ばしてみても同じ一点には集まらないんです。
これは、一つ一つのに角度があり、向きがあるので、全てが1つの場所には集まらないんです。それぞれの一点には集まるんですけどね。
これにも少し法則がありそうですね。
上に行くにつれて、段々真横になっていっているということが分かります。
これが真横になりそうな場所に地平線があります。
今回長々と解説してきましたが、結局複雑な背景にしていくとパースって複雑すぎて頭がパンクしてしまいます。
しかも、そこまでやったところで、パースがばっちり正確になっていても、少し違っていたとしてもほとんどの人が気付かないのです。
それに、一枚または一コマの絵にそこまでの時間をかけて、あまり気付いてもらえないような作業をやりますか?
ってことですよね。
昔の西洋画のように一枚に命を懸けてじっくり描くような絵画なら、そこまでやる必要があるかもしれません。
みなさんはどうですか?
描きたい絵にどこまでの正確さを求めますか?
前に配信した記事【どんな絵を描きたい?】でお話ししましたが、
何を
・どこまで追求して
・どんなクオリティで
・どんな雰囲気で
・どんな絵で
描きたい?
ということです。
絵は練習すれば、どこまでも追及出来てしまいますが、そこまでやる必要があるかどうか考えてみてくださいね。
で?何ができるの?
ここまでやったけど、なにができるの?って思いますよね?
今までの「斜めの線」「地平線」を意識して背景を描いてみようと思います。
背景ですよ。
まだキャラクターの描き方もやっていないのに背景です。
できるかどうか、ちょっと見てくださいね。
はい、これはもうわかりますね?
地平線です。
紙の真ん中辺り(どこでも大丈夫です)に地平線を決めておきます。
斜めの線はどこに集まりますか?
地平線のどこかの一点に集まりますよね。
ここにします。
こんな感じで適当に決めてください。
ここから放射線のように線が広がっていくんですね。
下の方に広がりを意識します。
ただ、まっすぐだと面白くないので、くねくね曲がった道のようなものを作ってみましょう。
下に行けば行くほど広がるのを忘れないでくださいね。
次に木を描いていきます。
奥に行くほど小さくしていきましょう。
次に地平線の上に山を描いていきます。
山はかなり遠くなので、立体というよりは、ほぼ2次元のように平らに描いても大丈夫です。
単純な絵ですが、背景っぽくなってきましたね。
もう少しだけアレンジしてみましょう。
川にある岩も奥に行くほど小さく描いて下さい。
草も同じく奥に行くほど小さく。
今日はあまり時間をかけれないので、少しだけちゃんと描いてみますね。
この上の絵を下絵にして、綺麗に描いていきます。
こんな感じです。
光と影を意識してもっと時間をかけて描くと、もっと綺麗な絵になりますよ。
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
前回の写真に落描きをしたように、この背景の絵にも同じように「うさぎ」などを描いてみると、もう立派なイラストの完成ですね。
ちょっと説明などの絵が雑になっちゃいましたが、わかりやすいと思っていただけたら嬉しいです。
◇◇◇◇◇◇
あとがき
今日は、【写真に落書きしながら立体を理解する方法】というテーマで5回目のレッスンをさせていただきました。
駆け足でしたが、なんとなく「絵ってこういう仕組みなんだな」って感じていただければと思います。
今はわからなくても、何度かレッスンしていくうちに感覚でわかってくると思います。
◇◇◇◇◇◇
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こういうことは隠さずに言っておきますね笑
コメントも大歓迎です。
質問や、話してほしいテーマや絵で悩んでることがあれば、そういうも大歓迎です。
題材に出来そうなお話しは、今後記事として配信していきたいと思います。
今回も見ていただき、ありがとうございました。
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