【立体研究図鑑 キャラクターvol,5】[note0048]
こんばんは。
今日の大阪はかなり暖かくて、上着がいらないぐらいでした。
とはいえ、一応出掛ける時は上着を着てしまう「お絵描き研究家Ryo」です。
僕はイラストのお仕事をしたり、デザインのお仕事をしたり、うさぎ雑貨とキャンドルのお店を経営しながら雑貨作りをしたり、生徒さんにビジネスアーティスト講座(絵の描き方・物語の作り方・販売方法などのレッスン)をしたりしています。
このnoteでは「退屈な日常に楽しさを。一般人でもクリエイターになれる!」をモットーに。
「1人でも多くの方の人生を楽しく出来るように、誰かの可能性のきっかけになるように」と、そのきっかけの1つとして絵を通じてお伝えしたいということで配信しています。
◇◇◇◇◇◇
1.はじめに
今回は【立体研究図鑑 キャラクターvol,5】ということで、前回の続きになります。
キャラクターを描く為に立体を理解していこうというレッスンです。
前回の記事はこちら【立体研究図鑑 キャラクターvol,4】
では、はじめます。
2.「目」について
今回は「目」の描き方についてレッスンしていきましょう。
皆さんは、絵を描くときに「目」の描き方で迷っていませんか?
もしくは、「目」の描き方で迷ったことはありませんか?
色んな人の描いている絵を見ていると、この「目」ってどうなっているんだろう?って思うことがあります。
その人の絵のタッチ(絵柄)っていう事もあったりするのですが、「その部分だけでも修正すればかなり良くなるのに。」と思います。
大きなお世話かもしれませんが、自分では気付いていない方も多いかと思いますので、今日は例を出して、それを修正していきたいと思います。
3.よくある違和感のある「目」
まずはこの絵を見てください。
どうですか?
めちゃくちゃ違和感ありませんか?
「こんな絵を描く人はいない!」
なんて思う方、実は絵の描き始めはこんな感じになってしまうことがあります。
よく観察出来る方は、初心者でもこうはならない方もいます。
なぜこういう絵になってしまうのかわかりますか?
そして、この絵をどう修正すれば違和感がなくなるかわかりますか?
この違和感に気付くことから始めていきましょう。
4.左右の「目」の違和感
実は、先ほどの絵は、左右同じ「目」の形で、左右対称にしただけです。
「目」を描くときに失敗してしまう原因として考えられるのは、描く人は頑張って「左目」描いて、同じように「右目」を描くことをしました。
「目」とは左右同じものだから、同じに描かないと・・・
そして、自分なりに上手く「目」を描けました。
「目」の形を描くことに集中するので、顔のどこにどういう風になどといった事は考える余裕がありません。
こんな感じだと思います。
もう一つの原因があるとしたら、「目から描き始める」という描き方をしている人。
これは、顔の形を理解していないと難しい上級者向けのテクニックだと思います。
その描き方しかしていない人は、それだけに慣れてしまっているかもしれませんが、いきなりやるのはお勧めしません。
5.「目」の違和感を修正する
最初の違和感のある絵を修正していきましょう。
原因は、左右同じ「目」の形だという事。
顔が正面を向いていればそれで良いかもしれませんが、あの絵は顔が斜めを向いています。
斜めを向くということは、顔の形も、「目」も斜めを向かないといけません。
「目」が斜めを向くということは、左右同じではダメなんです。
左右同じではダメなことはわかりました。
具体的にどうすればいいでしょうか?
それは、左側の「目」(絵の人物の右目)を修正していけばいいです。
とりあえず変だと分かるのが、顔から「目」がはみ出してしまっていること。
これから修正しましょう。
左側の「目」の幅を狭めてみます。
そして、きちんと顔に入れてみます。
どうでしょうか?
・・・まだ違和感ありませんか?
幅を狭めて、顔に入れるだけではダメなようですね。
次の絵を見てください。
今度はどうでしょうか?
違和感がなくなったのではないでしょうか?
(絵の好き嫌いは別として考えてくださいね笑)
6.「目」を理解するには顔の形から
顔の形が分かっている方には、なぜ違和感がなくなったかはわかっているでしょう。
まだ理解できていない方には、どう変わったから違和感がなくなったのかが説明しにくい。もしくはできないと思います。
顔の形を少し理解してみましょう。
自分の絵のタッチ(絵柄)とは違うと思っても、理解しておくと必ず役に立ちます。
顔の目の周りってくぼんでいますよね?
わかりやすくすれば、大きなサングラスをイメージしてみてください。
もしくはゴーグルのようなもの。
そして、その中にも凹凸があって、目の周りには骨がありません。
この絵で説明するとこんな感じです。
ドクロをイメージすると分かりやすいかもしれませんね。
ドクロの目の穴の中に眼球が入ってて、少し外に飛び出しています。
この「少し」というのは、眼球はほとんど顔に埋まっているからです。
7.「目」を描く為に重要な「鼻」の理解
次に理解するのは、「鼻」です。
「目」を理解するのに、「鼻」が重要なんです。
説明しますね。
「鼻の穴」の部分から、眉間にかけて「鼻筋」があります。
この「鼻筋」を立体に見てみましょう。
目の周りよりも、出っ張っていますよね?
これが重要なんです。
これがあるので、角度によっては「目」が隠れてしまいます。
今回の絵の顔の角度は、ギリギリ見える位置にあります。
隠れるときは、目はどうなるかというと・・・
こんな感じで、「鼻筋」と「目」を繋げて描くような絵になります。
もう少し角度が横になると「目」は隠れてしまいます。
8.まぶたの存在
次は、「まぶた」について説明しておきますね。
簡単に言うと、眼球をカバーしているのが「まぶた」。
基本は「上のまぶた」が上下して瞬きをします。
この「まぶた」部分には骨がありませんので、大体「眼球」の形になります。
絵にするときは「上のまぶた」をあえて描く場合がありますので、「上のまぶた」がどこの部分かを見てみましょう。
この「上のまぶた」を絵で表現するとしたらこんなかんじでしょうか。
9.「目」の描き方
そろそろ「目」を描いていきましょう。
まず、どこに描くか。
最初の「ドクロの目の穴」の部分を思い出してください。
この部分に大きな円をイメージします。
そして、顔の形をイメージして円を変形させます。
黒目の部分を描くとこんな感じ。
そして上下の「まぶた」を描きます。
余計な線を消します。
きちんと「目」になりましたね。
違和感もないのではないでしょうか?
この描き方を基準にすれば、他の形の「目」も描くことが出来ます。
わかりやすいように、基準の部分を薄くして、その上から描いてみます。
では、余計な線を消してみましょう。
また違ったイメージの人物になりましたね。
こんな感じで、形さえ理解していれば、アレンジは自由に出来るので、色々と試してみてください。
10.あとがき
今日は「目」の描き方についてのレッスンでした。
応用すれば、他の角度も描くことが出来るようになりますが、「他の角度の顔の場合の「目」の描き方をやってほしい!」などの意見があれば、別の記事でレッスンしたいと思います。
お気軽にコメントしてくださいね。
また別の機会に「動物の目」もやっていきたいですね。
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こういうことは隠さずに言っておきますね笑
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題材に出来そうなお話しは、今後記事として配信していきたいと思います。
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