FM音源 オペレータを繋ぐアルゴリズム
はじめに
一部のFM音源チップやFMシンセ refaceDX は音を出す為のオペレータが4つあります。これらの繋ぎ方次第で、同じパラメータでも別の音が鳴ります。
アルゴリズムの種類
YM2612のアルゴリズムは全部で8種類。自身にフィードバックできるオペレータは1つだけ。それを踏まえた並びになっていると考えられます。
続いて refaceDX のアルゴリズムは全部で12種類。
フィードバックは全オペレータで可能であり、YM2612 より4つ多いものとなっています。
3種類だけやってみた
YM2612側の環境:
・ 使用オペレータは4個
・ アルゴリズム: 2個ずつ並列 → 4個並列 → 4個直列
・ TL=35, 0, 41, 0
・ ML=3, 1, 14, 4
・ エンベロープ全キャンセル
・ その他割愛
refaceDX側の環境:
・ 使用オペレータは4個
・ ALGO: 2個ずつ並列 → 4個並列 → 4個直列
・ LEVEL=127, 86, 127, 92
・ FREQ=4.00, 14.00, 1.00, 3.00
・ エンベロープ全キャンセル
・その他割愛
オペレータを4つ全部直列にすると、 refaceDX の音が似なくなるんですよねぇ・・・。
原因はおそらく各オペレータのTL比率、DT値、フィードバック。