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(ヨガ・気功)丹田を意識しても、頭と同調させれなきゃ意味ない、かもしれない

丹田と頭を同調させる練習。


腹式呼吸しながら丹田を意識します。

丹田の感覚がハッキリしたら、頭を意識します。

「丹田」「頭」「丹田」「頭」「丹田」「頭」……

という風に、素早く交互に意識します。

丹田の感覚、頭の感覚、それぞれ違うと思いますが。

なるべく波長を合わせるような、調和させるようなイメージをもちます。


これを思い付いたキッカケは、隆椎(第7頸椎)です。

後ろのところが隆起してるから、隆椎といいます。

首のつけねの骨です。

「不調のあるひとは、首のつけねに何かしらの症状が出る場合がある」と聞きました。

理由として、姿勢が悪くて頭が前に出てると、とくに負担のかかる場所だから、というのもあると思います。

猫背がひどいと、上位胸椎や下位頸椎が丸まったり、骨がボコッと出て首のつけねで段差になったりします。

あるいは、姿勢以外の話でも、「頭の緊張は首に出やすい」というのがあると思います。

脳と首は物理的に近いので、意識が緊張してると、首や肩に力が入りやすくなるのです。

腰や足だって、脊髄から出た神経つながってて脳が制御してるのは同じ、はずなんだけど。

物理的に近いほうが反応は出やすくなります。

その考えでいうと、「首は脳の支配下にある」といえます。


一方で、腹式呼吸をしてお腹を意識すると、頭の意識が薄れて、気持ちが下がるような気がします。

おへその下のへん…丹田、と呼ばれる場所が具体的に何なのかはわかりませんが、

位置的には小腸です。

そのへんにはパワースポットがあると考えられてます。

「ハラで考える」とか「ハラがすわってる」というと、頭より下の、身体が主体で何かが起こってる感じがします。


背骨の話ですが、ヨガや気功では、

「尾骨のへんから生命エネルギーが上っていって、背骨を通って頭部に向かう」という考え方があります。

エネルギーがスムーズに通るためには、背骨が整ってる必要があります。

歪んでたりカタマってたりするとダメです。

しかし、単純に背骨を物理的に整えたり、

エネルギーを通すイメージしたらそれでいいのか、と思いました。


身体の下のほうでとくに重要なポイントは丹田で、下丹田と呼ばれます。

ここにエネルギーが溜まるといわれます。

身体の上のほうでとくに重要なポイントは頭で、ひたいの辺りを上丹田と呼びます。

下丹田のエネルギーが、背骨を通って頭のほうに上っていくとしましょう。

尾骨、仙骨、腰椎、胸椎と上っていきます。

そして、頭の支配領域、頸椎に差し掛かったところで、

もし頭がそれを受け入れなかったら

エネルギーはうまく流れなくなる、可能性があるように思いました。

レールがズレてると、列車が脱線してしまう、イメージです。

その脱線のポイントが、胸椎と頸椎の境目である隆椎(第7頸椎)です。

明確にそこが境目というわけではないです。

その下の上位胸椎だったり、多少のブレはあるかもです。

身体の全身の循環がうまく流れなくなると、いろんな問題が起こりえますが…

その原因の一つとして、頭と身体が不調和を起こすことが考えられます。

その際に、頭と身体の境目である、首のつけねに何かしら症状が出る、みたいな可能性を思いました。


丹田にパワーを集めて、通り道である背骨を整えても、

頭がそれを受け入れなかったら、エネルギーは上手く流れないかも、という仮説です。

受け入れない、とはどういうことなのか。

よくわかりませんけど。

一般的に、「頭でこうしようと思っても身体がいうこと聞かない」みたいにいう場合が多いです。

より潜在意識に近い身体を使うことがむつかしくて、

身体さえ使えたら(身体がリラックスしたら)頭はそれに従う、みたいな。

しかし、例えAさんとBさんが二人とも健康そのものであっても…

Aさんの頭とBさんの身体をくっつけたらうまく行かなくなるように、

頭と身体の不調和は起こりえるのでは、と思いました。

拒否反応みたいなやつです。

頭にも身体にもそれ自体で問題なかったとしても、

頭のほうには頭の都合があるので、身体の都合に合わせられるかわかりません。


丹田の支配領域、尾骨、仙骨、腰椎、胸椎には「油」が流れてるとします。

頭の支配領域、頸椎には「水」が流れてるとします。

気功の小周天とかやってみて、背骨のエネルギーを循環させてみた場合、

油と水がかき回されて、混ざらないまま、何か変なことになります。

そういうイメージでもいいです。

それを防ぐために、丹田と頭の…

波長みたいなやつを同調させる必要がある、ようにも思いました。


丹田と頭は物理的な距離があるので、エネルギーを回しても時間差ができます。

絵の模写をするのに、景色を見てからキャンバスに描くのに時間差があるようなものです。

時間差があるとイメージは変形しちゃうと思います。

うまく模写するためには、パッと見て描いて、パッと見て描いて、をくりかえします。

そうやって、見たものと描いたものを同調させてく。

みたいな発想で、丹田と頭を同調させます。

しかし、丹田はパワーが強くて、それに頭が合わせると、疲れちゃうかもしれません。

波長は合わせるけど、パワーは丹田>頭にするとか、

同じ色鉛筆を使うけど、丹田は濃く塗って、頭は薄ーく塗るみたいのが、良いかもです。(上虚下実)

たんに丹田を充実させて頭を空にしようとしても、

頭を空になんてできるわけないから、馴染まない何かが残ってしまうみたいな。


というのが最近気功について調べてて思ったことです。

とにかく頭というのは頑固なものなので、簡単に恭順してくれるとは思わない方がいいのかも!?

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