【実施報告】埼玉県立浦和高等学校グローバルリーダーシッププログラム2期
こんにちは!iLEAPスタッフの友香です。
先日、埼玉県立浦和高等学校様と共同でオンラインにて実施したグローバルリーダーシッププログラムが無事修了しました。今回で2回目の開催です。
この記事では、「オンラインで、しかもすべて英語で、グローバルリーダーシップを学ぶってどんな感じ?」にお答えすべく、プログラムの内容をお届けします。
1日目:リーダーとリーダーシップの違い
同じ高校から集まった9名の生徒さん。普段から仲の良いご友人同士もいらっしゃれば、ほぼ初対面です、という方も。まずは、自己紹介を通してお互いのことを知ると同時に、このプログラムで得たい経験や知識を宣言します。
iLEAPでは「リーダーシップはすべての人に備わっている」と考えています。では、リーダーとリーダーシップの違いとは何だろう?と、対話や動画を通して浮き彫りにしていきました。
2日目:自分のリーダーシップスタイル
他者や組織に対してのリーダーシップの発揮には様々な方法(スタイル)があります。人それぞれ得手不得手があり、また状況によってもどのスタイルが良いのかは変わります。
5つの主だったリーダーシップスタイルについて学び、どのスタイルが自分にとって得意・不得意なのかを探りました。それで終わってしまうと知識として蓄積はされても、自分ごととして落とし込むことはなかなかできません。そこで、振り返りや対話を通して、過去の経験や普段の行動の内、いつどのようにそのスタイルが発揮され機能したのかを考え、自身についての理解を深めました。
また、2日目はグローバルに活躍する2人のリーダーにお越しいただき交流をしました。「リーダーとして大事なこと」「おすすめの本」「仕事を楽しむためには」など多岐に渡る質問をして、リーダーシップを発揮しグローバルに仕事をするとはどういうことなのかをそれぞれ持ち帰ることができました。
【ゲストリーダー】
・Dr. Kyle Nakamoto
・Dennis Sawyers
3日目:自身の価値観
リーダーシップを発揮するうえで非常に重要な「自分の価値観や大切なものことをわかっており、それが欠落しているときには気づけること、そして可能な限り自分で満たせること」。自己評価と対話を通して各々が自身をさらに深く理解しました。
後半の時間には、シアトルの高校に通う日本語を学ぶ生徒や日本のルーツがある生徒複数名にご参加いただき、交流とディスカッションを楽しみました。浦和高校の生徒さんたちは、「好きな日本語」「なぜ日本語を学んでいるのか」「アメリカでの高校生活はどんなものなのか」などの質問を日英混ぜながらしていました。
終了後は、「楽しかった!」「次に海外の人と話すときにもっと日本の文化について話せるよう自分も勉強したい」「反応を返すのに精一杯で、踏み込んだ質問ができなかったから、もっと英語を勉強したい」と異文化交流の楽しさ・難しさを実感しながらも充実した時間を過ごしたような感想が見られました。
4日目:グローバルマインドセットとアジリティ
グローバルな現代社会に生きるわたしたちですが、「グローバルな思考って一体何だろう?」「それはどうやったら伸ばせるのだろうか?」が4日目のテーマでした。また、アジリティ(≒敏捷性)もグローバルマインドセットに不可欠な要素として話し合いを行いました。
その後、日本からアメリカに移住し現地で活躍されている2人のリーダーにインタビューをしました。「なぜその専門領域を選んだのか」「アメリカに行くのは怖くなかったのか」「英語はどうやって勉強したのか」「高校生の時の夢は何だったのか」。自分達の延長線上にいるようなロールモデルであるお二人に対しての質問は尽きず、あっという間の1時間でした。
【ゲストリーダー】
・Kohei Okimuro
・Koji Abe
5日目:リーダーシップステートメント
過去4日間に感じたこと、気づいたこと、学んだことなどを起点に、「今の自分はどんなリーダーなのか」「これからどう行動していきたいのか」を宣言する最終回。ひとりひとりの個性が存分に出た発表となりました。
個人的には、この5日間を通して参加者の皆さんおひとりずつの「自分はこういうひとだ」という自信が画面の向こう側からどんどん透け出てきたのを目撃しました。また、その場にありのままの自分でいて、意見や考えを共有すること、時には「わからない」と言うことに対しても伸びやかな状態でいられるようになっていることも明らかでした。
Education for Transformation: Discover Yourself, Discover the World - 自己の変容が社会の変革をつくる、自分らしいリーダーシップが真のリーダーシップ、を掲げるiLEAP。次はどんな生徒さんたちと、どんな学びができるのか。わたしたちも今から心待ちにしています。
最後になってしまいましたが、改めて、今回のプログラムを共同実施してくださった埼玉県立浦和高等学校の皆さん、ほんとうにありがとうございました!
今回いただいたアンケート結果についてはまた後日別記事でまとめますのでお楽しみに!
プログラムのお問い合わせはこちらから:
gla@ileap.org
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