見出し画像

お酒のカロリーの話

皆さんはお酒好きですか?特に関東なら先週くらいまでお花見シーズンだったので、桜の下でお酒片手に唐揚げ、なんて理想セットで楽しんだ方も少なくないと思います。

そんな桜の席や飲み会、晩酌など食事の際にはよく利用されるお酒、美味しいって事以外どのくらい知ってますか?

そんな日常に溶け込んでいる「お酒」について今回は深掘りしていきます。


お酒のカロリー


まずお酒に入ってるカロリーがどんなもんなんだって話なんですけど、

まず様々な栄養素は摂取すると体内でエネルギーを生産します。これを基本栄養素とアルコールで1g当たりの生産量で比べてみましょう。


炭水化物(糖質):4 kcal

タンパク質:4 kcal

脂質:9 kcal

アルコール:7 kcal


という感じでアルコールは1g当たり脂質よりちょっと少ないくらいレベルのかなり高いエネルギー生産量があります。

ただ、これだとわかりづらいので、実際のお酒で見てみましょう。


酒の種類/アルコール度数/カロリー

ビール 5% 約 42 kcal

日本酒 15% 約 105 kcal

焼酎 25% 約 140 kcal


という感じになります。

お酒はほとんどが水分、残りがアルコールと微量の糖質なので、当然アルコール度数が高ければ高いほどカロリーも高くなっていきます。

ただ、焼酎とかは割って飲むことも多いので、ロックとかで飲まない限りはカロリー的にはそこまで大差はつかないと思います。

まあ5%のビール500mlでも単純計算で約210kcalあるんで、度数低いからといって飲みすぎたら凄い事になりますけどね。


タイプが違う?酒のカロリー


お酒は高カロリーってのは前項で話しましたが、世の中にはお肉とか高カロリーなものってたくさんありますよね?実はお酒はそういった他の高カロリーなものとはちょっと性質が違うんですよね。

例えばお肉なら脂身でそうしても高カロリーな食べ物になりますが、お肉はカロリー以外にも良質なタンパク質や亜鉛など、様々な栄養素の補給源となっています。

次にお酒なんですが、お酒はアルコールのカロリー以外にも、微量の糖質が含まれています。以上


そうなんです、他の高カロリーなものは、カロリー以外にも様々な栄養素が含まれてますが、お酒は糖質もカロリーなんでカロリー以外の栄養素や成分がほぼ含まれてないんです。

そのため、普通の食事にお酒が入ればカロリーオーバーになりがちだし、逆に飲むからその分食事量を減らそうとするとその分の栄養素が不足してしまうので、どちらにしても栄養バランスが崩れがちになってしまいます。


お酒最大の問題


今まではお酒自体のカロリーに触れてきましたが、正直問題はそこじゃないんですよね。


皆さんイメージしてみてください。

桜の木の下のお花見、レジャーシートの上にあるのはお酒だけですか?

飲み会の席で、テーブルに置かれてるのはお酒だけですか?


多分大多数の人が違いますよね?恐らく多くの方が酒と一緒に置いてある「食事」を想像したはずです。


そう、それが1番の問題なんです。


まず、お酒って何処で分解されますか?

まあ肝臓ですよね、ここまではよく知ってる方が多いと思います。


それでは、食事から摂取した栄養素をエネルギーに変えるのって何処で変えるか知ってますか?

実はこれも肝臓なんですよね。基本的には摂取した栄養はエネルギーに変換されます。「基本的には。


アルコールは優先的に分解される性質があるんですが、そのアルコールを飲み会とかで摂取し続けるとどうなると思いますか?

飲み会の食事の流れで考えてみましょう。


飲み会で頼んだ食事を楽しみつつアルコールを飲みます。

摂取した食事の栄養とアルコールが肝臓にたどり着きます。

肝臓は分解しなきゃいけないアルコールがどんどん来るんでその分解に追われ、栄養のエネルギー変換が上手くできなくなります。

エネルギーと変換される行き場を失った栄養は身体に中性脂肪として残り、肥満や生活習慣病の原因となります。


これが1番の問題、食事問題です。


更に厄介なポイントが3つあります。


1つ目は食事の内容です。

皆さん飲み会とか行ったら何食べます?無限に枝豆とかサラダ食べるヘルシー志向の人居ます?

恐らく多くの方が、「唐揚げ」や「春巻き」など、脂多めなこってりめの食事をすると思います。

この脂肪分がダイレクトに中性脂肪に繋がるリスクがあります。


2つ目はお酒の効果です。

そう、皆さんもご存知お酒の「食欲増進効果

これによって1つ目の食欲が増進されて普段より食べ過ぎになる傾向があります。


3つ目は最近の居酒屋形態です。

特に最近の居酒屋等では食べ飲み放題をやるお店も増えてきているので、元を取ろうという欲も働いて摂取カロリーやアルコール量がとんでもない事になるケースも少なくないです。


問題の対策


でもだからと言って折角の飲みの場で酒控えろとか美味しいもの食べるなとか言われても嫌ですよね?

筆者はお酒弱いんであまり飲みませんが、もし強かったら控えろとか言われても「沢山飲んで記憶曖昧になったら食べた事も忘れるから実質カロリー0」とか言って食べるし飲みます。

なんで、飲みの席で負担にならない程度の対策を2つお伝えします。


1つ目はいつも頼んでるセットに「サラダ」を追加する事です。

いつも揚げ物セット頼んでる方ならそこにサラダ追加してって話です。

野菜などに含まれるビタミン類にはアルコールの代謝を助ける効果がありますし、最初の方に食べる事で急激な血糖値に上昇や食事バランスも整えられます。

※ポテトサラダは対象外です


2つ目は最初にお酒頼む時にor烏龍茶等を頼む事です。

これを可能であれば交互、嫌なら定期的に飲むという事です。

これによりお酒の量を相対的に減らせ、アルコール分解に必要な水分を補給できます。

また、アルコールには利尿作用があるので、体内の水分のバランスを整え、翌日脱水症状になるのを防ぐ効果も期待できます。


最後に


酒は薬にもなるって話昔からありますが、最近の研究で特にそういう健康効果は無いって研究結果が出たみたいです。

個人的には、酒をよく飲む人は当たり前ですけどお酒が好きだから飲むと思います。人は誰だって好きなことをすればストレス発散に繋がるので、お酒が好きな人は飲む事によってストレスを発散できて、結果として健康に良い効果が出てるのかなと思います(ストレスは酒以上に万病の元)。

お酒はこう言った食事のカロリーなどリスクもありますが、上手く付き合えばコミュニケーションの1つとして、食事の楽しみとしてとても有益なものです。

上手く付き合って楽しいお酒ライフを!


参考

アルコールの酒類別;カロリー早見表

http://www4.big.or.jp/~nakatomo/alc_karori_hayamihyou.html

いいなと思ったら応援しよう!

小松直生@ikuzeee
最後までお付き合いいただき、感謝感謝です! 皆さまからのサポートが励みやモチベに繋がります! 少しでも面白いと思ったり共感していただけたら↓をポチッと押していただけると筆者が泣いて喜びますので、心優しい方は是非お願いします