平成最後の大流行？タピオカについて

2018年の後半くらいから爆発的に流行り始め、今年に入ってもなお人気の衰えを見せないタピオカティー。

新宿駅等、主要駅ではそれぞれ趣向を凝らした個性的なタピオカ店が増えまくり、その出店スピードは正直運営側が「今タピオカの店出せばとりあえず売れるんじゃね？」って安直な考えで出店してるのを疑うレベルで増えている。

某大手ドーナツチェーンでは先日タピオカドリンクを全面に売り出したフェアを始め、

といった感じで、もう何でもアリみたいな状態になっている(気がする)。

しかし、運営側がそう思っても仕方ないくらい、タピオカは売れているのも事実。

電車に乗ればJKを中心に女性がタピオカドリンク片手にスマホ弄ってるなんて光景は最近よく見るし、実際に店舗に行ったら常に行列ができてる。実際美味しいしね。

そんな訳で、今回はタピオカについて深掘りしていきます。

そもそもタピオカとは？

タピオカは、キャッサバと言うイモの根茎部分のデンプンから作られます。これを粒の形に加工すると皆さんがよく知るタピオカの形になります。
この状態だとまだ白色で、お店で売ってるような黒タピオカにするにはここからカラメル色素を加えて黒くします。

このタピオカというのは「キャッサバから作り出したデンプン」という意味なので、とろみ付けに使ったりする粉の状態を意味する。普段私たちが目にする加工したタピオカは、正確には「タピオカパール」と呼ばれるものである。
(尚、一々タピオカパールと書くのはめんどくさいし、タピオカ＝タピオカパールという認識があるので後述もタピオカと省略して書きます)

また、キャッサバというイモ、実は毒が含まれており、毒抜きの加工をしたタピオカ等の状態じゃないと輸入ができません。キャッサバと聞いて「何それ？」「見た事ない」と感じるのはその為です。

ちなみに、キャッサバは生産地のナイジェリア等では毒抜きしてそのまま主食として食べられる場合もあり、味は「甘みの少ないサツマイモ」に近いそう。

実は2回目？タピオカティーの流行の歴史

まずタピオカティーが生まれたのが1983年とされ、諸説ありますが台湾の台中にある春水堂のオーナー「劉漢介」さんが開発したのがタピオカミルクティーの始まりとされています。

色々なお店でメニューに取り入れられ、わずか10年で台湾の国民的飲み物の地位を獲得し、アジア・アジア系の住民が多い国を中心に全国へ広がっていきます。

日本では、1990年代後半ごろから台湾のタピオカティーチェーン店の「快可立 (Quickly) 」や「EasyWay」などの進出により、タピオカティーの知名度が一気に高まりました。

今のJKや若い方(筆者もそうですが)は知らないと思いますが、実はこのタピオカブーム、2回目になります。
この台湾チェーン進出の1990年代が第一次タピオカブームとなり、2019年である今は第二次タピオカブームとなります。

そこから2003年に日本のパールレディーが第1号店を出すなど、徐々に定番として定着していきました。

そして2013年、タピオカミルクティー発祥のお店「春水堂」が日本第1号店を代官山にオープンした事で改めて人気に火がつきました。
(長期的に見れば第二次タピオカブームの始まりはこの時になります)

人気は低下する事なく常に安定していましたが、それでも爆発することはありませんでした。

しかし、2017・2018年に台湾の有名なタピオカティー等が続々東京に出店し、数々のグルメメディアや口コミによりその人気が爆発。今に至ります。

平成最初の頃に流行ったものが平成の最後にまた流行るって何だか良いですね。多分平成最後の更新になると思うのでしみじみしちゃいます。

タピオカは太る？太らない？

ネットではよくコレについて書かれてますが、これ結構物申したいんですよね。

ネットやサイトでは、タピオカは「太る」「カロリー高い」ってのがよく出てきます。

この記事とか見てみると100gで約350kcalあるって書いてありました。

しかしコレ、よくよく見てくと全部「乾物状態でのカロリー」なんですよね。

最初見たときは「えっ？？カロリー高いって書いてらっしゃる方はミルクティーにカッチカチ・カリッカリの茹でてないタピオカぶち込んでストローて啜ってるんか？？？ここは文明が崩壊した世紀末か？？？」って1人で突っ込んでました。

まあ言わずもがなタピオカは茹でると水分を含むので、乾物状態と茹で状態の100gではカロリーが全然違います。米だって炊く前の生米100gムシャムシャ食ったらアホみたいなカロリーになります。

タピオカについて成分表で調べると「タピオカ　粒　乾物　ゆで」の項目で約60kcalなんで、正直カロリーについてはそこまで多くないです。
タピオカティーのティーの部分のカロリー合わせて200〜300kcalってところですかね。

ただし、多くないとはいえ、タピオカティーに入ってるのは

・タピオカ(炭水化物)
・砂糖(炭水化物)

と焼きそばオカズに米を食うみたいな炭水化物&炭水化物なんで、飲み過ぎには注意しましょう。

どうしてもカロリー気になる方は

・Sサイズを注文する
・砂糖の量を調整できるお店では控えめにする
・定期的に飲む方は週○回と限度を決める

と言った対策をするといいと思います。

とまあ偉そうにゴチャゴチャ書きましたが、筆者も鬼のような甘党なのでガンガン飲むし特に気にしなくていいと思います。というかカロリーなんて気にしたら負けです。

別に後で運動すればチャラにできるんで、美味しいものを食べる(飲む)ときは何も考えず、純粋に美味しさ、誰かと一緒ならその雰囲気を楽しみ、味わいましょう。カロリーはその後で考えましょう。

というか実際はタピオカのデンプンが胃をコーティングしてカロリーの吸収を阻害するので実質カロリー0です。0です(強調)。

総論

タピオカティーは美味い！！オススメ！！！

こんなにお店が沢山あるのは流行ってる今だからこそ！！！この機を逃すのは勿体無い！！！だから飲もう！！！美味しいもの楽しんだもん勝ち！！！！

以上！！！終幕！！！