物語の書き始め方
小説、脚本などの文章ってどうやって書き始めますか?
そんな質問をいただきました。
他にも普段から
書き始める前に、すごく練るんですか?
どういう思考でスタートするんですか?
みたいなことを訊かれることがあります。
そのあたりも含めて、今回は書いていきますね。
◆ 1行目がチューニング
まず「練る」かどうかについてですが。
脚本系のものは、制作に関わる方々が多く、事前にプロットが必要なことが多いので、ざっくりなことを決めることもあります。
アニメの場合はシリーズ構成も担当させていただいていたので、プロットはもちろん、1話1話エピソードでテーマを決めたりもします。
ただ、それを「練る」と言うかというと違うかなあ。
旅行に行く時に、行きたい場所とか食べたいものはなんとなく考えておくけれど、ガイドブックをがっつり読んだりせず、初めての気持ちでその旅を楽しむようにするみたいな感覚というのかな。
どの物語でも、それを忘れないようにしています。
自分が飽きるから。
そして、小説も脚本もノベライズも基本的に
"すべては1行目で決まる"
と私は思っています。
アイドルものをテーマにしたアニメ『少年ハリウッド』の主人公が第1話で
「気づけば僕は、この世界にいた」
と最初に言うんですが、これも脚本のセリフとしては1行目。
この言葉への感想はとても多いです。
ここから先は
1,426字
このマガジンを購読すると、購読開始月以降のマガジン内の記事、全て800円で読めます。
購読開始月以前の記事の中には、一部有料バックナンバー扱いのものも出てきますので、そちらをお読みになりたい方はに単体でご購入いただく場合があります。
話をまとめると……
最初から購読頂いた方はすべての記事が過去のもの含めて、月額800円でお読み頂けるということ。
「くっそう、読みたい過去記事あるが、その頃購読してなかったから、これ有料記事なのかっ」というお気持ちになりそうな方は、早めのご購読をおすすめです。
ここだけでしか書かない内緒話<月3〜4回配信/文字数で変動>
¥800 / 月
★月3〜4回の配信予定/文字数で変動★ 作家のお仕事、それまでの日々、テレビ出演、アイドルプロデュース、仕事の裏話、過去のこと、今のこと、…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?