消えない真実はある

私は、男性アイドルのファンになったことが一度もない。

昔から「あんな人になりたいなあ」と女性アイドルに憧れて、頑張る力に変えたりキラキラをお裾分けしてもらったりすることはあって、今でもそれは大好きだ。

そんなことを言うと、恋愛対象は女性なのかと訊かれることがあるけれども、私の恋愛対象は男性でありながら、アイドルを恋愛対象や王子様対象にしたりして「つきあいたいなあ」とか夢を見ることがないだけ。

女の子アイドルの楽曲のほうが好みというところもあるし、メイクやファッションを見るのも好きだし、やる気がない時のモチベーションにつながるし、気持ちが華やぐ。

なので、女の子なら一度は男性アイドルたちにはまるでしょという前提で話をされると戸惑う。

小学校高学年や中学生になると、まわりが男性アイドルに熱狂しだすのだけれど、私はぜんぜんピンとこなかった。

なんで大人なのにあんな短い半ズボンを履いてニコニコ笑っているんだとか、なんであまりカッコよくない感じの人が時々グループに混ざっているんだとか、あの歌い方がよくわからないとかほんと世間知らずで子供っぽいことを思ったりしていた。

今となっては、あの半ズボンも、グループ内にいろんなメンバーを入れてバランスをとることも理解できるし、歌はうまいだけがすべてではないし、あの独特の歌い方は必須だと思う。

魅力の引き出し方がさすがだなあ、伝統芸の域だとしみじみ思う。

自分がアイドルに関するコンテンツを担当してからは、なおのことだった。

最近、男性アイドルが所属する事務所のことが連日ニュースになっている。

お仕事でご一緒したこともあるからか、私がアイドルに関する作品を書いているからか、そのことについて記事にしてほしいとマガジン読者の方からリクエストを頂いたこともあり、向き合って記事にしますね。

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つづき　↓