作品の後ろで起きること
とても悲しく、辛いニュースを聞いて、ずっと考えていた。
考えていたというより、自分の奥にしまっておいたもの、なかったことにしたものが滲み出てきて、それで自分が悲しいとか悔しいとかいうより、旅立たれた芦原妃名子さんを思うと、ほんとうにやるせなくなる。
先にはっきりお伝えしておきますが、私はここで、誰が悪いとか、どこに責任の所在があるんだとかいうことを語りたいのではないです。
私は、原作の立場でお仕事をすることもあるし、原作をお預かりして作品にするお仕事をすることもあるし、あちこちの立場を経験している中で感じていることを、自分を通してお話しするまでです。
基本、それぞれの作品のうしろで起きていることは、説明が必要でない限り(なので芦原さんの場合は違うと感じます)表に出す必要はないし、作品を楽しんでくださる方々には関係のないことなので、飲み込むようにしています。
これは私がそう思ってきただけであって、他の人もそうあるべきだというわけではありません。
ただ今回は、マガジン読者の皆様にはいろいろなことをお話してみようと思います。
これは、具体的に芦原妃名子さんのことを語るわけではなく、私個人が作品に関わるにあたって、感じていることをお話しするまでです。
芦原妃名子さんとは『砂時計』という素敵な作品の小説版を描かせていただいた時にご一緒しました。
その時の印象についてはtwitterでお話ししたとおりです。
それ以外のことを、この中であれこれ書くことはありません。
改めてお伝えしますが、原作者であったり原作を元に作品を作ったりという両方を経験してみて、思うこと、現場で起きがちなことを私が語るまでです。
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