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すごい! 本当の正しい道を知るコトバ

◆ コトバさんが突然やってきた

先日、痺れるような言葉を聞いた。

いまだに雷に打たれたような感覚でいます。

私の言いたかった、もしくは言いたかったことにすら気づいていなかったでも気づきたかった感情を、意図せずふいに言語化された誰かの言葉や作品などに出会うことがある。

ずっと自分に知らせたかったこと。

もしくは思い出せた感覚、ともいうのかな。

とにかくそういうものはふいに目の前に現れる。

ただ、めったにない。

それが先日、久々にあった。

私の仕事は、思考や物事を言語化していくのがメインでありながら「言語化できない感覚」に出会うと沁みるように嬉しくなる。

悪いものや嫌なもの、悲しいことは案外言語化できるもので、誰でも知っているようなあらゆるフォーマットが用意されているような中、そこに感情をあてはめて、スムーズに怒ったりすることが多い。

例えば。

怒っていることを自分の感情をこえて表現しようとして

「なんとも言えない腹立たしさが込み上げる」

と言ったとしても、なんだか「なんとも言えている」気がしてくる。

でも

「なんとも言えない嬉しさが込み上げる」

というのは(こんな言葉しか選べなくって)と、もどかしく本当になんとも言えない言語化できない嬉しさがそこに込み上がって、世界に染み渡っていく感覚になってくる。

私は、この言語化することのできない感覚を味わうのが好き。

と同時に「もしもこの感覚を言語化できたらどんなにいいことだろう」と思いながら文章に向き合ってもいる。

でも、切ないがなそれが自分の文章によって言語化されたされた瞬間に

「言語化できる文章」

としか思えないジレンマ。

出てきた瞬間、自分の中でそれはそれ以上でもそれ以下でもなくなってしまう。

もう一生しっぽが掴めないような言葉とのおいかけっこは無限ループで、終わることはない。

ただこれ、自分以外の人が言語化してくれた時は別。

「ああ、これだよ! これは言語化できない感覚だったんだよ!」

そう素直に、無限に広がるように思えるもので、だから、そういうものに出会うことは喜び。

こういうのを神の言葉とか天使の言葉とか言うと、妙な怪しみを感じる人もいるし、私もむず痒い。

なので「コトバさん」(コにイントネーション強め)と勝手に呼んでいる。

コトバさんはだいたい意図せずふいにやってくる。

出会いの感動ののち、そのコトバさんを大切に大切に自分の中で育てていくと、お願いしていなくとも勝手に光や助けになってくれる。

そんなすげーやつコトバさんは、先日の私のケースのように、テレビからなのか、それとも本からなのか、友人からなのか、街の看板からなのか、どこからどんな形でやってくるかわからないところが優しい。

無防備なところにやってきてくれるから、優しく刺さるのだし、説教くさくもない。

絶妙なタイミングでやってくるのがコトバさん。

私は、今回のやってきてくれたコトバさんのおかげで

人生のオセロがパタパタパタッと色をかえ、クリアになった
自分にとっての本当の「正しい道」がどういうものなのかわかった

という体験どころか、無限に広がっていく救いと安心を感じているのでシェアしますね。

コトバさんは、受け取り方ひとつでものすごい力を発揮してくれます。

とくに今回のコトバさんは、もう、ほんとシビレタ!

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