大人の明るい将来とは
「将来はどんなふうになりたい?」
昔はよく訊かれたものでしたが、もうまったく訊かれなくなりました。
もうすぐ50にもなるいい年の人に、今さらそんなこと訊いてもたいして面白くないだろう……とかを頭で考えて質問をしないようにしているわけではないと思うんです。
おそらく、考えなくてもそれを訊かないカテゴリにいる人だと自動的に無意識で判断されているんだと思います。
男だなとか女だなとか子供だなとかおじいちゃんだなとか猫だなとか鳥だなみたいな感じで「なんかそういう年齢の人」みたいな感じ。
一方で私は、相手が何歳であっても「将来はどんなふうになりたいですか? 何をしていたいですか?」などと訊いてしまいます。
そうすると、その人が大人であればあるほど「えっ!?」と驚かれることがほとんど。
あとは「うーん………考えたこともないな」とか「えっと……将来ってどういう意味の?」と訊かれたりする。
きっと、そういう人たちでも、子供の頃は、なりたいものを即答したか、もしくはその時に優等生に見えるものや可愛らしく思ってもらえるキャッチーなものを上げたりなどしたのだろうなあとも思う。
なんにせよそこにキラめきがあるというのが大前提の世界観。
その逆に、大人にとっての「将来」はまあまあ触れてはいけない空気のある感じのものなんだなあ……ともわかっていつつ質問してしまいたくなるのは、純粋に本当に知りたいから。
私はわりと無計画な人生をおくっている人だと自覚しているので、自分以外のちゃんとしている感じがする人たちがどんなふうに将来を見ているかとても興味があるのです。
明るそうに見える将来を持っていそうだからと勝手に思って訊いてみても、突然すごくしょんぼりした将来を語る方も多くて、ああみんな不安なのだな、考えたくないのだなと思うことも多々。
お話しを聞いていると、一番はみんな病気になることやひとりぼっちになることが怖いという内容が多い。
わからないでもないですが、最近はそこまで怖いとも思わなくなりました。
私だって本当の本当の本当は怖いのでしょうし、また年齢を重ねると変わってくるかもしれませんので、今私がこの年齢で感じていることをここに残しておきますね。
大人の将来は、ちゃんと明るいと。
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