最近あった良いことに詰まっていた宝
◆ 個室で話そうよ
その昔、27歳の頃、物書きとしてデビューする際、心構えとして
「誰も傷つかないなんてことは絶対にないのだから、そこを恐れてはいけない」
編集者の方からそう言われました。
誰も傷つかない文章を書こうとしたら、誰かに届くようなものにはならないと。
それまで好きに文章を書いていた時は、そこまで考えたこともなくて、楽しく自由に書いていて、そこに誰かが傷つく傷つかないなんて思考すらなかった。
あの後、いろんな形で編集者の方に言われたのに、私はいまだ傷つけてしまう可能性を恐れないのではなく、傷つけてしまうことを恐れている。
それは、甘えたことを言わせてもらえば少々時代背景もある。
炎上文化が定着してしまい、人からやんや言われるのが面倒くさいなあと思うこともある。
あと一番は、人が嫌な思いをするのが苦手な性分というのもある。
ある時期、必要あって実は地味にヒールをやらなくちゃいけない時期もあったけれど、うまくできなくてへんなことになっていたと思うし(笑)
何よりストレスだった。
それは私っていい人だってことじゃなくて、人が嫌な思いをすることも自分が嫌なことをすることも苦手ってだけ。自分の気分が悪くなるから。
結局、自分ってこと。
このマガジンでは、読者の方にはいい気分でいて欲しいし、でも生ぬるいのはつまらないから、わりとリアルに内緒話も綴っているし、正直なこともがっつり綴っている。
ある意味、レストランでいうところの個室みたいなスペースで読者の方と素敵な距離感で過ごすみたいな感覚。
こんなことがあったんだよね、すごくよかったからこうしてみることをおすすめするよ、みたいな話を誰かとするのってすごく有意義で私は好き。
ということで、今回もそんな時間を過ごせたらと思います。
いやいやいや、あんなきついことがー、こんなに辛かったことがー、人生ってこんなに大変なんだしー、実はひどいめにあってねというお話を聞きたい方が世の中にはたくさんいるということも存じている!(時にはするね)
だから世のyoutubeなどでは、人生の辛かった話をたくさんシェアしたりなどし、まるで人生の切り売りかのようなコンテンツで生計をたてていらっしゃる方が人気になったりもする。
そういうのが好みの方も、たまにはなんだか明日が楽しみになるような幸せ話もいいですよってことをお伝えするためにも、先にお伝えしておこう。
私にも、消えてしまいたくなるような辛いことや、よう生きてきたなと思うような大変なことや、辛いことが起きてうずくまっている日もあります。
そんな中に、光さす日がある、そこを見て、それを伝えているということなだけ。
そしてこれは私やどこかの誰かが特別にそうだというわけではなくて、みなさんそれぞれがご存知なように、みーんな色々ありながら楽しさやわくわくや気分のいいことを見つける旅をしているんですよね。
私はその旅の途中、最近、生活スタイルをがらっとかえたら、パズルがはまるようにいいタイミングのことがたくさん起こるので、運気おすそわけ。
一緒に元気になれる、素敵なことにぐんと近づける話をしますね。
楽しいよ。
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