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ここだけでしか書かない内緒話<月3〜4回配信/文字数で変動>

★月3〜4回の配信予定/文字数で変動★ 作家のお仕事、それまでの日々、テレビ出演、アイドルプロデュース、仕事の裏話、過去のこと、今のこと、人生についてなどなど、思っていたけど言え…
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2020年3月の記事一覧

文章で食べてきた人生、食べていく人生

☆ 橋口、それ、言語化するの?私は、じいちゃんっ子だったことを以前もここで書いた。 ずいぶん前にもう亡くなってしまったが……。 と、書いて(そうだ亡くなったんだよなあ)と思うほど、今日も一緒に生きている。 実は、看取ってもいないし、お葬式も行っていない。 遠方だったし、仕事で行けなかったこともある。 そして何より、私は行かないことを選んだ。 認めるのが怖いとかそういうんじゃない。 (あ、行かなくて大丈夫だ) と、勝手に思ったのだ。 あまりにもすとんとそう思っ

『100日後に死ぬワニ』のザワザワで、書き手として改めて思い知らされたこと。

◆ すごい装置を搭載したリアリティショーだった『100日後に死ぬワニ』を最初に見つけた時は衝撃だった。 こんなに日々なんでもなく、普通に、ありふれた毎日をマイペースに暮らしているワニくんが、死んじゃうなんて! そう素直に思ったと同時に、とんでもない装置を搭載した作品だと思った。 この作品は、100日に及ぶ毎日の連載後、思わぬ形でも話題にもなった。 そのこともあり、私は、自分の苦しかった経験も勝手に思い出したりし、いろいろ思うところがあったので、今日はそのお話を、お腹い

悪気がないって、正直、たちが悪いと思うの

今、いろんなところが自粛。 世の中の空気も独特。 きっと、守りたいものや守りたい存在がそれぞれにたくさんあるのだと思う。 スーパーでは、普通に食品を買うにも、人々になんとなく焦った空気があるような気がするのは、私の心持ちのせいなのか、本当にそうなのかは正確なところわからない。 個人的には、買占めする気など、なんだかまったく起こらないし、神経質になりすぎてもいない。 正しさを意識してというより、これはもともとの性格なのかなと。 コロナウイルスには諸説あるし、亡くなる

なぜあの時私は、あの男の子に「いいよ」と言ってしまったのか

◆ なぜ私は今もアホみたいに笑って生きているのか人生には、生きた分だけいろんなことがある。 なぜ私は、たいして不良にもならず、自ら死も選ばず、今もなお生き、社会生活を営んでいられるのか。 時々そう思う。 ディープな苦労話を自分からするのが得意ではない。 訊かれれば話すことはたいして苦ではないが、今ここで話すのはちょっと違う気がするので割愛する。 ざっくり言えば、だいぶジェットコースターな人生だったし、それなりのトラウマも抱えているんだろうと他人事のようにも思う。