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遺書。(第3章〜7:3の法則〜)
親愛なる君たちへ。
君たちがこの記事を読んで理解できているとしたら、おそらく早くても今から10年後くらいだろうか?
この記事を書いている今、2024年。
世の中は日々進化・変化し、特に社会のあり方や働き方が大きく変化しつつある時代の過渡期に差し掛かっている。
君たちが成人する頃にはそれはさらに加速し、今現在では考えられない混沌とした社会の中で、さぞ生きづらさを感じながら生きていることだろう。
しかし時代が変わっても普遍的なマインド・行動原則があり、私はそれを指針に今を生きている。
10年後生きていたとしても、おそらくそれは変わらないだろう。
そんなエッセンスを、何章かに分けて書き、伝えていきたいと思う。
さて、今日のテーマにいこう。
「世の中の多くのことは"7:3"で成り立っている。」
結論から言おう。
人生、キャリア、恋愛、遊び、あらゆることにおいて、"7:3"が最もうまくいく黄金比だ。
何が"7:3"か? 直感/感性が7、ロジック/理論が3だ。
6:4でもなく8:2でもない、"7:3"だ。
よかったら過去のこの記事を読んでほしい。
あらゆる物事には「定数」と「変数」が存在する。
「定数」は自分でコントロールできない事実。
「変数」は考え方や努力次第で良い方向に向かわせられる余地。
その比率は、定数3:変数7である。
そんな話をしている。
分かりやすい人間関係に例えて説明しよう。
付き合いづらい人、好きになれない人、少なからず周りにいるだろう。
そんな相手と何か協働しなければならない時、君たちはどう考えるだろう?
多くの人は、「あー、ガチャ失敗」「耐えなきゃ」「嫌だな」とか、ネガティブに考えてできるだけ自分に負荷がかからないようにすると思う。
しかしその残念な相手は定数"3"である。
そこに状況を良い方向に向かわせられる"7"の変数がある。
その時に君たちがすべきは、その”7”の伸び代を大いに活かすことだ。
・その相手から自分にはない何かを引き出して自分のものにする。
・その相手の考え方から、自分にはない考え方を学ぶ。
・その相手の得意分野が自分の不得意分野であれば、プライドを捨てて頼ってみる。
自分の考え方、行動次第で、物事は好転する。
仕事もそうだ。
配属された部署が自分の希望に全くそぐわないものだったとしよう。
そこにウマが合わない上司がいたなんてことがあればことさら、一般的に考えれば目も当てられない惨事だ。
しかし、これも定数”3”だ。
そこでも変数”7”の活用余地は大いにある。
・未知の分野の仕事にやりがいを見出し、成長の糧にしてみる。
・ウマの合わない上司とうまくやっていく方法を模索して人間関係構築のスキルを磨く。
・自分の得意分野を活かして仕事に工夫を加え、仕事に楽しさを生み出してみる。
変数を良い方向に向かわせる方法はいくらでもある。
私見ではあるが、右脳と左脳の比率も"7:3"が最適であると、私自身の経験から腹落ちしている。
直感のまま、感性の赴くままに身を委ねて行動する右脳的な自分。
それでありながら、物事を客観的に見て論理的に整理する左脳的な自分。
それらが"7:3"で調和した時、最もコンフォータブルな心理状態を保ち、良いパフォーマンスを出せると思う。
"7:3"を安定させるためにすべきこと
君たちは日本のごく一般的な学校教育を受けて育ってきている。
その多くは得てしておおよそ左脳的なものである。
もっとも、昨今の教育改革によって右脳的教育が取り入れられていることは存じているが、日本の教育の目的は富国強兵に始まり、現代産業への適応へと変遷を辿っているが、基本的にはロジカル(論理的)なものだ。
しかし、テストでどんなに高得点をとっても、どんな優秀な大学に入っても、大抵の場合その能力はせいぜい"3"の領域だ。
逆にどんなに学力偏差値が低くとも、Fラン大学にいようとも、三流企業にしか就職口がなかったとしても、そこには"7"を伸ばせる余地が大いにある。
それはどこにいても、何歳になっても変わらない。
ではその"7"を活かすために何をすべきか。
答えは、
「学校では教わらないあらゆることに興味を持ち行動すること」
だ。
それだけではわからないか。
例を挙げよう。
・普段関わりのない人と会って話をしてみる。
・普段いくことのない場所を探索してみる。
・普段とは違う環境で行動してみる。
・全力で遊ぶ。
・全力で恋愛をする。
とにかく、興味の赴くままに行動してみる。
直感で行動することは大抵"7"を伸ばす糧になる。
趣味は多いほど良い。
音楽、美術、芸術/アートにはぜひ触れて浸ってほしい。
好きなことを存分に突き通すべし。
そして時に論理的に、それを操ることが必要だ。
それが"7:3"の法則だ。
ご存知の通り私は大の釣り好きである。
私に言わせれば、釣りの世界も"7:3"で成り立っている。
他の人が釣れない中で圧倒的な竿頭(船中で一番多く釣った人)になることも珍しくない。
釣りは戦略とよく言われる。
潮の流れ、風、気圧、水温、魚の活性具合、タナ(魚のいる深度)、ベイト(魚が食べている餌)、その海域の特性、、、様々な要素を考慮しながらタックル(竿や糸やルアー)を選定し、当てに行く。
これは左脳/ロジック"3"だ。
しかし不思議なことに、それらの戦略を熟知したセミプロレベルの釣り人に素人の私が勝つことがよくある。
海を感じ、空気を感じ、手先に伝わる潮流を感じ、魚の居るであろう場所にルアーを流し込んでいく。
協奏曲を奏でる音楽隊の指揮者はこんな感覚なのだろうか。
それが見事に当たることが珍しくない。
ロジック(理論)では説明できない何かがそこにある。
ここにも"7:3"の法則が存在している。
哲学的と思うだろうか?
オカルトじみているだろうか?
しかし、おそらくこれは事実だ。
そろそろ疲れてきたので一旦この辺でやめておこう。