だれが「遺書」を書いたのか
マンガ「遺書、公開。」(陽東太郎)読んでいるひと、いますか? めっちゃおもしろいですよね!
わたしは、これが読みたいために、毎月Kindle版の「月刊ガンガンjoker」を購入しているのです。
発売日当日に、ちゃんと。
子そだて中の、いい歳をした大人が、
なんでわざわざ少年誌を買ってるんだ、と
じぶんに笑いがこみあげてきますが……
ほんとうに、ハマるんです。
このマンガ!
毎月ジェットコースターのように、
緊張感のある、スリリングな展開です。
そして、
読むたびに、どんでん返し。
連載当初から読んでいますが、
中だるみした時期が、ひとつもありません。
物語も佳境に入っているというのに
ぜんっぜん
飽きがこないんです!
ページをめぐるたびに
お、おぉっ!?
なんだ、そうくるのか!?
と、ひきこまれていき、
読みおわると、
うわー、まじか!
来月どうなるんだ、ぜんぜん予想がつかん!
と、身ぶるいします。
そして、つぎの22日
つまり、月間ガンガンjokerの発売日を
(22日が休日か祝祭日なら、発売日は前倒しになるようです。今月号の発売日は21日でした)
指おり数えて待つことになるのです……。
そんな、ドキドキがとまらない
「遺書、公開。」
あらすじです。
灰嶺中学2年D組の人気生徒、姫山椿が自殺してしまった。
そして、葬儀の帰り教室へ戻るクラスメイトの机に、死んだはずの姫山椿の遺書が届いていた!
この遺書を巡り、様々な疑惑が生まれる…。
「序列」というのは、新学期
2-Dの生徒みんなに送られてきた
クラスメイトを、
ランクづけするようなメールです。
のちに、序列24位の廿日市くるみが、
趣味の人間観察で作った、ただの
「ランキング」だったものが
序列12位の三宅雄大により、
「2-D 序列」に作りかえられていたことが
明らかになります。
その序列で「1位」だった姫山椿が自殺。
明るくてかわいくて、頭の回転も早い。
付きあっている同じクラスの彼氏は
さわやかでモテモテのイケメンくん。
人あたりも良い、クラスの人気者が、
どうして……
しかも、彼女はクラスメイト全員に
「遺書」を残していました。
それを、ひとりひとりが、
クラスのみんなに発表すれば、
わかるんじゃないか。
彼女が、どうして自ら死を選んだのか。
こうして、2-Dでは毎週金曜の6時限、
LHRの時間を使って、
姫山さんからの遺書を、
ひとりずつ公開していくことにしました。
先に書いておくと、この、遺書公開
最初は、クラスの序列が上位のひとたちが
下位のひとたちをリードして、
進めていくんですが、
そのうち、序列が下位のひとたちが
上位のひとたちに、もの申すようになります。
そこもまた、下克上みたいでイイんですよねぇ。
公開が進むにつれ、
2-Dクラスメイト、それぞれのなかにある
「黒いきもち」が、
あらわになっていきます。
自分の「序列」に満足できなくて、
姫山さんに嫉妬するひともいれば、
「1位の姫山さん」を、
いいように利用していたひと、
「1位だから何をしても許してくれるはず」と、
好き勝手に彼女に接していたひとも。
そのうち、
こんな意見も出てきました。
姫山さんは、
序列1位のプレッシャーに耐えられず、
死を選んだ。
1位であることが苦しいとSOSを出していたのに、
受け取ってもらえなくて、絶望したんだ、と。
このクラスの全員が、
みんなで、彼女に「1位」を押しつけて
死に追いやった
そう、結論が出かかったときです。
序列22位・池永柊夜が、
自分あての遺書を公開したあと、
「これは姫山が書いたものじゃない」
と言いました。
クラスのほぼ全員が、
遺書の公開を終えたところで、
事件は、ふり出しに戻ったのです。
それなら、だれが姫山さんになりすまして、
クラスメイト全員に遺書を書いたのか。
クラスのみんなが追いこんだ以外に
姫山さんが自死をえらんだ理由は、なに?
ときどき出てくる、
姫山さんの家庭環境が複雑っぽい描写
自殺の理由となにか繋がりがあるの?
ってか、そもそも、
ほんとうに自殺なの?
ナゾは深まるばかりで
先月号を読んだあと、
ゾクゾクして鳥肌が立ちました。
そして、きのう発売された
今月号も……
息をのむ展開でした!
鳥肌どころか……
ぶるぶる震えながら、
何度も読みかえしてます。
それでも
姫山さんの自殺の原因は
わからないまま。
来月のストーリーは
どう転ぶのか
どこへ向かうのか
見逃せません!
月刊ガンガンjoker
9月号の発売日は
8月20日(金)!
また22日じゃないので、
忘れないように
ここに、メモっておきます。
さいごまで読んでくれた、あなたにも
いちど読んでみてほしいんです「遺書、公開。」
学園モノとミステリーが好きなら、
とくに、おススメですよ〜。
参考文献
「遺書、公開。」1巻・7巻
コミックガンガンjoker 6月号・7月号