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季語:小鳥来る(渡り鳥)・律の調べ &自習「灯火親し」

季語:小鳥来る(渡り鳥)

大海に大木ぷかり小鳥来る


鳥たちの群れが、海に浮かぶ丸太なんかに
止まっていたら可愛いだろうなぁ、と一句。


「小鳥来る」は、「渡り鳥」の子季語。
1羽、2羽の小鳥、というより、鳥たちの群れが一斉に来る感じなんですね_φ(・_・


渡り鳥の生態を調べたら、

「ずっと飛びっぱなしというわけでなく、休むときもある。船の甲板だったり、海に浮かぶ大木や大きなごみの上で羽を休めたり……」

と、ありました↓


もうすこし調べてから詠んでもよかったか💦
ちょっと見切り発車かなぁ……

と思いつつ投句します🙇‍♀️



季語:律の調べ

夕暮れの公園律の調べかな



りっ、律の調べ!?
しかも「りちのしらべ」って読むんですか。

りち って、なんか沖縄の発音みたいですね。
それは、さて置き

【解説】
律は呂(りょ)とともに琴などの調子。
秋らしい趣きのこと。
「律の風」は秋らしい感じの風。
きごさい歳時期より
https://kigosai.sub.jp/001/archives/11270


秋らしい趣きとは……?
もうすこし調べてみると、



「秋らしい音」とありました。
↑サイトの例句

わが庭の律の調べの降る雨よ
糸車律の調べのいまむかし


雨の音、糸車の音に
秋を感じているんですね。ふむふむ。



拙句に戻って……

夕暮れの公園、だけでは
「律の調べ」伝わらなさそうな。

推敲句も入れてみます。

【推敲】夕暮れの子らにそよそよ律の風

子季語「律の風」で詠んだほうが
景が浮かぶかどうか……。





響きも美しく、音の並びも素敵で、
綺麗に詠みたかったけれど、
難しい季語でした😅




自習〜季語:燈火(灯火)親しむ


川の字に並びて灯火親しけれ


娘と歳時期パラパラして
見つけた季語で詠んでみました。

燈火(灯火)親しむ。子季語には、
「燈火(灯火)親し」「読書の秋」

おぉ! 読書の秋!

「燈火親しむ」が正しいが、近年は
「燈火親し」と使われることが多い。
秋の爽やかな澄んだ夜気に、
読書がいかにもふさわしい。
平井照敏 編
「新歳時記 秋」95頁より
河出書房新社



歳時記の説明も、
ほかの季語よりシンプルです。


そこで、この季語で
寝る前の絵本タイムを詠もうと試みました。

ただ、「川の字に並びて」だけで、
親子3人寝転んで、娘2歳に絵本を読み聞かせている様子が伝わるのか。うーーーーん🤔


推敲句が出てこない💧
意味はすんなりと入ってきても、
詠むとなると難しい季語でした。


最近読んでいる本。
日常のなかに、ファンタジーが
すっと入ってきて心地よいです。



おまけ

日常をぺらつと燈火親しけれ


写真の本から一句。

読書って、わたしたちを知らない世界へ
連れてってくれますよね。

そのあたりを詠みたいのに、
なかなか上手くいきません😅






いつもありがとうございます^ ^


コメント「ふつう」にて

ご意見ご感想、お待ちしてます♪


なかなか掴めなかった季語ばかりなので、

捉えかた、ちょっと違うよー

などなど、ご指導いただければ何よりです☺️

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Sazanami
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