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【俳句幼稚園〜わたしの渾身の一句〜】

ラベンダーさんの企画に参加します!




漣をさらつてしまふ春疾風

さざなみをさらってしまうはるはやて
(季語:春疾風)

【俳号:さざなみ葉】




2月21日は名優・大杉漣サマの命日




本日、2月21日。

【勝手に季語認定】「大杉漣 忌」です😁




平昌オリンピックのさなかに

亡くなられた、漣さん。



あの日は、たしか

パシュート女子団体チームが、

初の金メダルを獲った日でも、ありました。



今回のパシュート女子団体は、

惜しい結果になりましたが、


転倒した高木菜那選手を、隣でずっと支える

妹の高木美帆選手に、胸が熱くなりました。



妹さんやチームメイトをはじめ、

テレビ観戦していたひとたちも、

誰も菜那選手を責めない。



日本って、優しいひとたちが集まった

いい国なんだなぁ、と、しみじみ( ´ ▽ ` )





季語:春疾風(はるはやて)

春の強風・突風をいう。
西または南からの風で、雨を伴ったり、
長時間砂塵を巻いたりする。
俳句歳時記・春(角川書店 編)40頁より




週3でジム通いするほど元気で、

闘病中でもなく、

たくさんのドラマや映画、果ては

バラエティ番組の撮影まで

こなし続けていた漣さんが、

ドラマ「バイプレイヤーズ2」の撮影中






急に。ほんとに、急に

いなくなってしまわれたのが、




なんだか、「さらわれた」みたいだな。




と思って詠みました。




同じにおいのする季語で

「涅槃西風(ねはんにし)」というのがあって、




「あの世から迎えに来た感があるな」と、


はじめは、これを季語にして詠んでいました。






ところが!






あらためて歳時記を見てみると、



涅槃西風は、

「旧暦2月15日前後」に吹く風で

「お彼岸の時期」にあたることから

「彼岸西風」とも呼ばれている
俳句歳時記・春(角川書店 編)



と、あるじゃありませんか!





新暦の2月21日。

旧暦では、1月くらい?







お彼岸ですら、ない。








記事をつくる段階で気がついて

あわてて季語を変更。





雨風、砂塵を呼ぶという「春疾風」に

漣さんは、さらわれたのだ。



と、いうことにしました😅




娘ちゃんにメチャメチャにされた、
エッセイ本のカバー😅
漣さん、ごめんなさいー。



ラベンダーさん、

企画が21日スタート、とわかった時点で


「よっしゃ、漣さんを詠もう!」

と、決めてしまいました😅


漣さんの名前を勝手に借りて

「さざなみ」と名乗っているからには


命日をスルーしちゃいけないっ


と、思った次第です。ははは。




まったくの自己満でできた、

渾身の一句。




「やれやれ、また漣さんか」って感じですが、
どうか、お納めさせてくださいませ😅






いつもありがとうございます^ ^
コメント「中辛」……いや、

「なんだその、個人的感情が満載な句は!」
みたいな「辛口」も、しかと受け止めます!





俳句っていいですね。


漣さんが「風にさらわれて」もう4年経つのに

まだ、そのときの心境を書けるほど

気持ちの整理? が、ついていません。



でも、俳句なら

五七五のリズムに、気持ちを

すこしずつ乗せていけます。



それで、いくらでも(は、言いすぎです💦)

当時の心境を、詠めてしまうのです。



勝手につくった「大杉漣 忌」に向けて

俳句を詠んでいったおかげで、



あのときの悲しさが、雪が溶けるように

薄まってきています。





ラベンダーさん、俳句幼稚園の皆さま

不肖・さざなみ葉

俳句に出会えて、ほんとうによかったです!



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Sazanami
いただいたサポートで、たくさんスタバに通いたい……、ウソです。いただいた真心をこめて、皆さまにとどく記事を書きます。