「フォロワーシップ」が職場を強くする!
こんな人におすすめ
・若手の育成に悩んでいる
・コミュニケーション研修を探している
・中堅、中小企業の人材育成担当者
執筆者紹介
コミュニケーション講師|瀧谷清大
慶義塾大学経済学部卒業 、 大手人材サービス会社、組織人事コンサルティングファーム勤務を経て現職。
トヨタ流人材育成の考え方に基づき、部下育成や問題解決の手法をわかりやすい事例や体感型のワークを交えて解説する。
フォロワーシップが注目される背景
「若手社員に積極性を感じない」「向上心がない」「自分の意見を言わない」など、社員の成長スピードへの不安を吐露される育成担当者の方は少なくありません。
企業が人材不足の時代を生き抜くためには、社員にフォロワーシップをもたせ、社員一人あたりの生産性・パフォーマンスを向上させることが求められます。
フォロワーシップの定義
フォロワーシップとは“リーダーに対して積極的に協力し、職場の目標達成に貢献する姿勢や働きかけ”のことです。若手社員はもちろんのことですが、上司のいる全ての方に必要な能力です。
フォロワーシップの要素、具体例と効果
フォロワーシップには様々な要素がありますが、その中から5つの具体例と、もたらされる効果について、以下にご説明します。
方針の理解
【具体例】
職場の方針を理解し、方針達成のために“いつまでに、何を、どれだけ、
どのようにするべきか”を具体化する。
【効 果】
全員が共通の認識をもち、同じベクトルに向かって考え行動をすること
で、目標達成の確率が上がる。
報連相、見える化
【具体例】
管理項目の結果を正しく取りまとめて報告する。問題や変化点があれば、
すぐに対応策を相談する。
【効 果】
見えにくい職場の状況が見える化され、それらを元に上司は正しい判断・
決断をすることができる。
行動の責任、当事者意識
【具体例】
仕事の結果の責任は上司が取るとしても、指示されたことを確実にやり
切り、うまくいかなければ主体的に問題解決をして良い成果を出すとい
う意識をもつ。
【効 果】
上司として、安心して仕事を任せることができる。問題解決を上司と部
下の協業で行うことで、部下の問題解決力の向上と、上司にかかる負荷
の軽減につながる。
不明点を質問・確認する、自身の見解を示す
【具体例】
上司からの指示に不明点あったら「〇〇するということでよろしいです
か」と必ず確認をする。
【効 果】
上司の意図を部下が正しく受け取ることでミスを減らすことができる。
上司は部下の知識がどの程度かを把握でき、部下のレベルに合った指示
や育成計画の立案ができる。
小集団活動への積極的な参加
【具体例】
小集団活動において、役割をいただけるよう上司に働きかける。議論に
参加し、建設的な提言をする。
【効 果】
上司がたった一人で行う“一人QCサークル活動”になってしまうことを
防ぐことができる。若手からの斬新な意見が、時に最適解を導き出すこ
とにもつながる。
社員のフォロワーシップを高めるためには
フォロワーシップとリーダーシップは表裏一体です。どちらかが欠けていては、職場は正常に機能しません。
弊社では上司の方向けに“リーダーシップ研修”を、部下の方向けに“フォロワーシップ研修”を提供しております。
貴社における問題・課題を伺い、貴社向けにカスタマイズしたソリューションを提案いたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。https://www.sunstaff.co.jp/inquiry/human-develop