まつうらいくる

松浦 生/ 1997.1.19 東京都日野市生まれ/ 東京賢治シュタイナー学校卒・公立…

まつうらいくる

松浦 生/ 1997.1.19 東京都日野市生まれ/ 東京賢治シュタイナー学校卒・公立鳥取環境大学卒/ 慶應大院卒(政策・メディア修士)/SFC研究所上席所員/株式会社週末住人代表取締役| 人生の軸は「心から尊敬し信頼し合える仲間と共にワクワクしながら、驚きを生みだすこと」

最近の記事

  • 固定された記事

はじめましての方へ(お仕事的自己紹介)

 はじめまして。お会いできてうれしいです。  自己開示をするのが苦手なのと、取り組んでいることも、考えていることも複雑で、口頭だとなかなかシンプルにお伝え出来ないことが多いので、このnoteで自己紹介をさせていただければと思います。  まず、名前ですが「生」と書いて「いくる」と読みます。誰一人として初見では読んでもらえませんが、珍しい名前で憶えてもらいやすいので、けっこう気に入っています。気軽に「いくるくん/さん」と呼んでください! 自己紹介は以下の7点について書いてます

    • 性善説に拠って立つ楽天的人間が、鬱になって生活もままならなくなった話

      これからお話しするのは、「性善説に拠って立つ楽天的人間が、鬱になって生活もままならなくなった話」である。正直、積極的に他人に話したいことではない。それでも、こうやって振り返り、公開してみようと思うまでには、鬱の状態だったことを消化し、目の前の日常とこれからの人生にワクワクできている。その事実が嬉しい2022年の暮れである。 「他人の悪口とか愚痴を言わないよね」と大切な人に言われた。もちろん人間だもの、他人の言動に対してイラっとしたり、モヤモヤとしたりすることはある。でも、そ

      • 国会議員は、祖父として孫に何を遺したのか。【元参議院議長・江田五月】

        7月28日、祖父である江田五月が他界しました。 参議院議長を3年ほど務め、菅直人政権下では法務大臣、環境大臣を歴任して、5年前に国会議員を引退してからも、常に政治のこと、社会のこと、日本の今と未来を考えていました。父(僕にとっては曾祖父)である社会党書記長を務めた江田三郎の急逝を受け、裁判官を辞めて政界に飛び込んでからの議員人生40年、「リベラル」を地で行く政治家として、地元岡山はもとより、全国、そして世界各地の本当に多くの方々と関係性を築きながら、自身の理想とする政治の在

        • ミレニアム&Z世代の「普通なんてない」というスタンダード

          表題のお題は、ちょっと大きなテーマすぎて、とても思いつきで書くことはできないんだけど、数日前に参加したオンライントークで「すごく面白い話ができたっ!」っていう謎の充足感があって、そのトークの中で改めて表題のことを再認識したので、ちょっとその時に話したことの断片を認めておきたい。(「したためて」ってこんな字なんだ) 関心の志向性が”ローカル”や”ソーシャル”にあることが珍しくない僕ら世代が感じちゃってるかもしれない違和感★当たり前に「自分ごとが社会ごとでもある」世代なのに、上

        • 固定された記事

        はじめましての方へ(お仕事的自己紹介)

          じぶんが取り組んでいること

           目指す世界観、実現したいビジョン、自分がどう生きていきたいか etc...  そんなことはいくらでもお話しできるのに、そこに向かって日々何をやっているのか、具体的に伝えることができなくて、スカッって音がするくらい、相手との会話が空振りすることがたまにある。毎日、自分なりに一生懸命に何かに取り組み続けているはずなのに、それが何なのかをリアリティを持って相手にお話しすることができないのか?そんなモヤモヤが、特に最近膨らみつつある。  なので、今日はできる限り具体的に、今現在

          じぶんが取り組んでいること

          24歳になり、祖父が他界し、修論が終わった。

           この数週間、ちょっと色々なことがあったので、気持ちの整理が追い付いてはいないのですが、追い付いてないまま徒然に。  1月19日、24歳の誕生日を迎えました。  2017年からの3年間、年始に一年の抱負をペライチにしていたのですが、今年は年末年始が修士論文の大詰めでそれどころではなく。せめて誕生日には、ちゃんと一年を振り返り、2021年に向けて気持ちをつくろうと思っていたのに、その余裕もありませんでした。今、ようやく2021年に向き合うことが少しずつできるようになってきまし

          24歳になり、祖父が他界し、修論が終わった。

          ちょっとはやめに2020年の振り返り

          12月中旬。今日の鳥取は雪が降っている。 鳥取に来て6度目の冬。この寒さも暗さも、もう当たり前になっている。 2020年を振り返って、きっとほとんどの人はコロナ禍での生活の変化を大きな出来事として挙げるだろう。ぼくにとっても、もちろん大きな変化だった。 ただ、地方だからこそ、「ステイホーム」「三密回避」をしても、充実した時間が送れることにも気づき、改めてこの地の暮らしの豊かさを実感したりもした。 春から夏にかけて。4年ほど運営をしている民泊施設を移転し、新しい拠点のDI

          ちょっとはやめに2020年の振り返り

          自分の本分で今を過ごす

          コロナ禍で世の中が自粛ムードに包まれる中、感染者を極力抑えてきた鳥取県でも、事業者の経済的ひっ迫は日々顕在化しており、家にこもる高齢者の健康も心配です。学校は再開しているとはいえ、普段とは違う環境下で子どもたちも知らず知らずのうちに精神的な負荷がかかっていそうです。 県外ナンバー車や移住者に対する差別的言動も取り沙汰されたりしている中、僕自身もスーパーで軽く咳をしているおばさんを無意識に避けていたりして、連日の報道の中でいつの間にか神経が尖っているのかなと思ったりもします。

          自分の本分で今を過ごす

          DIY男子、お酒棚をつくる。

          インスタなどを見ていると、様々な工夫をしながら欲しいものを自分の手でおしゃれに楽しく作っている人たちがたくさんいます。今では、DIY・リノベのワークショップをやりながら空き家を改修して新しい空間を生み出すことが、地方のデフォルトにすらなっている感じもします。都市部でも郊外の団地をDIYでリノベした暮らししている人とか増えてますよね。 DIYとは、Do it yourselfの略。「自分でやる」ってこと。 あるものを使って工夫しながら、自分の欲しいものを自分でつくる。使いな

          DIY男子、お酒棚をつくる。

          見通しの立たない毎日の中で。

          新型コロナという言葉を最初に目にしたのは昨年の暮れだったでしょうか。その時点では、ここまでのことになろうとは予想だにしませんでした。いつ収束するか見通しの立たない毎日の中で、不安な思いに駆られたり、実際に感染して苦しい想いをしている人もたくさんいることだと思います。そんな中で、僕の周囲のみんなは、自分はどんな毎日を過ごすべきなのか、改めて自分自身の生き方と向き合ってみたりしていて、決して危機が悪いだけのものではないと思わせてくれたりもしています。 僕が暮らす鳥取県は、先週の

          見通しの立たない毎日の中で。

          日本ではまだ数百人!?シュタイナー学校卒業生から見る日本のオルタナティブ教育の今。

          よくご存じの方も、ほとんど知らない方もいらっしゃると思いますが、僕はドイツでおよそ100年まえに生まれた教育「シュタイナー教育」を実践しているNPO法人の学校で、小4から高3まで育ちました。 ■そもそもシュタイナー教育って? オーストリア人の哲学者・教育学者であるルドルフ・シュタイナーさんがつくった教育で、世界では1000校を超えるシュタイナー学校があります。一番の特徴は教科書がないことで、低学年の頃は先生が黒板に書いた内容を、学年が上がってからは授業でディスカッションした

          日本ではまだ数百人!?シュタイナー学校卒業生から見る日本のオルタナティブ教育の今。

          僕にとっての「地域」の位置づけ

          もう、2019年の振り返りも書いてしまった後だけど、ここ数日間で祖父母や両親、そして弟たちと話していて改めて感じたことを少しだけ書いておきたい。それは、ずっと違和感を感じながら言語化しきれずにフラストレーションを溜めている「僕は別に”まちづくり”とか”地域活性化”に取り組んでいるわけではない」という感覚の核心に少しだけ近づくものかもしれない。 東京都日野市にある実家から出て、人口最少県鳥取の大学に進学したのは2015年4月。鳥取暮らしももう少しで丸5年が経とうとしている。別

          僕にとっての「地域」の位置づけ

          2019年の振り返り

          2019年もあと2日。今日は昼過ぎに車で用瀬を出発し、岡山にある祖父母の家にやってきた。のんびりと自分のために時間を使えている年末に、2019年の振り返りを書いてみる。 もちがせ週末住人では、全国各地にいる仲間”週末住人s”でリモートトークを時々している。昨晩は、忘年会も兼ねて「漢字で今年を振り返る」というテーマで、各々今年の漢字を考えて、それを紹介しながらこの一年を少し意識的に振り返ってみた。普段、離れた場所で過ごすようになった顔ぶれも参加して、こうやってリモートでつなが

          2019年の振り返り

          塾的な何かをやる?

          大山に来て、様々な方々にお会いする中で、「塾がない」「米子まで通わせてる」という声をよく聞く。中学生たちと話していると、「(大山の)どこの人?」と聞かれるので、東京出身だと答えると超驚かれる。大学がある地域では、(少なくとも)塾や家庭教師という形である大学生との関わりが、この町にはないのだということを感じる。 大山町では去年から、町内の子どもたちの夢や願いを大人たちが一緒になって全力で叶えていく「TEGOTEGOプロジェクト」に取り組んでいて、僕自身もずっと関わっている。ま

          塾的な何かをやる?

          等身大になれない

          突然ですが、みなさんは本音で毎日を過ごしているのでしょうか? ぼくは、それがものすごく苦手です。どうしても、背伸びしたり、知ったかしたりしてしまいます。反射的にそうしてしまってから、自己嫌悪に陥ったりします。本当にめんどくさいヤツです(笑) でも、「自分がじぶんであること」からは逃れられません。ならば、少しでの自分で認めてあげられる自分に、自分自身をアップデートしていく必要があるのだと思います。 等身大というのは、言い方を変えれば「ありのまま」ということだと思います。で

          等身大になれない

          SFCでの学び②

          もういっちょ、SFCでの学びを書いてみようと思います。 それは、「お金で測れない価値を測るということの可能性と限界とリスク」です。 今日、役場で作業をしながら、地域おこし研究員の採用面接時に提出した志望理由書が出てきました。そこには、大学生の地域フィールドワークの効果測定指標を開発したいと書いてありました。 もちろんその時の考えを忘れていたわけではありません。でも、4か月の学びを経て、研究員として大山町で自分が何に取り組むのかを、自分なりにもがきながら考えていく中で、根