無名の中年ベンチャー起業家、有名になれてないので笑、2回目まだやります!
いつか未来に、この節目の気持ちを振り返りできるように、何かに残しておこうとNoteに投稿です。
2022年8月8日をもって、僕が約16年間率いてきたインターネットリサーチプラットフォーム事業(新設(株)マーケティングアプリケーションズ)の95%株式を、日本成長投資アライアンス株式会社さんに譲渡し、萩野郁夫としてはこの領域に一旦幕を下ろすことになりました。
最盛期で年商25億、世界6カ国に拠点を配し130人以上社員を抱えたこともある長い旅がこれで終わったわけです。
一方本音では、後半の7、8年くらいはこのビジネスに天井を強く感じ、この領域ではBIGになれない笑、自分が目指してた所には向かってない、とずっと閉塞感に苛まれていました…
実はその頃からちょくちょくやる気を無くしては、仕事さぼって遊んでみたり。
でもやっぱり諦めきれなくて。
結局僕の独断の新規事業を一つ立ち上げて、既存事業と並行してやってきました。
4,5年前からその新規事業へピボット、既存事業のExitを意識し始め、当時既に43%にまで下がっていた僕のシェアを取り戻すべく、大株主さまには無理を言って株買い戻しさせて頂きました。(皆さま私のわがままを聞いてくださり本当にありがとうございました…)
今回、当社の本丸であるリサーチプラットフォーム国内事業を売却させて頂き、長年お世話になったマーケティングリサーチの世界から身を引かせて頂きます。
そして、内々で進めてきた”otonariアプリ”にこれから専念することとなります。
お分かりになる人は分かると思いますが、今回は新設分割による事業売却ですので、萩野オーナーの当社自体は変わらず存続し(株式会社Greater Fukuokaに社名変更) 、売却で得たお金はこのotonari事業に全つっこみするつもりです。
いずれにせよ、一回終わりにしてもうまた別の事業をはじめるいわゆる”シリアルアントレプレナー”ってやつ、やりますこれから。
今回の件で関係者皆さまにご挨拶して回ってると、あるあるなのが笑
”萩野さん、幾ら入ったの??もう一生遊んでくらすんじゃないの?”って。
確かに、先にも述べたように7、8年前くらい?はやる気なくして現実逃避してた時期もありました。
でも、これで終わっていい、南の島で悠々自適に遊んで暮らしたい、、などと思ったことは、実は一度も無かった。
ちゃんと逃げてると自覚しながら会社サボってた笑
どうにかしないと、、どうすればよいのか、、
毎日苦悩しながら、遊んでましてましたね笑、今思い返すと。
やっぱ新しい事業しかない!
もう一発スケールの大きいやつを。
このままじゃ、人生終われない。
一方で、トライして失敗したら、これまで本業で積み上げてきた資産も全部吹っ飛ぶかも。。
こういう恐怖と毎日向き合いました、平日にゴルフとかしながら笑
そして結局やるしかない、と心に決めた。
今から4,5年前ですかね。
それからというと、ITまみれの事業から一転、地方に行ってTシャツ着てダンボール運びと街のイベントで走り回る、超アナログな仕事に様変わり。
もともとリアルなのが好きなので、実はITとかSaaSの前職は僕にとってはつまらなかったかな。。
今さらごめんなさい笑
若かりし頃は、もともと奥手で情弱な田舎者(でした笑)
超大人しい両親や兄弟の影響もあったかもですが、
そんな大それた事なんてできない様な人間が、地元を離れて大人になるにつれて本性が現れてきたんですかね笑
最近、40歳過ぎてますます虚言癖が発症しているような気がして自分でもちょっと心配ですが、とにかく今はマイビジョンを語り続ける毎日です。
僕のやろうとしている事は周りの人からしたら「話がデカすぎ」との評価を頂いていると自覚はしてます。。
実は若い頃は、社会で真っ当にやっていけるか、適応できるか不安で不安で。
もし下手なことして転げ落ちたらどうしようと思うと怖くて。
器もちっちゃいし、自信もない。
若くして起業家だ!とかいいながら片方では手堅く、めっちゃビビりながらやってきました。
そんな突き抜けられない自分が、ずっとしょぼくて嫌で。
でも、人生ここまで来てみて結局そんなこと全然どうでも良いことだった。
『失敗しても構わない』
こういうと周りの心ある人からは、リーダーがそんな事口にしちゃいけないと諌められる。
でも、トライするとはそういうこと。
むしろそうやって失敗に対して不寛容な空気感が、今の日本の停滞の原因では?
別に守るものなんて最初から無いから。
デカいビジョンを掲げて、そこに向き合う日々は猛烈に楽しい。
実はそうやってる今が一番幸せかもしれません。
そして特に最近のコロナとか日本の在り方に、怒りとか危機感とか色々。
完全におかしいよね、何かやらずにはいられない。
これからやって全部ど失敗で数年でゲームオーバー、もありえますが、、
そんじゃそこらじゃ出来ない、トライをやりますこれから。
この少子高齢化、経済構造の硬直化で、勇気とカッコよさを完全に失ったこの国ニッポンに、一石投じようと思います。
具体的なビジネスの内容とかは、長いので書きません笑
とにかく今回は、新しい船出にあたっての今の気持ちを。
最後に、
マーケティングアプリケーションズ(ボーダーズ)に関わってくれた皆さまへ
皆さまが期待し、支援してくれたこのビジネスは、萩野の卒業にあたって社会から立派な評価を頂いたと思います。
まだこれからこの事業を再び花を咲かせるべく頑張る既存のメンバーへ。
日の目を見ることもほとんど無かったこのビジネスも、長年のエッセンスが染み込んだ濃厚な作品に仕上がっていると思います笑
時代の移り変わりと共にまたチャンスが回って来ていると思うので、是非花を咲かせて下さい!
既に船を離れてあちこちで活躍する皆さん
クライアント、パートナー、関係者の皆さん
改めて感謝申し上げます!
これからまた一緒に戦うメンバーへ。
派手に行きましょう!
萩野の勝負はあとラスト1回、
全部いきます。
皆さまも元気で頑張ってください!
どこかでまたお酒でも飲みましょう!
株式会社Greater Fukuoka / 株式会社otonari 代表取締役 萩野 郁夫
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?