インターネットお絵描きマンでもフルデジタルはむずかしい
基本的には絵を描くときはデジタルで描くんですが、とはいえ完全デジタルに移行するのは無理そうなんですよね。
というわけで、今回はお絵描きのデジタル/アナログの話です。
■アナログか、デジタルか
ネットを主戦場として活動している以上、イラスト制作においてデジタル作業は必要不可欠です。
今や下書きやラフの時点からフルデジタルで制作をされている方も多いんじゃないでしょうか。
私はと言いますと、ぶっちゃけ気分です。あと絵による。
ただ全体の傾向としては、ラフくらいまではアナログで描いていることが多いです。
特にアイデア出しや構図決めなど、とにかくスピードと量を求めている場合は圧倒的にアナログの方が向いています。
変に書き直したりするのが無駄なので、完全に質より量で出力したいときは消しゴムを使う手間すら惜しんでボールペンで書き殴ったりもします。
どうせ消せねえと思うと思い切ってガリガリやれるのでおすすめです。
■コピー用紙最強説
要は頭に浮かんだものをひとまず出力して記録できれば良いので、紙は裏紙でもなんでも良い派です。
(カレンダーの裏とかたくさん描けて好きです)
なので基本的には各所でゲットした裏紙とかを遠慮なく使わせていただいているんですが、裏紙だとちょっとまずいときもあります。
じゃあそこそこの値段でまとめてたくさんの白い紙を入手したいぞと思ったら、やっぱりコピー用紙を購入することになるかと思います。
・BUTTERFLY BOARD ペーパージャケットflex
で、私はそういうバラバラの紙をまとめるのにペーパージャケットを使っています。
磁石の力で大体30枚程度は挟めるクリップボードみたいな感じのファイルで、折って挟むことでA3用紙も挟むことができます。
描いているうちに調子に乗りすぎてはみ出すタイプなので、紙は大きければ大きいほど良い!
私はA4とA5どちらのサイズも持っていて、鞄やその日の予定に合わせて使い分けています。
A5の方はコンパクトなので、打ち合わせのときなんかにはちょうどいいです。
磁石で止めるので穴を開けなくて済むし、でも挟んでいるところは避けて使うので後で穴を開けて保存したくなっても内容に被ってしまうことも無いのも地味に便利。
表紙も硬めなので鞄の中とかでくちゃくちゃになることも無いし。
ちょっとしたメモくらいなら不安定な状態でもある程度書けるので、出先などで助けられる場面があります。
あと不意に受け取ってしまったけど曲げたく無い紙(ペラっと渡された書類とか気に入ったチラシとか)ってたまにあると思うんですけど、一時しのぎでこれに挟むことがあります。
保管用の道具というわけではないのでクリアファイルほど包んで守る感じはありませんが、硬いのでその場しのぎなら十分な安心感があります。
そんなことで、お仕事道具としてもおすすめです。
・ニーズと価格のバランス
率直に強気の価格設定だなと思います。
私はニーズにマッチしたのでまだ納得感を得られていますが、この値段ならもう少しかゆいところに手が届いて欲しいという意見も非常に理解できます。
正直似たようなコンセプトでもう少し安価なものもあるので、もしご興味を持たれたら、機能も予算もご自分の要求に沿うものをよく比較検討してから購入された方がよいと思います。
私も他にもっと良いなと思うものがあれば試すとは思いますが、今のところは必要十分なので満足しています。
道具は相性なので、最終的には自分で試してみないと分からないもんなので難しいですよね。でも試すのも楽しい。
■どんなツールを使ったっていいけど
どんなに色んなことのデジタル化・データ化が進んだとしても、アナログな作業やモノが完全に無くなるってことは無いと思います。
そしてアナログだからこそ道具にこだわるっていう面もあると思っていて、やっぱり気に入ったものを長く使うことや、不便をなくすためにとより良いものを探す楽しみみたいなことは忘れずにいたいです。
あと良いと感じたプロダクトやナイスチャレンジなものづくりには、応援と評価を込めて購入するようにしています。
それが巡り巡って世の中により良いものを増やすなら、無駄な投資にはならないと思うので。
身の回りがどんどんデジタル化していっているので、A4の白い紙にむかって無心でペンを動かすのもなかなか面白いものです。
デジタルお絵描きマンのみなさまも、たまにはアナログなお絵描きも楽しんでみてはいかがでしょ!