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パフォーマンスを維持するために自分の”黄色信号”を知っておく
新年早々ガッツリ体調を崩したこときっかけに、健康とパフォーマンス維持について考えさせられたので、つらつらとメモしていきます。
心身ともに、「このまま行くとまずいかも」という黄色信号を知っておくといいかもという話です。
30歳をすぎて、「このまま行くとまずいかも」がほぼ確実に当たるようになった
これまで10年近い社会人生活の中で、「なんか調子悪いな」は心身ともに何度も経験しました。
社会人になりたての頃は若さもあって「気合いで乗り切る」が機能していたような気もしますが、30代に突入してからというもの、「なんか調子悪いな」のサインは無視しているとほぼ確実に「ダメだ、これはしんどい」につながっていることが(ようやく)わかるようになってきました。
「なんか調子悪いな」という状態が、最終的に「意外と行けたわ」という結末になることもありますが、30代に入り、子育てが始まり、自分1人でリカバリーする時間が取れなくなると、兆候を無視した結果、より大きな不調に悩まされるパターンが増えてくるんです。
年齢的な面もあるでしょうし、これまでの経験から自分自身の心身のコンディションに対しての予測精度が上がったということなのかもしれません。
どちららにしても、「このまま行くとまずい」はわたしの中ではかなり確実なサインとして機能し始めており、仕事・家庭・自分自身をうまくマネジメントしてあらゆる面でのパフォーマンスを出し続ける上では、この”黄色信号“に再現性高く適切に対処する術を持っておかないといけないぞと思うに至りました。
黄色信号ってどれくらい?
では、心身のコンディションにおける黄色信号とはどれくらいの程度のものなのでしょうか。
個人的には、この「黄色信号の判定度合い」が、黄色信号として機能するかしないかの分かれ目のように思います。
というのも、わたしの場合は「黄色信号が出ている」と判定するのが遅すぎて、体調を明確に崩したり、明らかにパフォーマンスが落ちて使い物にならなくなるということがあったからです。
おそらく、新卒入社した会社の気合いでなんとかするカルチャーや、「自分は自分に甘い」という自己認識、責任感など性格的な特徴も影響していると思います。
「自分に甘い」に関しては確かにプライベートでそういう側面はありつつ、過去受けていたフィードバックを総括すると、「ギリギリまで抱え込んだりしやすいタイプ」だと認識を修正しました。
何度かそんな失敗をしていくうちに、わたしの中ではこの辺りを自分なりの黄色信号として認識をしています。
眠れなくなる、眠りが浅くなる
休んでも疲労感が全く取れない(基本的に健康体なので、これは何かしらのサイン)
凡ミス、勘違いなどが増える
風邪症状がないのに、微熱だけが続く(自律神経のバランスが崩れているとき)
咳(咳喘息持ち)がひどくなる(悪化すると数ヶ月間にわたりパフォーマンスが2割減)
頻発する頭痛
食欲減退(食べるの命、なくらい食べるのが好きなので)
この辺りのサインは、人によって何がより深刻な不調につながりやすいのかは違うかもしれません。
わたしの場合、これらを放置するとパフォーマンスに大きな穴を開けることになる可能性が高いので、多少他のことを後回しにしたり、優先度を下げてでも休む時間を作り、リカバリに努めるようにしています。
何回でも言おう、仕事は長期戦
「軽い不調も軽視しないで早めに対処しよう」なんて話、正直当たり前すぎて面白くもなんともないんですが、自分のためにもアウトプットしたいなと思ったのは「わかっていても難しい」からです。
「人に迷惑をかけたくない」
「ちょっと踏ん張れば乗り切れるはず」
「まだ行ける気がする」
と不調の兆候への対処をあと回しにしてしまうことはあまりにも日常的だと思いますし、実際にそれで乗り切れてしまう人もたくさんいます。
ただ、人の不調の出方や、持っている体力、リカバリに使える時間や環境はそれぞれ違います。
大事なのは、自分の不調パターンを自覚し、自分の基準で対処することで、長い目で見たときにパフォーマンスを安定的に発揮し続けることです。
先日コロナウイルスに感染してしまった時に思ったのですが、自分の体温が39度を超えていようが子どもの世話で起き上がらないといけないシーンはありましたし、共働きのワーキングペアレンツである以上、ガッツリ休養する余裕がなかなか取れません。
であれば、まだまだ対処可能な黄色信号レベルの不調のうちに、ちょこちょことでもできる対処を素早く行なって不調を最小限にとどめる方が、結果的に自分にとっても周りにとってもダメージが少なくて済みます。
自分が不調の時は休むことを躊躇うくせに、人が不調の時は偉そうに「仕事は長期戦だから」と言ってしまうのですが、本当にそれです。
いろんなものに日々追われている毎日なので、改めて長期戦を意識して健康とパフォーマンスを維持していきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。