ペルーでの日々の記録

民俗音楽のグループに入れてもらった♡

任地183日目。金曜日。

今日は毎週金曜日にある民俗音楽グループの集まりに参加してきた。

実は本当にありがたいことに、前任者が先月任地に来た際知り合いを紹介してくれた。前任者とはなかなか連絡が取れていなかったので、その日は訪問してくれて、少しの時間でも話ができて、知り合いの人も紹介してもらえて本当にいい1日だった。

その時に紹介してもらったのがこの民俗音楽のグループ。みんな仕事は他にあるけれど趣味の一環で集まって練習している。セレモニーなど必要があれば演奏している。

私はペルーのハイテンションな音楽があまり馴染まなかったのだけれど、民族楽器を使うこのグループの演奏は本当に好き。優しくて牧歌的でマイルドな感じ。

彼らはみんな私と同じくらいの歳で音楽を心から愛している。

今回この集まりに参加するのは2回目だったけれど今後は毎週通いたい。先週アンデスの民族楽器ケーナも購入したのだ。

少しずつ練習していつか一緒に演奏できるといいなと思う。

彼らは、言葉が通じなくても音楽があれば通じ合えるから。だから音楽を奏でるのさ。的なことを前に言っていた。

素敵だと思う。現に言葉の通じない私もこうやって楽しめている。


生活に慣れて、活動も道半ばだと、日本にはまだまだ帰れないな、と思う。

そして帰るときめちゃ寂しいだろうな、とふと思う瞬間が最近増えてきた。

任地を好きになっている証拠なのだろう。

いつも挨拶する人、いつも一緒に過ごす人、見る光景や食べるもの。うるさい爆竹や犬同士のけんか。空いっぱいに広がる夕焼けや遠くまで見張らせる畑。「パーーーーーン」と叫ぶパン売りおじさんの目覚まし。

それらが私の生活の一部になっている。

それらがなくなるとわかったとき、自分はどう感じるんだろう。


素敵な思い出が増えれば増えるほど、失いたくないと思ってしまう。


この町の人を尊敬できるようになってきた。

この町の日常を心から愛せるようになってきた。


私はこの町を、もうきっと愛しているのだろう。

今はただ、もっとこの町にいたい。

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いくみ 
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