チーナ(china:中国人)と呼ばれ始めた日
任地8日目。今日は労働者の日(メーデー)でお休みの水曜日。
朝はゆっくり起きて、暑くてのどが渇いたのでたくさんのパイナップルジュースを飲み、気分転換に外を散歩しに行くことに。
最近は余裕をもって町を歩けるようになったため人の声がちょっとずつ耳に入るようになってきました。
そして気が付くのが時たまに「チーナ」「チーナチーナ」と呼ばれているということ。これは中国人という意味なのですが、私は何を隠そう、日本人「ハポネサ」です。笑
そして海外に行っているたくさんの日本人がこの「中国人」と呼ばれることに不快感を示していることも知っています。
私はというと、そこまで不快感はないのですが確かにこれが蔑称なのであればちょっとむかつくかも、笑 でもそこまでではないです。
私はまだ来たばかりだからそんなイラついていないだけで、もっとここに住んだらむかつくようになるのかなー不快感もつようになるのかなーなんて考えたりして町を歩いていました。
そして夕ご飯を食べているときに何考えているの?とホストファミリーに聞かれたので、素直に
「歩いているとチーナって言われる。多分みんな私を中国人だと思っているのだと思う。中国の中に日本があると思っている人もいるって聞くし、ここは日本から凄く離れているからだと思うんだけどね。」というと
彼らは
『うん、、、2つあると思う。1つは、目の特徴が横長だからそれを見てチーナって言っている。目が横長だとチーナって呼んでる、だから目が横長なペルー人もチーナって呼ばれたりするよ。2つは、確かに大陸が異なるし遠いし、ペルーには昔から中国のものがたっくさんあるから、アジアは全部中国というイメージがある。だからアジア人をとりあえずチーナって呼んでる。』
という感じらしい。ちなみにこのお父さんも今日まで味の素を中国のものと思っていたらしい。(もっとちなむと、ペルーの企業と思っているペルー人もいるらしい。笑)
なるほどーー。目が横長のペルー人もチーナって呼ばれるのはちょっとびっくり。体の特徴で人の呼び名を決めるなんて!!って思ったりしますか?
でここでひとつ脱線しますが、ペルーでは人の体の特徴を普通に愛称として呼んだり説明したりします。
特に太っている人に向かって「ゴルディータ」(太っちょ、ぽっちゃり)みたいに言うの。これちょっと驚きだけど呼ばれたほうも全然嫌そうじゃないんです。双方の関係性もあるのかもしれないけれども。
ということで、目が横長の特徴をもってチーナと言われていてもそれは差別用語というわけではなくてただ単に目が横長だからチーナってそれだけ。彼らは深くは考えていないんだろうなと思います。
私もいやー日本と中国の区別くらいついてよ(笑)と思ったりしますが、私も最近ようやくベネズエラ人とペルー人が分かるようになってきたくらいで他の南米の国の人とはおそらく区別付かないだろうし、この広い広い世界。それは仕方ないことだなと思います。
チーナと呼ばれ始めた日。こんなところでストレスを感じていたら私の少ないストレスキャパはもたないので、この件に関しては帰国までストレスを感じないでいれたらいいなーと思います。
それでは。