情報を避けてきたけどやはり情報をもっていることが大事だと思うとき
ニューヨーク生活3週間目。
日々語学学校に行って英語を勉強し、放課後は散歩したり直帰してブログを書いたりなどをしています。
先日はメキシコ出身の友人Aが以前行っていた語学学校に顔を出すから一緒に行こうと、歩いて40分、一緒に行ってきました。道中スペイン語と英語とどっちも使っていろんな話ができ純粋に楽しかった。
メキシコ出身の彼。今回ニューヨークに来るのも勇気が必要だったという。周りは、アメリカに留学しようとする彼を応援のまなざしでは見てくれなかったと。それでもいいから、挑戦したい、メキシコにいても社会が変わっていかないからチャレンジしたいと英語を勉強することを決めたらしい。決断、かっこいい。
貯金を使っての留学。最初に行った語学学校はとても立地が素晴らしく、先生もフレンドリーで、教室もクリーンで空間も広かった。学費を聞いたら半年で100万円ほど。1週間で4万円する計算になる。さすがに続けられないと途中から、私も通う語学学校に変えたらしい。
私たちの通う語学学校は1週間で1万5千円。長期で通えばもっと安くなる。半年だとしても50万円ほどの学費。確かに質は違うかもしれないけれど、この差は大きい。
ニューヨークは日本の3倍の物価がある。メキシコの友人は20倍だと言っていた。つまり日本で100万円貯めるのと、メキシコで100万円貯めるのは意味が違ってくる。それくらい大きなことなのだ、彼の挑戦は文字通り「必死」の決断だっただろう。
私はニューヨークでの学費をなるべく安く抑えようと、ネットで3日間検索し、比較し、検討した。最初から今の語学学校に通えたことはその時の「情報」があったからだ。
彼になぜ最初にコストが高いところに行ったのかを聞いたら、そこしか情報がなかったからという。もう一つ見つかったらしいが、そこは更に高かったと。ニューヨークに住んでいるうちに今通っている語学学校を見つけて、移ったらしい。倍も違ったら確かに考えるだろう。
SNSやインターネットが発達する社会で、情報の量にうんざりすることは多々ある。そのたびに距離を取ったほうがいいだろうと考えるが、私自身、これまで情報が少ない環境で育ってきたのもあって、もっと欲しい情報にその時アクセスできていたら…と思うこと多かった身として、誰かが欲しい情報に自分の経験が役に立つならと思って発信しているところもあり、その気持ちから一応変わらず筆を取り続けている。
今回の友人の件を聞いて、情報格差を埋めることはやはり大事なのかもなと改めて思った。もちろん彼の最初の語学学校での経験はとても大事なもので、先生もすごくフレンドリーだったから、彼自身がそこに行ってしっかり英語の勉強をして、今別の語学学校に通っていることは全然いいと思う。
でも私が日本で調べて得た情報をもし他の誰かも知ったうえで選びたいとしたら同じだけ選択肢が持てることは大事だと思った。
私が調べたとき、日本語と英語での検索でヒットしたたくさんの語学学校の中から選んだ。スペイン語だとどうだろう。もしかしたらそもそもあまり紹介しているサイトが少ないのかもしれないし、あっても検索の仕方がわからないとたどり着けないこともあるだろうなと思う。
情報を持っている分だけチャンスが増えるなら、情報をゲットし続けていく必要もあるし、情報を発信していく必要もあるだろう。その大事さをあらためて知ったニューヨークの1日でした。
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