トリンテリックスの効き目
4月くらいから鬱々とした日々を過ごしていたが、ここ1週間ほどは調子が良い。
3週間ほど前からトリンテリックスを飲み始めた。最初の2週間は半錠だけ飲んでいたが、効き目がよく分からなかった。診察でその旨を伝えると、量が1錠に増えた。何だかじわりじわりと効いてきた気がする。特に副作用はない。
まず、頓服でしばしば飲んでいたラツーダを飲まなくなった。
ラツーダを寝る前に飲むとよく眠れるので、ほぼ毎日飲んでいたのだが、お友だちと京都に遊びに行った日、朝から歩き回ったのに帰ってからも元気で家を大掃除してしまったので、躁転を疑い、ラツーダを飲むのはやめた。飲みたいと思うこともなくなった。
また、Justお仕事、という感じで何とかこなしていた日々の仕事も、クライアントのことを考えながら、「何が出来るかな?」と工夫したりする余裕も出て来た。
そうするとやっぱり楽しいし、充実感もある。
一番の変化は、海外旅行を決めたことだ。
前から夏の海外旅行に誘ってもらっていた。何でも、コロナの影響で超高級ホテルがめちゃくちゃに安く予約出来たらしい。
そのお友だちは存外親切な子で、一緒に海外へ行くとなると、手取り足取りJTBも真っ青なくらいお世話をしてくれる。航空券の手配も、座席の指定も、ホテルの手配も、空港内から市街地までありとあらゆるガイドをしてくれる上に、空港ではラウンジまで利用させてもらえる。首を縦に振ってお任せしていれば楽しませてくれる。
それが分かっているのに、うつっぽい日々では全てが億劫で、お誘いを断っていた。
が、すんでのところで元気を取り戻し、燃油サーチャージが大幅に値上げされる直前のタイミングで、「やっぱり一緒に行きたい」と伝え、航空券を押さえてもらった(自分でやらんのかい)。
ちなみに私は海外旅行が大好きである。
今は起きている時間はずっと海外旅行のことを考えているので、悩まされていた希死念慮も薄くなった。
来年の夏も海外旅行へ行こう!と思って、親友を誘ってみたほどである。親友も行きたい、と言ってくれた。向こうにも古いお友だちがいる。
やっぱり、恵まれているんだな。幸せの中に生きているのに、うつでそれが分からなくなっていたんだよなって、抜けてみると思う。
残念ながらこのままの気持ちでずっとはいられないんだけど…それが双極性障害だもんね。
分かっているけど、出来れば長く、うつでない自分を楽しみたい。
トリンテリックスさん、そうして先生、よろしくお願いします!