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【大学入試ファイナルチェック】小論文対策/テーマ解説~日本の社会問題(2024年1月現在)

こんにちは。小論文講師の北島です。
良い小論文を書くのに必要な「読解力」「書く力」「論理力」「知識」のうち、「知識」を強化できる読み物を作りました!
そして、今回はさらに、実際に大学で出題された過去問のリンクを5つ掲載!実践練習にも使えます。

「知識」とは、自分の意見を書く根拠となる具体的な事例だと考えてください。「知識」がつけば、それが小論文の具体例としても使えるだけでなく、さらに最近問題になっていることが分かれば、小論文出題の意図に沿って小論文を書くことができるため、より高得点が狙えるようになります。

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今回は、「日本の社会問題」をテーマに、キーワード解説と最近の話題やニュースを紹介していきます。小論文のすべての問題が、これらの問題のどこかにつながると言っても過言ではありません。一度は深く考えてみることをお勧めします。


「日本の社会問題」小論文のテーマの考え方

現代日本の社会問題を理解するために、まず「都市」と「地方」の関係を戦後から振り返っていきます。

戦後、都市では街が荒廃していたため、豊かな農村からの食料や物資の供給に助けられて復興していきました。経済成長が始まると、都市部での雇用機会や生活水準が向上し、地方の農村から都市へ若者が流入するようになります。一次産業や給与水準が低い地方公務員中心の地方よりも、高所得で華やかな都会を選ぶようになったのです。

さらに、バブル崩壊後、日本の経済が弱体化し、不動産価格の急落、商業施設の閉鎖などが起き失業率が上昇していくと、特に影響の大きかった地方では若者の就職が難しくなり、都市部へ人口流入が進みます。その結果、地方では少子高齢化が進み、雇用機会も減少、経済基盤が弱体化し、都会との地域間格差が大きくなっていきました。年々、人口減少が進み深刻化してきています。

一方、都市では人口が過密になり、生活費の高騰や狭い住宅事情も相まって、家族の形態が核家族化単身世帯化に向かいやすくなります。さらに、経済状況の悪化にともない非正規雇用が増え、生活の不安定感から晩婚化出生率の低下が加速しています。

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