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“余計な前置詞”をつけやすい動詞10選
日本語の感覚や名詞の使い方に引っ張られて、後ろに不要な前置詞を
くっつけて使ってしまいそうな動詞があります。
例えば
「彼は彼女と結婚します」を言いたい時に
He is going to marry with her.
と言ってしまうパタン。
正しくはmarry +人で、He is going to marry her.
このように意外と気づかずに間違って動詞を使ってしまっているケースを
たまに見かけるのですが、実は私も間違って使っていた一人でした。
英会話レッスン中に先生に指摘されて「はっ」としたことがあります
(レッスンで間違いに気づいて良かった・・と焦りました)。
それからは、動詞を覚える時は、例文の中でどう使われているかを
確認してから覚えるようにしました。
動詞の使い方を間違えると
ビジネスシーンでは誤解が生じたり、スムーズなコミュニケーションが
妨げられることもあります。
プレゼンテーションや会議等での説得力の低下
メールや会話での意図の誤伝達、混乱
外国人クライアントからの信頼性の低下
からの・・英語に対する自信の低下
そこで
本記事では、ビジネスシーンで頻出する誤用しやすい動詞10選を
正しい使い方の例文と練習問題つきでご紹介します。
そして、最後に誤用を防ぐための単語の覚え方をご紹介します。
この記事を読んで動詞を正しく使えるようにすることで以下のようなことが期待できます。
✓ 英語でのコミュニケーションがスムーズになる
✓ 英語での発言・メールに自信が持てるようになる
✓ 会議での発言力が向上する
✓ プロフェッショナルな印象が向上する
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誤用しやすいビジネス頻出の動詞10選
discuss(〜について議論する)
❌ Let’s discuss about the new project.
〇 Let’s discuss the new project.
discussには「~について」という意味が含まれているため、前置詞aboutは不要です。
では、練習してみましょう♪
私達は次の四半期の予算配分について話し合う必要があります」
→ ”We need to discuss the budget allocations for the next quarter.”
mention(〜について言及する)
❌ I’d like to mention about the budget issue.
〇 I’d like to mention the budget issue.
mentionも「~について」という意味を含んでいるため、aboutは不要です。
では、練習しましょう!
「報告書で締め切りについて言及するのを忘れました」
→ ”I forgot to mention the deadline in the report.”
enter(~に入る)
❌ Let’s enter into the meeting room.
〇 Let’s enter the meeting room.
enterも「~の中に入る」の「の中に」という意味を含んでいるので
intoは不要です。
練習しましょう!
「廊下のつきあたりの会議室にお入りください」
→ “Please enter the meeting room at the end of the hall”.
*~のつきあたり at the end of ~
answer (~に答える)
❌ Could you answer to my question?
〇 Could you answer my question?
answerには「(質問等)に答える」という「~に」の意味がすでに含まれており、toは不要です。
では練習いってみましょう!
「今日中にあなたの質問に回答します」
→ “I will answer your question by the end of the day.”
oppose(~に反対する)
❌ Many members opposed to the suggestion.
〇 Many members opposed the suggestion.
opposeも「~に」という意味を含んでいるので、”to”不要ですね。
練習いきましょう!
「チームメンバーの一部がその提案に反対しています」
→ ”Some of our team members oppose the proposal.”
attend (~に参加する)
❌ She attended to the conference last week.
〇 She attended the conference last week.
attendも「~に出席する」の「~に」の意味を含んでいるので
toは不要です。
練習いきましょう♪
「私はそのプロジェクトの進捗を報告するため、明日の会議に出席します」
→ “I will attend tomorrow’s meeting to report on the progress of the project.”
suit (~に合う、適している)
❌ The schedule suits to me.
〇 The schedule suits me.
suitも「~にふさわしい」「~に似合う」という「~に」の意味を
すでに含んでいます。
練習いきましょう♪
「この役割は管理職を目指すあなたに合っています」
→ “This role suits you as you aim for a managerial position.
resemble(〜に似ている、~に類似している)
❌ This car resembles to the older model.
〇 This car resembles the older model.
resembleも「~に」という意味を含んでいるので、後ろにはすぐ目的語が
きますね。
練習いきましょう♪
「このデザインは競合品に似ています」
→ “This design resembles our competitor’s product.”
seek (~を探す)
❌ The company is seeking for new opportunities.
〇 The company is seeking new opportunities.
なんとなくlook for~と混同してforを付けそうになりそうですが
seekも「~を」という意味を含んでいるので、後ろにはすぐ目的語が
きます。
練習いきましょう!
「その会社はグローバル市場で新しい機会を探しています」
→ “The company is seeking new opportunities in the global market.”
go abroad/overseas (海外に行く)
❌ go to abroad/overseas
〇 go abroad/overseas
abroad、overseasは「外国・海外へ(で)」という意味の副詞で、名詞ではないので、前置詞toは不要です。
最後、練習いっていましょう。
「来月、新しいクライアントと打ち合わせをしに海外に行く予定です」
→ “I am going abroad next month to meet with new clients.”
ちなみに ”meet”は「~に会う」ですが
“meet with 人”で、「~と会談する」「~と打ち合わせする」といった意味になりますね。
おまけ
前置詞ではありませんが
後ろに余計な単語をくっつけやすいものとして
repeatも間違いやすいので、これも上げておきます。
❌ Could you repeat your question again?
〇 Could you repeat your question?
repeatには「もう一度繰り返す」という意味が含まれているので、”again”は不要ですね!
誤用を防ぐ単語の覚え方
不要な前置詞を付ける誤用を防ぐためには単語の覚え方を工夫しましょう。
以下の方法を是非実践してみてください。
例文で覚える
単語を覚えるときは、単体ではなく例文と一緒に覚えましょう。
自分で例文を作ると記憶に残りやすくなります。フレーズで覚える
仕事でよく使うお決まりの表現があれば
いざという時にぱっと言えるように
丸ごとフレーズで覚えてしまいましょう。
例えば、
「次の議題に進む前に、いくつかの点に触れたいと思います」
”I’d like to mention a few points before we proceed to the next item on the agenda.”
「次回の会議にご都合の良いお時間をお知らせください」
”Please let me know a time that would suit you for a next meeting.”
「ご不明な点がございましたら、喜んでお答えいたします」
“I’m happy to answer any questions you may have.”
市販の教材にもビジネス用のフレーズ集が多く販売されていますので
自分が使いそうなフレーズを多く含まれる教材を購入するのもよし
自分でリスト化してオリジナルフレーズ集を作るのもおススメです。
3. 英会話レッスンで練習する
英会話レッスンをうけている人は、定着させるために、レッスンで覚えた単語を積極的に使うことを意識しましょう。
間違ったら指摘してもらうように講師に伝えておくか
(可能なら)録音してレッスン後に音声をチェックしましょう。
まとめ
正しい単語の使い方を身につけることで
プロフェッショナルな印象と自信がアップします。
この記事で紹介した10の動詞の中にもし間違って使っていたものがあったら
練習問題をメモして定着するまで是非何度も見返してください。
明日から使える実践ポイント
単語(動詞)は必ず例文で覚える
自分で例文を作って文章ごと覚える。
ビジネスシーンでよく使う表現は、フレーズで覚える
英会話レッスンで積極的にその単語を使い、間違っていたら講師に指摘してもらうようにあらかじめ伝えておく。
またはレッスン後に音声を確認する。
これらを実践することで、正しい使い方が定着し、より自信を持って英語を使えるようになるはずです。
単語暗記は隙間時間にベストな英語学習です。
毎日少しずつでも繰り返しやると必ず大きな武器になります。
一緒にコツコツ頑張りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。