男性が結婚相手の女性に望む生き方は
11月13日の日本経済新聞を読みながら長男が驚きの声を上げました。
かつて上位だった「専業主婦」は6.8%で最下位、「結婚し子どもを持つが、いったん退職する」は29.0%で2位です。
確かに。
「仕事も家事も育児もやるのはムリ」な人は長男だけではないはず。
ワークライフバランスなんてなかなか取れるものではありません。
特に能力や発達に凸凹があったりすれば、仕事も家事も育児もしながら、自分自身の心身の健康も保っておくなんてことはそれこそムリゲーな気がします。
凸凹があまりなくても非常に難しいというのに。
あちらのAさんやそちらのBさんも、
もしかしたらやらないのではなくて、
本当にできないのかも。
気づかないだけなのかも。
精一杯なのかも。
「仕事も家事も育児も全部できないとアカン」は辛いですね、確かに。
「仕事だけならできる人」「家事だけならできる人」「育児だけならできる人」などが手分けして、一緒に生活するのもありなのかも。
いろんな思いが錯綜する
わたしは「性別役割分担は許せない。夫婦の両方が同じだけ家事育児をするべきだ」と考えている方の人間です。
一方で、「ひとそれぞれに得意不得意がある」「多くの人が普通にこなせることにも多大なストレスを伴う人がいる」ということも身に染みてわかります。
自分自身の頭の中でそれらの思いが錯綜し、解決に至りません。
キレイにまとめるとするならば、「それぞれの特性に合わせた家族のカタチを試行錯誤しながら作っていくしかない」ということなのでしょうが、そう簡単にできることではありませんよね。
「何でもできちゃうAさん」と「ひとつのことに集中するBさん」が一緒に暮らすと?
たとえば「何でもそつなくできちゃうタイプのAさん」と「ひとつのことに集中すると他が見えなくなるタイプのBさん」が一緒に暮らしたら、Aさんに家事や育児が集中してしまうことになるでしょう。
AさんもBさんも仕事をしているとしたら、Aさんには限りなくストレスが溜まります。そしてAさんは、いつか爆発したり心身を病んでしまったりするかもしれません。
もしかすると、一緒に暮らすのをやめる選択が良い場合もあるでしょう。
しかしもしかすると、Aさんにストレス発散の場と、Bさんからの感謝、また、外部からの家事育児支援が十分にあれば、難局を乗り越えられるのかもしれません。
役割分担は合理的かもしれませんが・・・
「昭和時代のサラリーマンと専業主婦というのがやっぱり合理的じゃない?」というご意見もあるでしょう。
令和の今は、残念ながら若いサラリーマン一人分の収入で一家が生活して子育てするのは難しいですが。
でももし一人分の収入が倍になったとしたら、「外で働く人」と「家で働く人」と分けるのが合理的?
ただ問題は、出産は女性にしかできない、というところ。
「女性が妊娠・出産しておっぱいもあるんだから、女性が育児をする方が合理的じゃないか」、そして、「家にいるならついでに家事や介護も女性がするということで良いじゃないか」と思われる方が多いような気がします(知らんけど)。
でも、それは違いますよね。
女性も社会に出て自分の能力を試したい。
学生時代は男も女も共に学問をしていたのですから。
もちろんみんながそうということではありませんよ。
また男性も「家にいて家事・育児がしたい」という方がいらっしゃるでしょう。
これはもう、男性も妊娠・出産・授乳ができるようになるしかないか~。
そうしたら性に縛られずに自分の生き方を選べると思うのですけど…。
男性の中にもきっと、妊娠・出産・授乳がしたいという方がいらっしゃるのではないかしら?
そうなれば、少子化も少しは解決するかも?
あ~、現実味のない話になってしまいました。
ごめんなさい!
結局、「それぞれに合わせた家族のカタチを試行錯誤しながら作っていくしかない」ということでしょうか。
noterの方々には試行錯誤して素敵な関係を作っておられる方がたくさんいらっしゃいますので、今さらながらですが勉強させていただこうと思います!