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『虎に翼』の週タイトルをまとめてみました

来週で『虎に翼』が終わるなんて…

朝の楽しみがなくなってしまうやんか…と、『ブギウギ』が終わるときも『らんまん』が終わるときも思ったな😆
これだけ名作が続くと次がタイヘンだ。

名残惜しいので、『虎に翼』の週タイトルをまとめておこうと思います。


タイトル一覧

第1週 女賢しくて牛売り損なう?

おんなさかしくてうしうりそこなう

女は利口そうに見えても、目先の利にとらわれて大局を見通せずに失敗するというたとえ。

女がでしゃばりすぎて売り物の牛について余計なことを言い、売り損なってしまったという話から。

https://kotowaza.jitenon.jp/

第2週 女三人寄ればかしましい?

おんなさんにんよればかしましい

女はおしゃべりで、三人も集まれば大変にやかましいということ。「女」の字を三つ合わせて「姦」という字になるところから。

同上

第3週 女三界に家なし?

おんなさんかいにいえなし

女は幼少のときは親に、嫁に行ってからは夫に、老いては子どもに従うものだから、広い世界のどこにも身を落ち着ける場所がない。

https://dictionary.goo.ne.jp/

第4週 屈み女に反り男?

かがみおんなにそりおとこ

女は少しうつむき加減にしている姿が良く、男は少し胸を張った反り加減の姿が良いということ

https://kotowaza.jitenon.jp/

第5週 朝雨は女の腕まくり?

あさあめはおんなのうでまくり

朝の雨はすぐにあがるから、女の腕まくりと同じようにこわくない。

https://dictionary.goo.ne.jp/

第6週 女の一念岩をも通す?

おんなのいちねんいわをもとおす

女が執念深いことのたとえ

第7週 女の心は猫の目?

おんなのこころはねこのめ

女の心は気まぐれで変わりやすいことのたとえ。
女心は、猫の目が光によって形が変化するように変わりやすいとの意から。

https://kotowaza.jitenon.jp

第8週 女冥利に尽きる?

おんなみょうりにつきる

女に生まれてこれ以上の幸せはないということ

https://kotowaza.jitenon.jp/

第9週 男は度胸 女は愛嬌?

おとこはどきょう おんなはあいきょう

男にとって大切なものは、物事に動じない強い度胸で、女にとって大切なものは、にこやかでかわいらしい魅力だということ。

同上

第10週 女の知恵は鼻の先?

おんなのちえははなのさき

女は目先のことにとらわれ、遠い先のことを見通す思慮に欠けているというたとえ。

同上

第11週 女子と小人は養い難し?

じょしとしょうじんはやしないがたし

女性と器量の小さい人は扱いにくいということ。
孔子の言葉で、この後に「之(これ)を近づくれば則(すなわ)ち不遜(ふそん)、之を遠ざくれば則ち怨む」と続く。
親切にすると図に乗り、遠ざけると恨まれるとの意から。

同上

第12週 家に女房なきは火のない炉のごとし?

いえににょうぼうなきはひのないろのごとし

家に主婦がいないのは、炉の中に火がないのと同じで、大事なものが欠けていて寂しいということ。

同上

第13週 女房は掃きだめから拾え?

にょうぼうははきだめからひろえ

妻を迎えるなら、自分より格下の家からもらうのがよいということ。
身分の高い家から妻をもらうと、親戚付き合いに苦労したり夫の権威が下がったりする恐れがあるとの意から。

同上

第14週 女房百日 馬二十日?

にょうぼうひゃくにち うまはつか

どんなものも、はじめのうちは珍しがられるが、すぐに飽きられてしまうというたとえ。
妻は百日、馬は二十日もすれば飽きてしまうとの意から。

同上

第15週 女房は山の神 百国の位?

にょうぼうはやまのかみ ひゃっこくのくらい

女房はきわめて大切なものであるというたとえ。

同上

第16週 女やもめに花が咲く?

おんなやもめにはながさく

夫を亡くした女性は、夫にわずらわされることがなくなり、自分の身を美しく清潔に出来るので、華やかだということ。

第17週 女の情に蛇が住む?

おんなのじょうにへびがすむ

女の情は執念深い。深入りすると蛇のように恐ろしいものだということ。

第18週 七人の子を生すとも女に心許すな?

しちにんのこをなすともおんなにこころをゆるすな

長年連れ添った妻でも裏切ることがあるから心を許すな、ということ

第19週 悪女の賢者ぶり?

あくじょのけんじゃぶり

悪女が、表面的に賢く善良な女を演じること。

https://proverb-encyclopedia.com/

第20週 稼ぎ男に繰り女?

かせぎおとこにくりおんな

働き者で稼いでくる男性と、家計のやり繰りがうまい女性のこと

https://proverb-encyclopedia.com/

第21週 貞女は二夫に見えず?

ていじょはじふにまみえず

貞節な女性は、夫と別れても再婚はしないということ。

https://proverb-encyclopedia.com/

第22週 女房に惚れてお家繫盛?

にょうぼうにほれておいえはんじょう

亭主が女房に惚れ込んでいると、外で浮気や道楽もせず家庭円満になるということ。

https://kotowaza.jitenon.jp/

第23週 初めは処女の如く 後は脱兎の如し?

はじめはしょじょのごとく のちはだっとのごとし

最初のうちはおとなしく振る舞って相手を油断させ、その後は見違えるほど素早く行動して敵を倒すこと。
始めは処女のように弱々しく振る舞い、その後は逃げる兎のようにすばやく行動するとの意から。

同上

第24週 女三人あれば身代が潰れる?

おんなさんにんあればしんだいがつぶれる

娘が三人いると、嫁入り支度で財産がなくなってしまうということ。

同上

第25週 女の知恵は後に回る?

おんなのちえはあとにまわる

女の知恵はまわりが遅く、後になってから思いつくということ

https://dictionary.goo.ne.jp/

第26週 「虎に翼」(最終週)


ことわざを疑う目

週タイトルを眺めるだけでもおもしろいですね。
女性を揶揄(やゆ)したり、女性に良妻賢母であることを求めたりすることわざがたくさんあることにも驚きです。

そしてすべてのタイトルに「?」がついています。
寅子が「はて?」と考え込んでいる様子が目に浮かびます

昔からあることわざには大切な教えもありますが、
全てが正しいというわけではありません。
「ことわざ」や、「普通」や「常識」を疑う目を持っていなければ世の中は変わらないのですよね。

『虎に翼』いいドラマでした。





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