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それでもやめられないこと
80代の両親と還暦の私は、マンションの同じ棟に暮らしています。
昨日の母と私の会話。
(母)「今日は掃除しよ」と思ってたのになぁ
(私)全然汚れてないように見えるでぇ
(母)ほこりだらけやで。「掃除しよ」と思うんやけど、腰が痛くなると思うとなぁ。ソファを動かすときに腰が痛くなるんよ。
(私)ソファ…動かす…?それはやめてもいいのでは…?
(母)いや、掃除するならちゃんとしたいねん。
(私)痛いの我慢してまでやらんでもいいと思うけどなぁ。モップとコロコロで十分ちゃう?
(母)私が自信もってできるのは唯一「掃除」やから。「掃除」がきちんとでけへんのは嫌なんよ。
母はたとえ腰が痛くなるとわかっていても、隅々まで(ソファの下まで)掃除するのです。
昔から家をきれいにする人でした。
自宅はもちろんのこと、マンションのエレベーターなんかも掃除しに行っておりました。
私が仕事に行っている間に、うちの家が模様替えされていることもありました🤣
自分の家なのに物のありかがわからず、「はさみどこ?」と母に電話をしたりして。
さすがにうちの家の模様替えはやめてもらいましたが😆
とにかくそれぐらいきれい好きなので、たとえ体が痛くても自分で完璧に掃除がしたいのだと思います。
身体が痛くても、身体に悪いとわかっていても、それでもやめられないことは私にもあります。
腕・肩・首をいためて、本のページを繰ったり、スマホやパソコンを操作したりするのがつらいのに、読書やパソコンやスマホをやめられない。
昨日、週に1回通っている鍼灸院に行きました。
(私)痛いところが拡がるばかりで…
(鍼灸師さん)ですね~。「編み物」はやめられたんですよね?
(私)はい。初めは編み物のせいかと思ってたんですが、もしかしたら原因は編み物じゃなくて、「スマホ」とか本かもしれません。
(鍼灸師さん)そうかもしれませんね。「スマホシンドローム」の方多いですよ。
(私)やめたほうがいいんでしょうね😢
(鍼灸師さん)まぁね~。でも、かぼちゃさんから本とパソコンとスマホ取り上げたら生きていけないでしょ。
(私)そうなんですよね~。どうしたもんですかね~。
(鍼灸師さん)本とかスマホを持たなくてもいいように、ブックスタンドとかスマホスタンド使ってみるとか?一回デジタルデトックスを試してみるとか?
(私)なるほど。スタンド買ってみようかな。デジタルデトックスも一回やってみようかな。お寺にこもって。
そうなのです。
今の私から本を読んだりものを書いたりすることを奪ったら、生きる楽しみがガクンと減ってしまうのです。
減ったら減ったなりに、また他のものが湧いてくるかもしれませんが、今は手放したくない。
スタンド、試してみようかなと思います。
効果がなければ2日程試しにお寺にこもってみます。
ご近所さんから「永平寺で1泊2日の座禅修行できるよ」との情報をもらいましたし!
Noteが更新されなければ、寺に籠っているのだとご理解ください🙏
今のうちはこんなこだわり方をしていても、年を取れば本当にできなくなっていくのでしょう。
そのときにできることを、ありがたく享受しながら生きていけたら良いのだろうなぁ。
少々痛くても、少々身体に悪くても、できることはやりたいのだろうなぁ、これからもずっと。
母も、たとえ腰が痛くなったとしても、思う存分掃除をする方が元気になりそうな気がします。