【家族の話】母の買い物
81歳の母は、膝が痛かったり、めまい症が治り切らなかったりで、長らく一人で買い物に行っていませんでした。
父が入院する前は毎日父が付き添っていましたので、ご近所の方々から「仲の良いご夫婦でうらやましい」と言われていました。
父が付き添えなくなってからは、娘の私が付き添っていました。すると、ご近所の方々から「娘さんがおられてうらやましい」と言われます。(うちの場合は、息子さんたち=弟たちの方が優しいのですけど)
付き添いと言っても何もしません。
しっかりしたシルバー用のカートを押しながらなので、しっかり歩行もできます。
お店の中では全く別行動です。重いコメでも軽々持ち上げます。
レジでの支払いも、カードでサッサとできますし、何ならチャージもお手の物。
買い物の帰りなど母に、「あんたの荷物、カートに入れたげようか?」と気遣われるほど。私が付き添ってもらっているようなものです。
母は娘と一緒に買い物をするのが珍しくて楽しかったのでしょうね。普段、愛想もクソもない(キャ、お下品!)娘ですから。
ですが、一人ででも買い物に行けるなら、その方がお互いに自由になれると思いましたので、昨日思い切って母に伝えました。鬼娘~!
すると母は、(恐れおののき?)「明日から一人で行ってみるわ」と言ってくれました。
そして今日、母は久しぶりにひとりで無事スーパーに買い物に行きました。(もしかしたら2年ぶりぐらいではなかろうか)
そして私は久しぶりに駅前のショッピングセンターに行ってウインドウショッピングをし、生き返った気持ちになれました。
これからも長く続くであろう介護生活。
できるだけストレスのないように、日々を過ごしていきたいと思うのです。
10年後、私が70歳になっても続けていられるように。
私は老人ホームに入りますけど👍
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