だから私はワーキングホリデーへ行く 高卒アラサーフリーターの選択
こんにちは。近頃は春も間近かと思うような陽気を感じる日もあれば、はたまた雪の日もある天候に振り回されている K です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
IT 学習記録のために始めたこの note ですが、この度思い切ってオーストラリアへワーホリに行くことに決めたので、私の考えをシェアするためにこの記事を書きます。
ワーホリに何を求めるのか
急増する希望者
昨年からニュースでワーキングホリデーが取り上げられる機会が増えてきたような気がしています。実際に、現在はワーホリビザの発給数がコロナ禍を上回っているようです。
コロナ禍で移動や人との交流が制限された反動なのか、円安下の出稼ぎが目的なのか、純粋に海外の環境を楽しみたいのか、はたまた就活が終わった大学4年生が時間を持て余したのか。
理由はなんにせよ多くの30歳以下が何かを求めて日本を離れているようです。
私がワーホリで海外へ行くことを選んだ理由
過去の記事でお伝えしたとおり、私は高卒資格しか持っておらず、正規採用で働いた期間も数年しかありません。
私にとってワーホリで海外に行くという選択は、自分の人生に対して明らかにメリットがデメリットを上回るからです。
「ワーホリは遊びとして見られるから、帰国後就職するのに不利になるよ」
「英語だけ出来るようになっても何にもならないよ」
「日本で先に正社員の就労年数を稼いでから、30歳ギリギリで行く意思があるならワーホリに行ったら?」
私の突飛な選択に対し、心配してくれる周囲の方々からいくつか忠告はありました。それでも私は、詳細は後述しますが、その心配はあまりないと考えています。
(数年後にこの選択を後悔する記事が公開されたら笑ってやってくださいね)
就活したら?
高卒+正規採用期間数年の女性が日本で正社員になった場合、どれだけの年収が期待できるでしょうか。残念ながら、以下の記事(2022年)によると、高卒女性の年収中央値は313万円だそうです。
私は過去に金銭面で苦しんだ経験から、凄く心配症になりました。
『共働きの状態で稼ぎを頼りにしていた夫や自分自身が、突然働けない状態になったらどうしよう』
『子供には安全な環境で教育を受けてほしいけれど、関東では教育費にいくらかかるんだろう』
『離れて暮らしている親はどうしよう』
お金にがめついと思われる方もいるでしょうが、世の中の大抵のことはお金で解決できます。
今から5〜10年くらい年収を上げることに注力してもまだアラフォー。長い長いその先の人生の可能性が少しでも広がるなら、失うものが何も無く、ビザを取得しやすい今だからこそ、国内で地道に頑張る以外の選択肢を取っても良いのではないでしょうか。
今後数年間の日本で予測できること
今の日本の労働環境で注目されているのは、ズバリ 人手不足問題 です。
直近で迫るのは、物流・建設・医療業界の2024年問題(参考:Yahoo!ニュース)、企業DX化における2025年の崖(参考:三井住友銀行 Business Navi )など。
現在ほとんどの企業が、対策を検討または実行していると思われますが、これらの問題を最終的に解決するのは、効率化による生産性向上と人材確保ではないでしょうか。つまり、DX化と海外人材の活用です。現在対応しきれていない中小企業でも、何らかの形で導入せざるを得なくなるはずです。
それならばITの知識を持ち、英語を扱えることは、数年後の日本において人材価値的には悪くないのではと考えました。これが、先述したデメリットを打ち消す内容です。
準備していること
慎重になりすぎ?
初めはフィリピンにある、母国語使用禁止のスパルタ語学学校へ3ヶ月通うことを検討していました。学生以来英語学習はしていませんでしたし、TOEICなどの試験を受けたことが無いため自分の英語力が全く分からなかったからです。
しかし友人から時間とお金がもったいないと止められ、週2回のオンラインレッスンと独学で準備することにしました。結果、学費が7分の1になったのでとてもハッピーです。
独学といっても初めは何から始めれば良いのか全くわかりませんでしたが、まずは英語に触れる機会を日常に取り入れようとしました。現在ルーティン化に成功したのは、毎日Podcastで英語のニュースを聴くことと、隙間時間にYouTubeを使用してシャドーイングすることです。
そしてブラウザやデバイスの設定を全て英語にしてしまうこと。ブラウザの地域設定も自分の行き先の国にしてしまいましょう。日本の地域設定のまま調べ物をするより、現地の情報を英語でゲットする方がよほど役に立ちます。
また、英語学習以外の情報収集面では、心配性と凝り性が相まって、オーストラリアの地理や災害情報から調べ始めました。自分が生活する場所の全体像を把握しないことは、私にとって大きな恐怖です。ましてや初めての海外渡航で。
今後は文化(現在の流行も)、歴史、政治、教育、産業、外交を調べていきたいと考えています。
自覚はあるのですが、社会科の教科書の内容と一緒ですよね。もしかしたら学生時代に詰め込み教育を受けた弊害なのかもしれないですが、現地の人々と深いコミュニケーションを取りたいと思っているので、彼らのベースを理解するためだと自分を納得させています。
地元から上京したのと変わらない
文化的差異は日本国内でもあります。地方から東京へ移住した私にとって、モノや情報が溢れる場所で育つとこんなにも考え方や興味が異なるものかと大きな驚きがありました。
転居や新しいコミュニティと出会うときは、まずは人と会話を重ねて、相手を理解しようとしますよね。私たちは国内においても異文化交流をしているんです。
言語の壁は時間投入量で解決できますし、転居に伴って気にするべき事柄もそう変わりません。住居・通信光熱水のインフラ・仕事・社会保障・移動手段など。土地ごとに異なる条例にも適応できているので、法律も読めば理解して適応することはできます。
べき論に陥りがち
ここは私の性格的な問題です。楽しむことは悪だ、リスクを取るには苦しんでやらなければという暗い考え方が度々頭をよぎります。
でも、べき論でことを進めるのは何かが手に入ることが確実である時の方が良さそうです。ある程度フットワークは軽く、むしろ新しい環境や交流に意識を注いだ方が、初めのうちは良い結果に繋がりそうです。
後ろ向きに考えてしまう時は大抵、ホルモンと気圧と睡眠不足のどれかが影響しています。ストレスの多い環境に向かうにあたり、心のケアは慎重にしていきたいと思っています。
目下の目標!
・途中で挫折しない為に心のケアを第一に
・語学力向上の為に日本人ばかりのコミュニティには近づかない
・生きる為に仕事を得る
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございます。
渡航の決定を友人に伝えると、数人からは「楽しんできてね!」という言葉をもらいます。それに対して初めは『楽しむためではなく、みんなが転職をするように自分も人生に対して真剣になった結果の選択なのに…』という、なんとも嫌味な考えを持っていました。
ですが今は、自分の視野が狭まってしまうことの方が恐ろしいので、友人たちの言葉の通り、瞬間瞬間で感じることを無視せずに、心に余裕を持って楽しんでいこうと思っています。
今後は、
・オーストラリアの基礎情報
・英語学習について
・手続き等の必要な準備
・海外生活の中での発見
を記事にしていきたいと思います。どうぞお楽しみに。
K
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