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言葉、 詩。 ふっと、気づきを差し出してくれる〜5年生と詩の授業で


言葉で枠ができてしまう、
言葉がつくと、それを通してそのものをみてしまうことってあるなぁ〜、
そんなことを思っていた、ここ最近。
それは、些細なこと、花言葉からも。

飾った花に、素敵な花言葉がついていて、
「いいねー!嬉しい〜!」
って思っていたら、
あとで、同じ花に、また違った花言葉も見つけて(ちょっとかなしい感じの)
ちょっと、「え!?」って、思ってしまったことがありました。


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花言葉に限らず、
言葉がついた時、嬉しさや希望が広がっていったり、
面白いな!ってこと、楽しくなることもあれば、
そうじゃないこともあったりします・・・よね。


いわゆる、マイナスな意味合いが含まれる言葉が、ついてしまった時、
マイナスとは言わないまでも、なんかちょっとこれ、
居心地よくないな、みたいに、なったりしますよね。


言葉、(「情報」といってもいいかもしれません。)
楽しむのはいいんけど、そこにこだわりすぎちゃうと、
色々と違う風に捉えちゃったり、
「そのもの」として見れなくなってしまうことってあるだろうなー、
ということを、改めて思ったりしました。


レッテル・・・、そんな言葉もあるけど、
レッテルとまで、はっきりしないようなことが、
日々たくさんあったりするよな〜、って。

(いいとか、悪いじゃなくて、そんなことが、ある、ということを、
ふと感じたってことです。花言葉のこともね!
自分は、言葉を使って詩を書いて、歌っていますしね。
言葉の力は、すごいですよね。)


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これは、5年生の国語の時間。
(私は今年、音楽の他に、週数時間、3〜6年生の国語の授業も担当しています。)

図書(司書)の先生に詩の本を50冊くらい用意してもらって、
(図書室には、とてもたくさんの素敵な詩の本があるのですねー!)
そこから、自分の好きな詩を選んで、白い画用紙に、詩を書き、絵を描き、カードを作っていました。

あと残り10分くらいってとき、
クスッとしちゃう、ちょっとお下品系??なのか、
おかしくウケる詩なのか??
周りの子と盛り上がってて、なかなか進まない子がいました。

「今日中に、詩を書き写すまでは、終わらせますー。」


授業後、その子が、書いてきた詩を見て、
「あ・・・」
と、なりました。
さっきまで盛り上がっていた詩とは、違う詩を選んでいました。

その子が選んだ詩は、川崎洋さんの「海」 でした。

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海  
        川崎洋

ざぶ ざぶん
  
海とよばなくたって
海は海

海という名前の
もっと前からあった海

地球から
人がみんないなくなって
だれも
海と呼ばなくなっても
海は海

ざぶ ざぶん

   (『川崎洋少年詩集 しかられた神さま』理論社より)
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あぁ、こういう詩を選ぶんだ、
とってもステキな詩を見つけてくれたね、ありがとう〜。
そんな気持ちになりました。


私が思っていたことへの、1つのこたえを、
「はいこれ」って、
差し出してくれた感じにも思えました。


そうだね、もっと、
そこに「ある」とか、「いる」とか、
それ自体を
(ちょっと言葉カタイいけど、その存在自体を)
そのまま、感じたり、喜んだりすればいいよなぁ〜なんて、
思ったりしました。

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冒頭に書いた花の話では、
「え!?」の後、ちょっと立ち止まって、
わたしそれで、どうしたかったんだっけ!??

「そうそう、とてもかわいくて素敵だったから、飾ったんだよー!ごめんねー!(花に)」って、しましたよ。


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詩ーーー

こんな風に、ちょっとしたことなんだけど、
小さく小さく揺れている、心の置きどころを、
ここだよ、って示してくれたりもします。

詩、言葉、私の大好きなところです。
また書きます。

今回のところは、気づきの途中、みたいな感じもありましたが、書いてみました。今日もお読みいただき、ありがとうございます。



今週もスタートしましたね。
素敵な一週間を過ごしましょうね!



きたはらいく 歌の動画あります。

「名前呼んで それだけで嬉しい」



マイペンライの歌 「心配ナシ!!〜きっと うまくいく〜」


もう、卒業だなぁと思って創った曲 (だいぶ前ですね)
「耳をすませば」



ラジオでたくさん曲をかけてもらいました。よかったら〜♪
1.心配ナシ!!〜きっと うまくいく〜 2. 耳をすませば  3. 会いたいだけじゃ 
4.パパのふとん 


ラジオ【後半】
1.妹がほしい〜ししゃも〜エビガニ 2.名前呼んで それだけで嬉しい 3.君への歌 


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きたはらいく|Iku_Kitahara
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