[140字小説] 散歩道
金木犀の香りが漂う川辺の散歩道。あの鳥はなぁにと指差す方を見る。ピンと長い尾を伸ばした優美な鳥が木の枝に停まっている。あれはね、オナガという鳥さ。オナガは遠くへ旅をしない。長年この場所が好きで住み続けている僕たちみたいだね。お地蔵さんにこの土地との出会いを感謝しよう。
これは、140字小説コンテスト季節の星々の2024年秋の星々に参加したものです。お題は「長」です。
金木犀の香りが漂う川辺の散歩道。あの鳥はなぁにと指差す方を見る。ピンと長い尾を伸ばした優美な鳥が木の枝に停まっている。あれはね、オナガという鳥さ。オナガは遠くへ旅をしない。長年この場所が好きで住み続けている僕たちみたいだね。お地蔵さんにこの土地との出会いを感謝しよう。
これは、140字小説コンテスト季節の星々の2024年秋の星々に参加したものです。お題は「長」です。