【ME/CFS】和温療法レポート
ME/CFSを専門に診てくれる先生が日本にいるかしら、と思い、リサーチしている時に、「和温療法」という言葉に出会った。
去年(2022年)11月に日本へ行った時に、3回お試しでやってみました。私が行ったのは東京、神保町のクリニック。「和温療法」という療法を命名した先生だそう。もともとは心臓発作のための療法として効果があって始めたそうですが、コロナ後遺症やME/CFSの方にも効くようだ、ということで、どんなものか試してみよう、と思いました。
私が「これをやってみよう」と思ったのは、長い間ずっと冷えと付き合ってきているからです。少しでも良いから「あったか〜い」と感じたい、いつもの冷えている自分と温まった自分の違いを感じてみたい、という気持ち的な要因が一番でした。ME/CFSに直接効かなくても「あったかくなれる」ということ自体が魅力に感じましたし、自分の身体にないものを経験することで、きっと分かることがあるはず、と思ったのです。
保険が効くわけでもないですし、(その前に日本の健康保険はもってないですが)遠赤外線のボックスやマッサージなどもあるので、お金はかかりました。自分たちの家計からだけでなく、親にも助けてもらって。(涙)
院長先生は研究者なので、知識が豊富でお話は興味深かったです。途中から疲れてしまってお話ししてくださった内容は全部は覚えていないですが。この療法を続けると、脳の炎症が治って症状が改善された例が幾つもあるそうです。
内容覚えているぶんだけ
①先生とのカウンセリング
②遠赤外線ボックスがあるお部屋にいく、体重測る。
③酵素ドリンクを飲む
④遠赤外線ボックスに毛布と一緒に入る。足まで同じ温度なので(60度だったかな?サウナよりも低い温度だそうです。)足元から温まります。
⑤15分間スタッフがタイマーをセット。一人で「あったかーーいなぁー」とお風呂にに浸かっている気分で待ちます。
⑥15分後、スタッフがきてくれて、遠赤外線ボックスからベッドに横になります。手際よく毛布やビニール?のレイヤーでくるっくるに包んでくれる。
⑦30分間そのままでじんわり汗をかく。
⑧スタッフがまた来てくれて頭をマッサージしてくれる。とっても気持ちが良い。
⑨再度体重をはかり、差で汗がどれくらい出たかが分かる。(最初は汗が出にくい人もいるらしい。)
⑩白湯を飲んで水分補給。
さっぱりしました。ちょうど前日アメリカから到着したばかりで疲れていたのですが、疲れがしばらく取れた気がしました。ホテルまでの帰り道、「足どりが軽いね、」と夫にいわれました。
毎回そんな感じで、あったか〜い! 良い気分だわ。さっぱり。という感想でした。
3回では効果はない、と言っていたので、期待しなかったですし、もろもろの症状は次の日にははっきり戻っていました。でもやってよかったと思えるくらい気持ちよかった。
自宅でできる体の温め方として、先生は布団乾燥機をお勧めされていました。
私はアメリカ在住なので、日本のような布団乾燥機はないです。その代わりにホットパッドや毛布でなるべく暖かくしています。なんとなく、その方が気分が良いし、前もいったとおり、睡眠は改善したので、その分、動ける日が増えた。
体を温めることを気をつけながら6ヶ月ほど経ちましたが、クラッシュの頻度が減りました。街を歩き回っても、ゆっくり休み休みで行けば大抵のことはできるようになりました。睡眠も改善。(もちろん上手くいかないこともまだ多いですが。)これがやはり大きいです。詳しくはこちら。
また行くかどうか。続けないと効果は出ないそうですが、やはり高いので今は無理だな、と思います。でも温めるとこんなに気分がよい、ということを学んだので、行って良かったです。温めること自体がME/CFSに即効性があるということではなく、治療の一貫として効果がある、冷えは悪化させる、ということを体で経験できて良かったです。ロビーに成功話が入っているファイルがあって、それを読むのも面白かったです。
施設がすごくきれい。働いているスタッフもいろいろアドバイスをくれます。
読んでくださって、ありがとうございました!
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