画面の中で稽古する
毎朝、呼吸法の稽古に参加している。15分間呼吸に集中する稽古である。参加メンバーは呼吸に集中しているが、僕は落語の稽古をしている。
音声をミュートで、早朝なので家族を起こさないように小声で稽古している。しかし、主人公が切れるシーンがあるため、声が漏れてしまう。漏らさないように気をつかっているのだが、稽古に気を持っていかれるため、どうしても漏れてしまう。漏れてしまうのを漏らさないようにしているさまが、画面上からメンバーに伝わるようで、噺の内容がわからないのに、吹き出してしまいそうになるそうだ。
画面を通して、面白い気を放っていると主催者に言われた。この稽古はギャラリーがいる中での、めちゃくちゃいい稽古となる。参加メンバーの迷惑を顧みることなく、発表会までの1か月弱、みっちり稽古しよう。
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もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。