仏教的な世界観
仏教的世界観に六道輪廻と言う考え方があります。
六道とは、衆生がその業の果報として、下から、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天人と言う六つの世界を当て所なく彷徨うことを指す。
つまり、人間界の直ぐ下が阿修羅界で、争いをメインに生きている。
生物界の生存競争とは正に争いです。
つまり、「和を以て貴し」に辿り着けない無数の霊魂たちです。
人間はこの生物界の生存競争を未だ引きずり、其処から脱却できないでいる。
もし脱却できたら、和を以て貴しとなる。
と言うことは、人間界に居て平和を望み願うのは絵に描いた餅だと分かる。
人間の遺伝子は争いや殺し合いや憎み合いを除去できないのです。
和を以て貴しを「悟れない」と言い換えてもいいでしょう。
人間人類が和を以って貴しなんだと悟ったならば、もはや人間人類と呼ばれず、天人とか神人と言われるのであろう。
其れまで人類は争い、憎み、殺し合いを止められない。
それが世の終わりや最後の審判やハルマゲドンを信じる人たちが居る所以でもある。
つまり通過儀礼としてのハルマゲドンとその向こう側にあるホワイトホールを、人々は何となく神の国と考えているのである。